自分のスマホに保存してある、昔の画像を眺めていた。たかだか数年前の話だけれど、僕は少しずつ少しずつ、後ろ向きになってきていたのだろうと思う。写真の質がどうこうということではなく、目を向けて写真に収めているものが今よりも瑞々しい。そしてそれを他人に見せることを、今ほどは恐がっていなかったのかもしれない。

個人のSNSをほとんどやめた今、あれで本当によかったのだろうか、と思うこともなくもない。

少なくとも、目に見えて積み上げてきたなにかが、いくらかは失われただろうと思う。

けれど、それでも限界だった。理屈を抜きにして、一刻も早く逃げ出したかった。日々減退していく自信をむき出しのままにしておけば、それは現実逃避に変わり、また他人を傷つけてしまうと思った。それが苦しかった。

今僕は毎日、淡々と本を読んで音楽を聴いて、曲を作って練習して、を繰り返している。みんな(と言っても今となっては誰を指していいのかもわからないけど)は元気にしているだろうか。


またいつか、きちんと落ち着いて、みんなの前に思っていることを少しずつでも出せるようになったら、なにか始めたいと思う。それまで覚えていてもらえたらいいけれど、難しいかな。


4/3に新しいアルバムが出る。
最初のアルバムを出してから、6年ぐらいになる。早いものだ。  あの時は「3ヶ月で400枚売る」って意気込んでて、2ヶ月で500枚売れて、今思えばほんとに小規模だけど、こんなこともあるものなのか、と思ったし、有り難かった。

もちろん、数がどうだからということだけではないけれど、ちゃんと数が売れないとやはり生きていけないので、余計有り難いものです。

でももしもだけど、今回の音源がこれまでの作品より売れなかったら、いよいよ引退を考えなければならないのでは、と思ったりもしてる。
だから、やれることをひとつひとつ大事にやって、一人でも多くの人に聴いて買ってもらえるようにしたいと思ってる。

今僕に必要なのはたぶん、たった今応援してくれている人への感謝とか、またみんなに楽しんでもらいたいと思う気持ちなのかな。

発売までに、まだいくつかお知らせがあります。
今回の音源に、今自分ができること、これまでのあれこれを全て詰め込みました。
全ての曲がリードに成り得るぐらい、密度の濃いアルバムです。

ギターを弾いてくれたコキくん(松本晃貴氏・パレードパレード)、ベースを弾いてくれた合月さん(合月亨氏・Ao)、まさゆきさん(岡正倖氏)、アートワークを手がけてくれたまゆみさん(アツモマユミ氏)、そして全体のサウンドプロデュース、レコーディング、ミックスマスタリングのじゅんきさん(ナカムラジュンキ氏)、本当にありがとうございます。


僕以外の全員が天才で、優しく、大きい存在だと思います。僕自身はただ、たまたま死なずに生きていただけの、なんの取り柄もない、人様に迷惑をかけることしかできない人間です。
そんな人間を、放り出さずに手助けをしてくれて、ありがとうございます。


誰も憎しみたくないし、誰も恨みたくないのに、人前に出るとどうしても、全員が敵に思えてしまうことがあって、一曲一曲がとても苦しい時がある。

僕はあとどのくらい歌えるのだろう。

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先日、最終バスを逃して2時間歩いた大阪の夜。