月別アーカイブ / 2006年07月

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別にニューヨークの凄さを言いたいわけじゃないし、
むしろ僕は人が騒ぎ立てるほどに最高の場所だとは思っていない。

I Love NY !

なんて俺のせりふじゃないな。。。。。。。


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 僕がこの1年間のニューヨーク生活で学んだことはとても一言では言い表せないんだけれど、あえて表現するとしたら、「メディアとか、マスコミとかに飾られたイメージの裏側を知った。」って言葉になると思う。

映画の中にいつも出てくる有名な場所に行ってみて、あちこちでスターって騒がれている人達に出会って、実際に喋ってみる。 そんな経験をしてみると、今まで情報の受け手だった視点から発信する側、作り手の視点で物事を見ることが出来るようになった。
僕にとってそれはすごくいいことだったと思う。これから自分は発信する側に立っていくことになる中で自分のとるべき行動を自分で決めることが出来たから。数あるメディアの中の多くは人を惹きつけるための過剰なメッセージを出している。その過剰な表現にまんまと惹きつけられた大衆はそこに実際にありもしない幻想を見る。俺もその一人だった。

たとえば「NY はすごく夢のようなところで、そこに行ったら楽園みたいな感覚を味わえるんじゃないかとか、誰々は最高のスターで神様のような人なんじゃないかとか。」

写真やテレビで見る世界と、実際の世界にはギャップがある。
そのギャップをメディアはわざと作り出している。ある意味、俺達はそんなメディアに操られている。

どんなスーパースターも自分と何一つ変わらない人間だし、そんなに騒ぎ立てるほどのことでもない。億万長者の社長もただのおっさん。要は、その肩書きをとった後の生身の人間の中に何が残っているか、それを見たい。

僕は作り上げたイメージの中で自分を見せていくことはしたくない。シンガーソングライター。僕はある意味で、アンチ・メディアなのかも知れない。メディアに与えられた過剰なイメージを僕が壊して、そこに現実を築いていかせる、そんなアーティストを目指している。


知らないうちに、ここに書いている日記が毎日のようにクラブレポートやパーティの記録になっていることに気がついた。

って言いながらも、今日もフライデー・ナイト。もちろん家でじっと荷物のパッキングなんてやってられなかったわけで、ノコノコと遊びに行った。

11時ぴったり、奴のバイトが終わる時間を見計らってレストランに到着。今日は Piano っていうダンスフロアとバーがあるところへ行った。
実はここ、自分にとってなんか思い出のあるところで、テキサスにいた時からずっとここで働こうって思っていた場所だった。レジュメを持って働かしてくれって何度か行った事もあるし、週末に音楽を聴きに一人でよくフラフラと訪ねてきていた。

さすがに金曜の夜は込み合っていて踊るスペースも少なく、おとなしく楽しんでいた。



こんな日記を毎日書いていると、本当に毎日遊んでいるだけの俺でしかないな? って感じがする。 今も部屋には荷物が散乱していてパッキングの途中。これからのテキサス滞在の予定も立てなくちゃいけないし、ニューヨークを去る前にここでお世話になった人とか、もう一度会いたい人達に電話してアポもとらなければいけない。銀行のこととか、テキサスで待ってくれている友達とかメールしたり、電話もたくさんかけなくちゃいけないのに。ここに着てからどこ一つとしてミュージアムも行っていないし。

たくさんしなくちゃならないことはあるのに、毎日がこんな風に過ぎていく。それに対して僕の中に自分をとがめる思いはないけれど、正直ゆっくりと落ち着きたいって思ったりし始めている。日本に帰ること自体が楽しみというよりも、一度そこで腰を落ち着けて、もう一度そこから勢いよく出発したい。






最近、無駄なほどに写真を撮りまくっています! 笑☆
いつもポケットには携帯と財布、手のひらサイズのカメラが入っていて、街を歩くたびに撮りまくる!
だから家に帰って写真を見ると、その日一日の行った所、楽しかった事、みんな思い出せて、これがいいんです!



っで、25日から今日までを振り返ってちょっとまとめて日記です!


25日、この日、久しぶりにパーティも夜遊びもしなかった!
この2週間で記録が途切れました。 笑
本当は行きたくて仕方がなかった誕生日パーティにも行かず、素直に帰宅。10時。
なぜなら翌日にレコーディングがあって、酒でコンディションを変えたくなかったんです。。。
深夜1時まで練習してから素直に就寝。




26日は
翌朝8時に起きて発声して、2時半からスタジオへ。
何回か録ってみたら、「いいね~、前よりずっとか良くなったよ!!」の褒め言葉に嬉しくなって、声に熱が入る!!
楽しかったー。マサさんはいつも僕のコンディションを気づかいながら、常に熱意を持ってアドバイスしてくれる!!これが僕にとってどれだけ嬉しいことか! 本当に感謝しています。
ありがとう、マサさん!

5時前に切り上げて、バイトに走る、走る、走る!
5分遅れたけど、それがどうしたと言わんばかりのいつもの平和さに、ほっとする。

11時まで働いて、その後はもちろんクラブへ! バイト先を出て、タイムズスクエアへ続くデカイ道のど真ん中でタクシーを捕まえて、飛び乗ったタクシーはビックリ箱でした!!
「Men, You Guys Are CRAZY !!!」 タクシーのオッちゃんもイキナリ飛び出してきて道の真ん中で乗り込んでくる客にビックリ。もうノリノリでハイテンションなのは何故か俺達だけじゃなかった! イカしたドライバー!こんな奴今まで、見たことない!!

タクシー:「おーーあんたら今日は遊びにいくんかー!?」
俺等:「そうそう!!! 今日は踊るでー!!!!」

赤信号で止まって窓をあけ、隣のタクシーに話しかけるおっちゃん

タクシー:「ウッホー!俺達はもうノリノリやでーーー!!」
隣のタクシー:「(無反応。聞こえていない様子。)」
タクシー:「俺はアフリカ大好きやーーー!聞こえるかー!」

何のことかどっからそんな話を持ち出したか。俺達はおかしいぐらいにハイテンション。っで、おっちゃんは運転しとるハンドル手放して手叩きながら「イエーーーース!アフリィカぁーーー!!アフリィカー!!!アフリカッ!アフリカーーーーーー!!!」

いきなり手叩いて大はしゃぎ!!!
俺達は奴にのせられて大爆笑!!爆笑!!!腹抱えて笑った!
おっちゃんははしゃぎ続ける!俺等も窓を開けて大騒ぎの車内!
クレイジーで爆撃的な盛り上がり!!おもろかった!
全ては道の真ん中で止めたタクシーから始まった! 
なーんて・・・!
☆笑


結局、この日は2件のクラブにいって、踊りまくって、汗かいて、最後にはヘトヘトになりながら、明るい空、夜明けの電車を待つ。

いやぁ、でもやっぱり好き勝手に踊り狂っていた方が楽しいね。激しいビートに身をまかせて! 最高です!誰に何を思われようと関係ないって、この開放感が大好きです。




27日、
そのまま明け方に眠って、昼過ぎに起きて、引越しの荷物詰め。

今日はすごく特別な日だったんです!!!
ホームページで音楽を聴いてくれた方が、是非とも生で唄って欲しいって言って、わざわざニュージャージーから友達を連れて来てくださったんです!! 言い表せない感激!!
本当に嬉しかった。それ以上に、最高に励まされました!!「忘れられない一日。」それは多分こういうことを言うんでしょう。。
9時にチェルシーピアで会って、そこで歌わさせてもらいました。こんな風にして呼んでもらえるなんて!(感激☆
聞きたいといってくれる人がいる、喜び。
僕はどこへでも唄いに行きます!!
来てくださった方々は、すごくフレンドリーで暖かくて、僕にとって、最高の出会いでした。お礼に差し上げようとしたCDまで買っていただいて、本当に僕には言葉がありませんでした。感謝、大感謝。本当にありがたいです。本当に嬉しかった!




人に自分の曲を聞いてもらえることの嬉しさが本当に身にしみる、このごろ。 みなさん、本当にありがとう!!! 感謝しています。 僕は本当にすごく嬉しいー!!


I promise. I never stop singing. NEVER !





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