月別アーカイブ / 2017年05月

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うちの協会は毎月一回のペースで、認定講師の育成プログラムを行う。
よく驚かれるが、講師育成プログラムは私が自ら現地に出向いて行っている。

なので、年間120名程度しか講師を輩出できない。
もっと講師をたくさん増やせば利益が増えるのに、とよくアドバイスを受けるが、知っていてもやらない決断というのがある。
私が一年で見られる講師の数にはこれが限界だ。
そして講師をやみくもに増やすことは私が作りたい協会のあり方では無いので敢えてそうしている。

講師育成プログラムには必ず一人アシスタントがつくのだが、これは現役の講師と決まっていて、代表の私が見えない現場のことや、講師のリアルを受講生に教えてくれる存在でもある。
そして、講師育成プログラムのアシスタントは、育成を再受講出来るというメリットもあるようで、初心に帰りました、という声も聞く。
私も、講師とじっくり話しこむ良い機会でもある。

普段は受講生と一緒にランチをすることも多いが、たまにアシスタントの講師と2人でお昼を取ることがある。
他愛も無い話から深い話まで、講師が話したい内容に大体合わせるが、先日の内容はなかなか深くて、私もつい熱くなった。

彼女はずっとずっと先を、そして奥を見ていた。
話しながらなんと無く、これは講師と代表の線を超えて、人と人との対話だなぁ、という思いがよぎった。
講師とお客様の間でもそんな瞬間があるのだと思う。
普段は明るく振舞っていても、実はそんな事を考えていたんだ、とか、表面では見せない姿が、親しくなると時折出ることがある。
硬い殻の間から、少しだけ見える、柔らかな繊細な中の部分を、こちらも受け止め、そして同じように少しだけこちらも殻を割って擦り合わせる。
その時に、講師とお客様、あるいは、代表と講師のあまり超えない線を超えたときに、その人そのものの対話が生まれるのだと思う。

講師にはぜひその体験をして欲しいと思っているし、そのくらい深い付き合いができる関係性を、ぜひ、1人でも良いので誰かと築いて欲しいと思っている。
お客様から講師が教わることは本当に多い。

お昼だけでは足りなくて、終了後にギリギリまで話した。
商売の基本はたったひとりの目の前のお客様を全力で幸せにすること。
その数を広げていくこと。
そんな風に思っている人と、一緒に同じ志を持って進めていきたいこと。

話をしながらひとつひとつ自分の中でも確認する。
どんな協会にしたいのか。
数字だけでも、想いだけでもいけない。そのバランスをどうしていくのか。
お客様が、講師が、企業が、地域が、幸せになれる道が一番良い。

ひとつだけ判るのは、私は赤ちゃんとママが笑顔になれる場所を1つでも多く作りたいのだ。
それはずっと変わらない。

そして、私がいなくても協会が成り立つようにしたいと思った。
私の背中は見なくていいので、並んで一緒に歩けたらいい。
昨年の取材記事で「何もできないを認めるマネジメント論」を話したくらい私は講師に何もしてあげれないし、ただ、一緒に同じ思いで進んでいってほしいという提案に乗ってくれる人を探している。
組織がきちんと機能していることが最優先であればいい。
それぞれが同じ思いを持っていれば、上下関係はいらない。

それでも、必要としてもらっているということは、生かされているということだ。
私も講師やお客様からたくさんの事を学んでいる。
そして、居場所を作ってもらっているのだ。
その事をいつも感謝していて、できる限り精一杯の恩返しをしたいと思っている。

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GWは一緒にスウェットに入ったliliさんが主催するトークビジョンクエストに参加してきました。

一昨日は鎌倉でスウェットロッジのエデュケーターでもある松木さんの神話を聞き、今日は火と向き合う1日を過ごしました。

神話は、ずっと昔から語り継がれてきたウサギの話と、オオカミの話。
(狼はすごくチームで動く動物なのに何で1匹狼というのだろう…話を聞けば聞くほどその素晴らしいチームワークに魅了されます)
聞いているうちに本当に眠くなってきてしまいうつらうつらしながらも、不思議な体験をし、色んなギフトをもらって考えながらの今日の火のワーク。

スウェットロッジ以降、少し自分の中で出てきていた課題が今日はクリアになった気がしました。

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森の中から薪を探し、自分の背よりも高い160センチの竹の間に張られた麻ひもを火の力だけで焼き切るというワーク。
チャンスは2回で、1回目は今までの自分を振り返りながら自分の火を作り、2回目はこれからの新しい自分を思いながら作る。
松木さんの著書から、インディアンにとって火は最も重要という事を書いてあったし、自分の火を作り向き合う事で何かが生まれる様な気がしていました。

午前中は簡単なワークをし、森の中の歩き方を学び、メンバーと仲良くなったところで午後の制作に挑みます。

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見よう見まねで組み立てた最初の薪木は、火力は十分強いのに方向が定まらなくてあちこちにいってしまう…
それを見かねたメンバーたちが一緒に手伝ってくれて、支えられながらそれでも失敗した1回目。

それで、思い出した松木さんの言葉がありました。
「助けて欲しい時には助けてと言ってもいい」

私は昔からこれが苦手で、自分のプライドが強く何でも完璧でいたいと思ってしまう部分があり、今回のワークも自分1人で火を生み出す事にミッションを勝手に作ってしまっていました。

実際はもっと柔軟で、もちろん1人で火は作りますが、薪を分けてくれる人やアドバイスをくれる人、燃えつきそうな薪木を継ぎ足してくれる人、支えてくれる人…

1人の火を皆で見守る形で、風が吹いたら消えない様に壁を作り、麻ひもが切れるまで応援する。
最後の崩れる瞬間まで皆で見届ける。
そんな形に、そして火が着火してから燃え上がる様に、あるいは薪木を組んでいる時間からも…
自分の仕事を重ね、子育てを重ね、そして人生を重ねる尊くて愛しい時間となりました。

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1回目の炎は今まで生きてきた人生を表す。
皆に支えられながら燃え落ちた火を見て、松木さんが
「これは、みの(ここでの呼び名です。昔のあだ名でした)の人生そのものやと思うわ。今までもそうやって誰かが助けてくれたはずやで」
と、言われ、仕事の事を思い出してました。
熱量だけの、危なっかしい自分の事業を整えてくれた周りの人の事を思い浮かべ、本当にそうだなぁーと、しみじみ思ったのでした。

あまりコツを書くとネタバレになるのであまり言いませんが、松木さんのアドバイスは小さな種火を丁寧に丁寧に受けとめるという事でした。
受けとめ続けて大きくしていく事。
火を通じて、信頼の積み重ねや、赤ちゃんの成長、事業の発展、そんな事を考えたりもしました。

麻ひもは思ったより頑丈で、いける!と思った火の勢いでもなかなか切れず、松木さんのデモでも切れず、今日は風も関係しているかもね…と皆で話していた2回目のチャレンジ。

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山に登り薪を探しているときに、不思議なことに、薪にぴったりの乾いた木がまるでここだよと教えている様に、たくさん集まっている場所が視界に開けました。
スピリチュアルなことにはあまり縁がないのですが、その時はすんなりと「ああ、次はきっと大丈夫」と、思った様な気がします。

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そこから全て木を集め、松木さんにも少し木を分けてもらい、他のメンバーにも火口になる木の場所を教えてもらいながら作った2回目の薪木は、皆の助けを受け入れる事ができた私の中ではすごく進歩な、皆の薪木で。
全員が惜しいところまでいけども焼ききれなかった麻ひもを最後の最後で初めて燃やすことができたのでした。

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麻ひもが切れるときの炎の色はすごく幻想的で、中心から赤くなりスパークしていきます。
初めて自分の力で火を作った喜びと達成感で、忘れられない光景になりました。

今回のワークでの気づきは、今までとは少し違って、見えないものに守られているというか
先月のスウェットロッジで気づいてしまった自分の中の捻くれた部分を、もう、そろそろ終わりにしていいよと…
ちゃんと見守っているから、自分の幸せを素直に受け入れて大丈夫だよと、そんな事を言われている気がしました。

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松木さんがよく言う言葉で、自分が自分になる、という言葉があるのですが、これはありのままともまた違ったニュアンスで私は気に入っています。

自分が自分であることには、そこには自分ですらもジャッジを入れず不器用なところも不自由さも全て含めて私である事を受け入れるというか、そんな優しい意味を持っている気がするのです。

最後の振り返りの時間が私は大好きで、どんな事を言っても「あなたはそう思うんだね」という、肯定も否定も無い、ただ受け止めてもらえるという感覚を存分に味わいながら今回のワークは終了したのでした。

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小さな愛しい種火を受け止めて。

松木さんのワークは、それを受けて何かが劇的に変わるというわけでも、人生の成功を導いてくれるヒントがあるというわけでもないのです。
ただ、次の日からのいつもの日常の中にほんの少しだけエッセンスが入る様な感じで、それが、自分が自分でいるという手助けをしてくれて良いバランスを保てています。

答えは自分の中にあり、自分でいろんな事に気付き、対峙し、それをシェアして受け止めてもらう。
この、シェアからのフィードバックが何よりも大事で、それによってまた自分の考えが深まったり、他の人のシェアからまた気づきをもらったりします。

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そして受け止める事と受け入れる事はまた違い、受け止める事…自分と相手を分けて考える事で、他者の気持ちに寄り添う事ができるのです。

松木さんの著書を何度も読み返し、もらった言葉を思い出し、自分の中にひとつずつ落としながらゆっくりと学んでいます。
人間力について学べる貴重な時間です。

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