今、NYCに移り住んで約2ヶ月が過ぎようとしているところに差し掛かった。それと同時に俺にとっては始めて親のスネから離れて一人で暮らしていくという本当の意味での戦いが始まって約2ヶ月になる。
21歳でやっと親からの仕送りをもらわなくなるなんて自分が甘い生き方をさせてもらってきたこと、分かっている。 15や16の時から働き出して何年もその体から出る脂汗に意地と根性をねじ込んで働いてきたやつらから見れば俺なんて・・・。
俺の手の皮はまるで女のように薄く、筋肉のない細長い体、今までペンを握ってきて育った、そんなか弱い自分が今でもまだここにいる。
ここ約3週間、一日の休みもとらず、アパートへ帰っては眠ってまた仕事に出かけていくというそんな暮らしをしている。こうしている今も本当は眠って明日の朝また油まみれのレストランのキッチンへ行く明日の予定がある。 最低限の自分の暮らしを支えていくだけでも毎日が精一杯で、そんな毎日にまみれて自分がなぜここにいるかを見失いそうになることがある。
夢を枯らしていくプロセス、自分を殺していく地下への階段のなかに俺自身が確かに立っている事を感じている。 けれどカネがいるんだ、ただ生きていくためだけに。
まさかこんな事を俺がこの口から言うなんて親父の説教を上の空で聞いていた頃の俺には想像もできなかったことだった。 けれど俺は近頃毎日のように感じている、自分を殺しながらでも最低限の金を稼ぐ為に犠牲にしなきゃいけないものがある事を・・・。
俺は今、大きな決断を迫られている気がする。 2つに一つだ。
夢を少しねじって、金を稼ぐことだけにこの人生をもう少し費やしていくのか
それとも 金がなくても夢の形を何一つ変えずに、夢だけを信じて生きていくのか
もちろん後者をとりたい自分がいる。そして生活に苦しむ俺がここにいる。
働いても働いても遊ぶ金も時間もないのに残る銭なんかありゃしない。 なんでなんだ。 金に振り回される俺達・。 きつい暮らしを今すぐ救い出してあげたい、自分自身で、自分のために。
21歳でやっと親からの仕送りをもらわなくなるなんて自分が甘い生き方をさせてもらってきたこと、分かっている。 15や16の時から働き出して何年もその体から出る脂汗に意地と根性をねじ込んで働いてきたやつらから見れば俺なんて・・・。
俺の手の皮はまるで女のように薄く、筋肉のない細長い体、今までペンを握ってきて育った、そんなか弱い自分が今でもまだここにいる。
ここ約3週間、一日の休みもとらず、アパートへ帰っては眠ってまた仕事に出かけていくというそんな暮らしをしている。こうしている今も本当は眠って明日の朝また油まみれのレストランのキッチンへ行く明日の予定がある。 最低限の自分の暮らしを支えていくだけでも毎日が精一杯で、そんな毎日にまみれて自分がなぜここにいるかを見失いそうになることがある。
夢を枯らしていくプロセス、自分を殺していく地下への階段のなかに俺自身が確かに立っている事を感じている。 けれどカネがいるんだ、ただ生きていくためだけに。
まさかこんな事を俺がこの口から言うなんて親父の説教を上の空で聞いていた頃の俺には想像もできなかったことだった。 けれど俺は近頃毎日のように感じている、自分を殺しながらでも最低限の金を稼ぐ為に犠牲にしなきゃいけないものがある事を・・・。
俺は今、大きな決断を迫られている気がする。 2つに一つだ。
夢を少しねじって、金を稼ぐことだけにこの人生をもう少し費やしていくのか
それとも 金がなくても夢の形を何一つ変えずに、夢だけを信じて生きていくのか
もちろん後者をとりたい自分がいる。そして生活に苦しむ俺がここにいる。
働いても働いても遊ぶ金も時間もないのに残る銭なんかありゃしない。 なんでなんだ。 金に振り回される俺達・。 きつい暮らしを今すぐ救い出してあげたい、自分自身で、自分のために。