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うちの協会は毎月一回のペースで、認定講師の育成プログラムを行う。
よく驚かれるが、講師育成プログラムは私が自ら現地に出向いて行っている。

なので、年間120名程度しか講師を輩出できない。
もっと講師をたくさん増やせば利益が増えるのに、とよくアドバイスを受けるが、知っていてもやらない決断というのがある。
私が一年で見られる講師の数にはこれが限界だ。
そして講師をやみくもに増やすことは私が作りたい協会のあり方では無いので敢えてそうしている。

講師育成プログラムには必ず一人アシスタントがつくのだが、これは現役の講師と決まっていて、代表の私が見えない現場のことや、講師のリアルを受講生に教えてくれる存在でもある。
そして、講師育成プログラムのアシスタントは、育成を再受講出来るというメリットもあるようで、初心に帰りました、という声も聞く。
私も、講師とじっくり話しこむ良い機会でもある。

普段は受講生と一緒にランチをすることも多いが、たまにアシスタントの講師と2人でお昼を取ることがある。
他愛も無い話から深い話まで、講師が話したい内容に大体合わせるが、先日の内容はなかなか深くて、私もつい熱くなった。

彼女はずっとずっと先を、そして奥を見ていた。
話しながらなんと無く、これは講師と代表の線を超えて、人と人との対話だなぁ、という思いがよぎった。
講師とお客様の間でもそんな瞬間があるのだと思う。
普段は明るく振舞っていても、実はそんな事を考えていたんだ、とか、表面では見せない姿が、親しくなると時折出ることがある。
硬い殻の間から、少しだけ見える、柔らかな繊細な中の部分を、こちらも受け止め、そして同じように少しだけこちらも殻を割って擦り合わせる。
その時に、講師とお客様、あるいは、代表と講師のあまり超えない線を超えたときに、その人そのものの対話が生まれるのだと思う。

講師にはぜひその体験をして欲しいと思っているし、そのくらい深い付き合いができる関係性を、ぜひ、1人でも良いので誰かと築いて欲しいと思っている。
お客様から講師が教わることは本当に多い。

お昼だけでは足りなくて、終了後にギリギリまで話した。
商売の基本はたったひとりの目の前のお客様を全力で幸せにすること。
その数を広げていくこと。
そんな風に思っている人と、一緒に同じ志を持って進めていきたいこと。

話をしながらひとつひとつ自分の中でも確認する。
どんな協会にしたいのか。
数字だけでも、想いだけでもいけない。そのバランスをどうしていくのか。
お客様が、講師が、企業が、地域が、幸せになれる道が一番良い。

ひとつだけ判るのは、私は赤ちゃんとママが笑顔になれる場所を1つでも多く作りたいのだ。
それはずっと変わらない。

そして、私がいなくても協会が成り立つようにしたいと思った。
私の背中は見なくていいので、並んで一緒に歩けたらいい。
昨年の取材記事で「何もできないを認めるマネジメント論」を話したくらい私は講師に何もしてあげれないし、ただ、一緒に同じ思いで進んでいってほしいという提案に乗ってくれる人を探している。
組織がきちんと機能していることが最優先であればいい。
それぞれが同じ思いを持っていれば、上下関係はいらない。

それでも、必要としてもらっているということは、生かされているということだ。
私も講師やお客様からたくさんの事を学んでいる。
そして、居場所を作ってもらっているのだ。
その事をいつも感謝していて、できる限り精一杯の恩返しをしたいと思っている。