撮り忘れた写真がある
ささやかな思い出、その一瞬と共に歩けたならばきっとやっていける
そんな出会いは突然にやってくる
月曜日から水曜の今日までNYの田舎町
Hobartまで行ってきた。バイトの知り合いの彼氏が自分で別荘を立てるから人手が欲しいといわれて車で4時間、田舎の道を走ってたどり着いた山の中の彼の隠れ家。キャンプファイヤー、馬小屋でのビール、キャンドルを囲んで仕事終わりに食べる夕食。車の中での就寝、山の中でトイレ。何一つ飾りのない彼らの生活をよそ者の俺に体験させてもらった。柱を立ててTシャツを汗まみれにしてジーンズもおがくずで汚れ擦れて。けれど田舎の暮らしはとてものどかで静かで野性的だった。もっとここに書きたい、全てを吐き出して残しておきたいけれどまだ書いちゃいけないことがある。自分の中で熟成するまでは。そんな大切なことまで問いかけるチャンスをくれた3日間だった。
山と草原の中を5時間、NYCにもどってすぐに発音嬌声のジョシュアのクラスにいった。 あせっちゃいけない。 ひとつずつ目の前にある事をかたずけていくうちに自然に道はできていくものだって大工仕事で気づかされた。だから最後まで一生懸命やってみようと思った。近道じゃないけれどそれは必ず自分の力になる、そんなことが分かり始めた気がしてきた。
そしてその後すぐに今度は先週見れなかった石川さんのJazz Gigをマンハッタンのアップタウンまでギターを持って見にいった。もちろん上手かった、けれどまだジャズから何一つ感じることのできない俺がいた。 そのあとブルースを一緒にセッションさせてもらって俺に浜田省吾の歌まで歌わせてもらった。NYでのはじめてのPublic Show だった。 楽譜を見ながらだったけれど経験ができて嬉しかった。アコーステックベースのガクさん気さくに話しかけてくれる。もちろん石川さんもそうだった。午前1時半、駅に向かって歩いてNJのアパートを見にいくと人助けの約束をし、留守電にスタジオでレコーディングがあるとハイロさんからメッセージがありとそんないろんなことが起こった今日の締めくくりに地下鉄ののホームでギター持ってすわっているとカップルが隣に座って恋のゲームを繰り出し始めた。話の行き場がなくてか知らないけれど俺に、ギター弾いてくれって頼まれて弾いたら喜んでくれて電車が来て、警察がたまたま乗り込んできて。チケットを切られるのかと思っていたらその黒人系の生かした彼氏がコイツは上手いんだぜ。なんていってくれて、彼女まで警官に交渉してくれて、この人にたのんだんだけどしゃないでうたってもらっていい? って。警官も車内の人の何が起こるんだ?というエキサイティングな盛り上がりと彼の口調に押されて、俺には何の問題もないよっていって、そんな俺たち3人を見つめる人たちの地下鉄の車内でハーモニー響かせて思いっきり歌った。ギターケースから取り出したギターで。日本語だったけれどみんな野次馬のようだったけれど、彼ら二人が場を盛り上げてくれてはじめてNYの地下鉄の中で歌うことができた。今まで自分では押し切れなかった自分の背中をいきなり現れたカップルが持ち上げてくれた。そんな突然の出来事。単純に嬉しかった。乗り込んでくる人に話しかけてこいつの歌を聞いてくれって。こんなところでこうしてShowができるなんて本当に突然舞い込んだ夢のような嬉しさだった。そればかりじゃなくて俺には才能があるって。いい声しとるしギターも弾けるし、お前はMTYに今すぐ出るべきやって。二人ともけっこう本気で話してくれた。その場だけの盛り上がりだと心のどこかで思っていてもただそれは単純に嬉しかったし、奇跡のような出会いで俺の沈みそうな心を思いっきり盛り上げてくれた。お前が大成功するのを楽しみにして待ってるからな、1年半で大成功だ、なんて。それだけじゃなくて彼らは乗り継ぎの悪い深夜の地下鉄で俺をギターと車に乗せてアパートの前まで送ってくれた。タバコ吸うのか?俺が火ぃつけてやるって3本ももらって電話番号交換して今度パーティかなんか家でやる時に電話するからって。ほんとに電話するからねって満面の笑顔で彼女、頑張れよな、音楽は心だぜって堅い握手、彼氏と。そうして明け方3時にアパートに戻り今日の一日を忘れたくなくてこうして書き残している。
今と同じ感情が得られることはない、それはいつの瞬間も同じだけれどただ単純に書き残しておきたかった。素敵な出会いを。経験を。今日の一日をただありのままに。
今日はいくつも撮り忘れた写真があった。
ささやかな思い出、その一瞬と共に歩けたならばきっとやっていける
そんな出会いは突然にやってくる
月曜日から水曜の今日までNYの田舎町
Hobartまで行ってきた。バイトの知り合いの彼氏が自分で別荘を立てるから人手が欲しいといわれて車で4時間、田舎の道を走ってたどり着いた山の中の彼の隠れ家。キャンプファイヤー、馬小屋でのビール、キャンドルを囲んで仕事終わりに食べる夕食。車の中での就寝、山の中でトイレ。何一つ飾りのない彼らの生活をよそ者の俺に体験させてもらった。柱を立ててTシャツを汗まみれにしてジーンズもおがくずで汚れ擦れて。けれど田舎の暮らしはとてものどかで静かで野性的だった。もっとここに書きたい、全てを吐き出して残しておきたいけれどまだ書いちゃいけないことがある。自分の中で熟成するまでは。そんな大切なことまで問いかけるチャンスをくれた3日間だった。
山と草原の中を5時間、NYCにもどってすぐに発音嬌声のジョシュアのクラスにいった。 あせっちゃいけない。 ひとつずつ目の前にある事をかたずけていくうちに自然に道はできていくものだって大工仕事で気づかされた。だから最後まで一生懸命やってみようと思った。近道じゃないけれどそれは必ず自分の力になる、そんなことが分かり始めた気がしてきた。
そしてその後すぐに今度は先週見れなかった石川さんのJazz Gigをマンハッタンのアップタウンまでギターを持って見にいった。もちろん上手かった、けれどまだジャズから何一つ感じることのできない俺がいた。 そのあとブルースを一緒にセッションさせてもらって俺に浜田省吾の歌まで歌わせてもらった。NYでのはじめてのPublic Show だった。 楽譜を見ながらだったけれど経験ができて嬉しかった。アコーステックベースのガクさん気さくに話しかけてくれる。もちろん石川さんもそうだった。午前1時半、駅に向かって歩いてNJのアパートを見にいくと人助けの約束をし、留守電にスタジオでレコーディングがあるとハイロさんからメッセージがありとそんないろんなことが起こった今日の締めくくりに地下鉄ののホームでギター持ってすわっているとカップルが隣に座って恋のゲームを繰り出し始めた。話の行き場がなくてか知らないけれど俺に、ギター弾いてくれって頼まれて弾いたら喜んでくれて電車が来て、警察がたまたま乗り込んできて。チケットを切られるのかと思っていたらその黒人系の生かした彼氏がコイツは上手いんだぜ。なんていってくれて、彼女まで警官に交渉してくれて、この人にたのんだんだけどしゃないでうたってもらっていい? って。警官も車内の人の何が起こるんだ?というエキサイティングな盛り上がりと彼の口調に押されて、俺には何の問題もないよっていって、そんな俺たち3人を見つめる人たちの地下鉄の車内でハーモニー響かせて思いっきり歌った。ギターケースから取り出したギターで。日本語だったけれどみんな野次馬のようだったけれど、彼ら二人が場を盛り上げてくれてはじめてNYの地下鉄の中で歌うことができた。今まで自分では押し切れなかった自分の背中をいきなり現れたカップルが持ち上げてくれた。そんな突然の出来事。単純に嬉しかった。乗り込んでくる人に話しかけてこいつの歌を聞いてくれって。こんなところでこうしてShowができるなんて本当に突然舞い込んだ夢のような嬉しさだった。そればかりじゃなくて俺には才能があるって。いい声しとるしギターも弾けるし、お前はMTYに今すぐ出るべきやって。二人ともけっこう本気で話してくれた。その場だけの盛り上がりだと心のどこかで思っていてもただそれは単純に嬉しかったし、奇跡のような出会いで俺の沈みそうな心を思いっきり盛り上げてくれた。お前が大成功するのを楽しみにして待ってるからな、1年半で大成功だ、なんて。それだけじゃなくて彼らは乗り継ぎの悪い深夜の地下鉄で俺をギターと車に乗せてアパートの前まで送ってくれた。タバコ吸うのか?俺が火ぃつけてやるって3本ももらって電話番号交換して今度パーティかなんか家でやる時に電話するからって。ほんとに電話するからねって満面の笑顔で彼女、頑張れよな、音楽は心だぜって堅い握手、彼氏と。そうして明け方3時にアパートに戻り今日の一日を忘れたくなくてこうして書き残している。
今と同じ感情が得られることはない、それはいつの瞬間も同じだけれどただ単純に書き残しておきたかった。素敵な出会いを。経験を。今日の一日をただありのままに。
今日はいくつも撮り忘れた写真があった。