言葉にする事は難しい

思った事を思ったままに言うと
角が立ったり、時にはボキャブラリーの少なさから薄っぺらく思われる。

薄っぺらいと思われるかもと
こねくり回して何かを答えて
結局思った事は上手く伝えられていない時もある


つまらない冗談も
どんな温度で伝わっているのかわからない
特に文字にしちゃうと難しい


心の中で思っているだけじゃ駄目だと人に言われる事がある
だけど私はそれで良いと思うこともあるよ。



ポケモンが22周年という事らしいですが
私は幼い頃、両親に買ってもらったピカチュウのぬいぐるみを
家にいる時、肌身離さず持っていた。

ずっと持っていたので何回も洗って、干して
真黄色だったはずのピカチュウの色はくすんでしまって。

でもその時も、今も
あんなにずっと一緒にいたピカチュウの事を
家族以外の人に好きだと言った事もなければ、多分見せた事もなかった。

サトシがピカチュウを、ピカチュウ仲間の沢山住む山に置いて別れを告げる話があって
今でもそのシーンを思い出す度に泣きそうになるけど、
どうしてそんなに夢中になって持っていたのか理由を考えてみても、浮かぶのはこのエピソード一つしかない。



好きなものを好きと言えば
今は、共感してもらえたり
それを誰かに知ってもらえたりもする
素敵な連鎖があって

私も好きなものを好きだと言うし、
発信できる今だからこそ
じゃあ逆に何であんなに好きだったピカチュウの事を
あの時あまり人に言わなかったのか気になった



言う必要がなかったと言ってしまえばそうだけど
私にとってあの時のピカチュウは
今家にいるリキオ(チワワ)みたいなもので
かけがえのないものだったし
今でも大きさも質感も手に取るように思い出せる


ひとつのぬいぐるみ個体としての執着心だったのか
"ピカチュウ"だったからなのか。


結局考えたってわからないけど、
「何で好きかはわからないけど好き」なものは
こうして思い出す度に、心地良い不思議な気持ちをくれる


自分がただ好きでいること
その気持ちはどこかで言葉にしてしまわなくても
きっと素敵な事だと、ふと考える夜でした



おやすみなさい