月別アーカイブ / 2018年05月

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ウルフキャンプのあとは、一泊して神戸のつきつめPGへ参加してきました。
(初めて有馬温泉泊まりました!めちゃめちゃ気持ち良かった)

会場は神戸でMGもやってる三八商会さん(*^_^*)

1時間早く会場に着いてしまい、ウルフキャンプから一緒だったケイちゃんと喫茶店で2人PG(笑)
3日前からずっと一緒でウルフでの振り返りもあり2人でだいぶ喋り倒しました。

今回のPGは、マザーアースエデュケーションのスタッフあいしんが呼んだ事もあり、マザーアースで会ってる方々がたくさんのPG。
めちゃめちゃ新鮮でした。

質問のWhereが体のどこの部分がザワザワしますか?とかマザーアースの人しかきっと聞かない(笑)

今回は初めての人が大半で、1セット目同じ卓の経験者がまさかの私だけという事態になり(そもそもニ卓でてぺさんとケイちゃんと私以外皆初めてでした)
6月にファシリテーター講座も控えていたので、練習になる!と思ってルール説明の補足とか卓内でのフォローもさせて頂きました。

初めての人がどこが判らないのかとか、自分でもここは覚えてなかったなとか、たくさんの気づきがあり勉強になって良かったです。
回答者の時は回答しながら教えながらでちょっと大変でしたが…

人に教えると思うとちゃんと覚えますね(^_^;)(笑)
一緒の卓の皆さんが優しい方達で良かったです。

今回は私もウルフ帰りだったので思考がハイになってたり、深く考えすぎずと思ってたので、気負わず出来た気がします。

1セット目
テーマは「許せないこと」
これ何かの怨念?ってくらい良くひくカードです(笑)
今回は王道な感じで、陰口にしました。
私より私の周りの人のことを言われるのが一番嫌ですね。

2セット目は「やりたいこと」
ファシリテーター気分でいたので、子どもPGにしました(*^_^*)
コミットするPGは初めてだったので新鮮でした。

3セット目、いつも自分でテーマを決めるけど今回は敢えてカード引いてみる。
で、また「やりたいこと」
すごく考えたんですが、以前にもブログで書いた
代表のいらない協会を作る
にしました。

講師が相談に来るより報告に来てくれたら私は嬉しいんだなぁとじんわり感じたPGでした。

そして協会の方向性もまた色濃く強まったと思います。

今回は初めての方が多かったので、感想を聞くのがとっても楽しかったです。

「スピード重視でやると、ポッと出た言葉が結構真意だったりする」
↑これ本当にそう思います!

「こうやって自分を見つめる時間は大切」
↑結局のところ、どんなやり方を試すより最短ルートで目標にたどり着くと思います。

「このゲームはとことん自己開示すると深く学びになる」
↑一番のキモは自己開示なのだと思います。
どうせやるなら、真摯に、自分の心に嘘をつかずに正直に向き合う事で良い学びと気づきが得られます。

「自分の心に迷いがあるものはうまく答えられない事が多い」
↑軸がしっかり定まっていると答えが端的に言いきれます。定まってないとぐずぐずになってしまいます。私も何度も経験しました(笑)迷いがあるうちは話にまとまりがなまとまりがなく矛盾があるのです。

自分を知るということは、自分でやりたい事やりたくない事が明確化するという事です。
軸をしっかり持つ事の大切さを起業してから嫌という程感じました。

PGでひく9つのカードは自分の軸を決めていく上での大切な問いで、この9つを自分で考えるだけでもかなり有効で
いま大切にしている事とか
自分の中での優先順位とか
何を取って何を捨てるかとか
そういったものの答えがでる気がしています。

PGで、質問者としては、目の前の人の話に寄り添うことや、矛盾点を問うことで気づきが得られると思っているのですが
純粋にこの人を知りたいと思う気持ち=無条件の興味を心に置き、相手と会話していく事を改めて大事だと感じます。

今回のインストラクターのてぺさんの講義が凄く良くて、普段あまり話さないところをついてきたので、ブワーって鳥肌たってました。
良すぎて自分のキャパが追いつかなくてちょっとパンクしました(^_^;)

「言葉に出来るものより出来ないものの方が圧倒的に多い。
でも、その核を伝えるために一生懸命自分の言葉をたくさん紡いで伝える。
だから言葉で伝えるのは大切。
感覚と言葉の二つの両輪をバランス良く動かしていく。」

私も言葉をすごく大事にしていて、同じ事をいつもいつも切り口をアプローチを変えて何度も講師に伝えるのです。
そうやって自分の伝えたい事をいつも精一杯伝えようとしているので、すっと腹落ちしました。

言語は非言語の氷山の一角にしか過ぎなくても、自分の持っている言葉の限りを尽くし
相手に伝えたい気持ちがあるのなら、伝わるまで伝えたいと思う。

で、やっぱりPGは本当に素晴らしいと思ったしやっぱりこれをたくさんの人に伝えたいなと思いました。

伝えたいのに私の語彙力が乏しくて伝わりきれません…

やっぱり言葉は大事です(笑)

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これが最後のワーク。
もうずっと昔からいた仲間のような、或いは、もうずっと前から長い旅を続けてきたような、そんな密な時間ももう直ぐ終わりが近づこうとしていた。

「最後は鹿狩りです」

と松木さんが言った。

昨年リトルウルフキャンプで、娘が話してくれた鹿狩り。
逃げる4頭の鹿を追いかけ、パック全員で繋がったままシカを倒してテンカウントとったら成功。

言うまでもなく鹿はスタッフである(笑)

鹿は1分ごとに鳴く、と言って各それぞれの鹿が笛を吹いてくれた。

まず先に鹿が山に入り、それから皆で山に入った。

鹿は意外とあっさり見つかった。レッドパックが先に捕まえ、仲間を助けに行った鹿をこちらが襲った。

昨日から特攻役として経験を積んでいたので気分的にはチューイ(最初に狩りを仕掛ける役)で鹿に突っ込んで脚を押さえた。
山の中を引きずられながらも、絶対にこの脚は離さない、と思った。

今この脚を離したら、私は何か大事なものを失ってしまう気がした。
ある種の執着がそこにあった。

そうだった。
大事なものは、絶対に諦めないで離さないと誓ったはずだ。
つい、最近の事だったのに、どうして捨てようと思っていたのだろう。

執着でもいい。私が大事にしていたらいい。
大事なものが何か知っていれば、私は生きていけると思った。

ふぅーっ、ふぅーっ、と互いの息遣いだけが聞こえ
自分の声なのかわからないくらいに
「ピンクー!」と仲間を呼んでいた。
すぐに他の仲間が来て、全員で鹿を取り押さえた。
テンカウントが終わり、一頭の鹿を仕留めた。

展望台に上がると、光山寺の上から神戸の絶景が広がっていた。
眺望100選に選ばれているという景色にしばし疲れを癒していると、レッドパックのアルファでもあるケイちゃんが声をかけてくれた。
もう二頭鹿が残っている。パック全員で協力して捕まえよう。

展望台を二手に分かれて降りると、残りの鹿が逃げるのが見えた。
すぐに階段を駆け下りる。
すでにレッドパックが一頭の鹿を取り押さえているとところだった。

もう一頭に再び飛びかかり、馬乗りになる。
前述でもあるように、私はパックの中で一番小柄なので、馬乗りになったところでたかが知れている。
すぐに他の仲間が来て、そしてレッドパックの仲間も協力してくれて、皆で鹿を仕留めた。

こうして30分を少し残して4頭すべての鹿を捕まえた。

全員で、狼の神話にあった復活の歌を歌い、遠吠えを歌うように吠えた。

言いようのない達成感がそこにあった。

こうして全てのワークが終わった。

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・・・・

ウルフキャンプで体験した全ての事を
私はこれからも日常の中で時折思い出し
あの場面、あの感覚、に想いを馳せ
それはこれから生きる上で勇気をもらったり、大事なことを思い出したりして
大事な並走者として持っていけると思います。

夢のような2日間が終わって日常に戻っても、いつだってあの山の中に、あの感覚に飛んでいける。
映画の回想のように、一瞬のシーンでも、心を動かして離さない。
そんな心がハッとした出来事が、動いた瞬間が、あの2日間の中にたくさん詰まっていました。


私の冒険物語を一緒に綴ってくれたマザーアースの方々と、パックの皆に心から感謝しています。
またいつかここへ戻ってくる日まで、ただいまを言う準備をたくさんしておきます。

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アパッチが終わる頃には日付をすでに超えていて、皆でご飯を食べたあとはすぐに眠りにつく者、少しお酒を飲む者と思い思いに過ごした。

私はさっきの興奮がまだ残っていて眠れなかったので、メンバーと少し話をして就寝した。

5時間も寝ていないけど朝の目覚めはスッキリとしていて、皆で1時間ほどストレッチをしたり軽く運動をして、次のワークへ入る。

どんなワークをするかは事前に知っていた。
そして、一番自分が恐怖を感じていたワークがついにやってきた。

『バックポケット』

パック全員でサークルの中に入り、目隠しをする。
右手を上げて、待つ。
松木さんが番号を言いながら右手を下ろし、体をまわしたり移動させたりして感覚を奪う。
その状態で、50メートル先のゴールまで皆で辿り着き、番号順に整列し、全員が右手を上げれば終了する。
制限時間は45秒。
声は発してはいけない。
互いの番号も知らない。
視覚と声を奪われた状態で、フルにその他の五感を使って、ゴールまで走り、相手が何番かを知り、番号順に並ぶのだ。

1年前、火のワークで知った恐怖があった。
同じように森の中を目隠しをした状態で隠れんぼするというワークをした事があった。
(フォックスウォークの練習だったと思う)
その時は、目隠しをされた瞬間パニックになってしまい、10メートルほど歩いたあたりでつま先が切り株に当たっただけでもう動けなくなってしまったのだ。

また、そうなったらどうしよう。
あの時はひとりだったから、自分が諦めたらそこで終わりだった。
でも、今回は仲間がいる。
その時の恐怖は
・また足に何かが当たって、転んで痛い思いをしたらどうしよう
・自分が足を引っ張ってしまって、仲間に迷惑をかけたらどうしよう
その2つだった。

それは、日常生活の中でもある恐怖だよね、と誰かが言った。
仕事でも、日常でも、周りが見えない状態で起こる恐怖。
転んで痛い思いをしたく無い
仲間に迷惑をかけたくない
そんな思いが毎日の中でも湧き上がる時がある。

恐怖はゴーサインということを知っていても、足がすくむ。
そこを突破するには、仲間の助けと、信頼が必要なのかもしれない。

誰を信頼するのか。
私たちは今は狼なのだから、もちろん、自分と群れを信じるのだ。

チャンスは2回。
1時間ほど作戦会議をもらって、話し合う間際に松木さんが言った。
「一度、何もわからない状態でトライしようか」
その時点で誰も何も話していない。
皆が思うクリア方法はなんだろうか。
何もわからない状態で1度目のチャンスをもらった。

目隠しをされるとあの時の火のワークでの恐怖が襲ってきた。
しかも今回は走らないと間に合わない。

スタートの合図でこっちだと思う場所に走る。
途中の道で障害物に当たりそうになったらスタッフがポンと押してくれると言っても、怖かった。
自分がどこへ走っているかもわからない。
一度でも方向を見失うと自分がどこに向かえば良いのかわからなくなる。
太陽の暖かさや風や音でわかる人もいる。
でも私はどうしてもわからなかった。
いかに自分が視覚に頼りすぎているのかがわかった。

なんとかゴール地点に着いて、思い思いの方法で番号順い並ぶ。
肩を叩いたり、指で背中に文字を書いたり。
ほとんど並び終わったかと思うところで松木さんが言った。
「ひとり、まだ辿り着いてない」
その瞬間、メンバー全員がその最後のひとりを呼ぶために手を叩いたり足で地面を擦ったり、探しに行ったりした。
その場面を見ていて、パックを導いてくれるリーダーのあきにぃが涙したと聞いた。
「誰もがやり方を知らない中でも、一生懸命仲間を呼び寄せようとするんやなぁ。そういう人の成長を見ると涙が出てくる」
1日経って、もうすっかり皆が皆を信じていた。

最初のトライは3分以上かかった。
そこからどう45秒に持っていくのか。
最初のゴール地点に皆がたどり着くまで20秒、並ぶのに25秒が最適ポイントだと皆で話した。
出来るだけ整列を短縮させるにはどうしたらいいか。
どっちの方向へ向かって走ればいいか。
仲間と一緒に手をつないで走ったほうがいいのか否か。

話し合いの中で、ふいに誰かが言ったのだと思う。
「怖いと思うところとか、これやってみたいとかあったら言って。何でも話して」

うちのパックは比較的 課題解決に向けて動くパックだなぁと思っていた。
それが心地よかったし楽しかった。
でも、本当は私がそれに注目してなかっただけで、所々で同じような言葉をアルファがかけてくれていたのだと思う。

不安は解消しよう。
やりたい事はやろう。
ワーク全て、成功するだけが目的じゃない。

自分の心がどう動いたか。
プロセスに注目する事が大事なのだから。

初めて「怖い」と口に出した気がする。
「目隠しが怖い。パニックになる」
と口をついて出た。

アルファが言った。
「どうしたらその怖さがなくなるか一緒に考えよう」
その時初めて、私がこのウルフキャンプで得たかった答えが見つかった。

本当の怖さは、「怖い」と口に出す事だった。
私はずっと仕事の上ではアルファだった。
だからずっと、怖いなんて言葉を口にしたことは無かった。
言ってはいけないと思っていたし、言えなかった。
でも本当は怖さといつも隣り合わせだ。
新しい一歩を踏み出す時は、怖さを覚悟に変えていつだってやってきた。
怖いと口に出して言える相手さえも見つけようとしなかった。

怖いと口に出して、それを一緒に考えようと受け止めてもらった時、私の中の1つのエッジを超えた気がした。
不安を口に出してもちゃんと受け止めてくれる人がいる。
一緒に考えよう、と寄り添ってくれる。
こうしたら怖くない、を尊重してくれる。

寄り添うってこういう事なんだな。
解決策を一緒に考えてくれる姿勢そのものがその人を救うんだな。

ああ。と思った。
私が、いつも講師に言っていることと同じだ。

「目の前の相手を見て、何をして欲しいのか考える。
アドバイスもジャッジもいらない。
一緒に考えるのが、寄り添うって事なんだよ。」

自分自身で体感した。

そうして皆でたくさん不安点を潰して、最初のトライが始まった。

目隠しをして右手を上げ、番号を待つ。
右手が降ろされ、てっきり回されるものだと思っていたら左にずらされた。
方向感覚がそこでわからなくなって、ついでに言うと番号もちょっとあやふやになり、スタートの合図で走り出したら思いきりベンチにぶつかった(スタッフが間に合わなかったらしい…)

学んだのは、自分自身をちゃんと信じきるという事と、ベンチはぶつかっても意外と痛くないという事だった(笑)

残り時間はあとわずか。
でもだいぶ感覚がつかめている。

あとは、もう全員が全員を信じきるしかない。と誰もが思った。

そして2回目のトライが始まった。
誰もが全力を出し切ったと思う。

結果は47秒。
あと一歩届かなかった。

それでも皆の心は達成感に満ちていた。
やりきった。という実感があった。

松木さんが声をかける。
「もう一回チャンスをあげるけどやるか?」
やる、と即答だった。

実は3回目のトライは、皆の気迫がすごすぎて一番振るわない結果になったけど、そこでエッジを超えた仲間もいた。
どの回もそれぞれのエッジを超えた瞬間があったと思うし、もっと言うと結果にそこまでコミットもしていなかったのだと思う。
プロセスに目を向け、自分と向き合い、得たものがその結果だ。
成功や失敗は単なるおまけでしかない。
成功してもそこでのプロセスに何も得るものがなければ、自分の成長としては失敗かもしれないのだ。

実はこのバックポケットはピンクパックとしては初めての失敗だったけれど
「それが良かったよね」
と誰かが言った。
もう一度、向き合うチャンスがもらえた。
もう一度この場所に戻ってこれる理由が出来たと。

そして誰もが感じていた。
仮に1年後、全く同じパックで同じ事をしたとしても、成功するとは限らない。
この時にこの場所でこのパックで集まれたのは、奇跡なんだという事
そして、全ての出会いがそうであるという事だ。

最後の振り返り、と松木さんが言った。
はじめは絵を描く事に戸惑っていた人も慣れたように色鉛筆を取る。
想いを絵に言葉にする。
そして仲間でシェアをする。
最後の振り返りは、松木さんのワークでよく見ていた、心のザワザワを知るプロセスだった。
ザワザワそのものになったり、周縁化しているものにスポットを当てたりして、ビッグUになっていく。

ウルフキャンプの最中、実は、いつも、ある事を考えていた。
ザワザワを形にするプロセスを見ながら、自分自身と対話していくうちにそれが確信に変わった。

1年前のスウェットで、私が初めて気づいて開いた箱。
すでに閉じたと思っていた箱、超えたと思っていたエッジがまだ、ここにある。

先日の春のスウェットで気づいたことがまだ消化しきれてないままウルフキャンプに来ていた事も少し気がかりだった。
いつもスウェット後に完結させていた自分の中のプロセスを、前回の春のあと自ら捨てた。

成長したと思っていた。
でも全然変わってないんだな、と愕然として、書いていた紙を塗りつぶした。
あきにぃが気づいて声をかけてくれた。
「これはどういう意味?」

「考えるのが嫌になったから、今は…蓋をしたんです」

それが私がその時出来た精一杯だった。

解決はしない。
それも一緒に抱えて生きていくという、1年前に出した結論が回り回って戻ってきた。

30年以上一緒に生きてきたビリーフは、1年やそこらでは変えられない。
それでも着実に私は歩いていると思う。
どうにかしようともがいたりあがいたりして、時には折り合いをつけて、諦めて

最終的には受け入れて、信じるのだと思う。
自分の心を。

そして、最後のワークの時間になった。


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