L’Arc~en~Cielのリーダー&ベーシストであり、ソロ アーティストとしても活動中のTETSUYAさんが6月14日に待望のニューシングル『愛されんだぁ I Surrender』をリリース! 昨年ソロデビュー15周年を迎えたTETSUYAさんに、ユニバーサルミュージック/EMI Recordsへの移籍第二弾となる今作について、あらためての15周年の感想、直近のライヴについて、そして今後の展望までうかがってきました。

_A9A0149.jpg

──今回のシングルは15th ANNIVERSARY作品の第二弾としてリリースされました。あらためて昨年でソロ15周年を迎えられた感想から教えてください。

15年続けられたということが、本当にありがたいことですよね。僕自身には、ソロ活動をそこまでやろうっていう気はないんじゃないのかなと思うんですよ。ただ、やろうって言ってくれるスタッフや待ってくれている人たちがいるから続けられているというか。他人事のような言い方で申し訳ないんですけど。


──では15年というのはあっという間に経ってしまった、という感じですか?

僕の場合はずっとソロ活動をしていたというより、L’Arc~en~Cielをやりながらの15年なので、15周年なんて謳っていいのか微妙な感じでもあるんですけどね。


── とはいえ、15年は長いですよね。最初のシングル『wonderful world』をリリースされた時のことは覚えていらっしゃいますか?

覚えてますよ。昨日のことのように全部覚えてます。レコーディングも大変でした。まずそれまではL’Arc~en~Cielしかやったことがなかったから、ソロのやりかたというのもわからなかったし。ソロをやること自体も何となくの流れで決まったことだったし。HYDEがソロをやりたいということになって、それで僕も時間ができたからやろうかなってレコード会社の人に話していたら、「やろうやろう」ってなって。
それで実際に作業に取り掛かったら、僕、曲を作るのが速いから、結果、僕のほうがリリースが先になってしまったんです。だから僕が真っ先にメンバーの中でソロ活動を始めたみたいに思われているかもしれないけど、実際はそうじゃないんですよ。始めたきっかけがそんな感じだったから、ソロ活動に対して、そんなに強い思いってないんですよね。何か伝えたいことがあるとか、やりたいことがラルク以外にもあるとか、そういう感じでもないんですよ。やりたいことは全部L’Arc~en~Cielでできていたし、他にやりたいことって別にないなって感じだったところで、ぬるーく始まってるので、まさかこんな、15年経っても続けているとは思っていなかったですね。


── でも歌うことはお好きですよね。歌に対しての思い入れは強いのではと思います。

歌は好きなんですよね。ラルクのレコーディングの時も、仮歌は自分で歌っていたし。でも最初は思い通りに全然歌えませんでしたよ。


──イメージするとおりには歌えなかった?

そうですね。ラルクでもコーラスで歌っていたし、レコーディングもライヴでも歌っていたから、何とかなるかなと思っていたんですけど、メインでリードヴォーカルを取るとなると別でしたね。


── どのあたりが違うものですか?

なかなか思っているように表現しきれない。自分が作った曲だから、自分の中にイメージはあるんだけど、それを実際にイメージ通りに表現するにはちょっと力量不足すぎて。最初は、あれ、もうちょっとこう歌いたいのに、歌えない、みたいな感じでしたね。
『wonderful world』と『TIGHTROPE』はそういう感じでレコーディングが終わって、リリースしたあとに悔しくて、初めて本格的にボイストレーナーのレッスンを受けました。ボイトレを受けたからって劇的に歌が上手くなるわけではないんですけど、基本的な発声法を学べて、そうか、そうやって声を出せばいいんだ、っていうことがわかって。

_A9A0040.jpg


── そこから、どのタイミングで歌うことが楽しくなった、とかここでイメージ通りに歌えるようになったなというターニングポイントはあったのでしょうか。

歌は本当最近ですね。レコーディングは何度もやり直しがきくので、自分が納得するまで何度も録り直せばいいから、割と初期の段階で何とかなったんですけど、それをライヴで再現するとなるとまた別問題で。ライヴは一発勝負だから。


── 生歌ですからね。

そう。レコーディングの時の環境って、ちゃんと自分の声も演奏も、いいバランスを調節して録ればいいんだけど、でもライヴはそういう完璧な状況で歌えるとは限らないじゃないですか。自分の声が聞こえにくいとか、楽器の音が聞こえにくいとか、そういう色んな状況でもちゃんと歌えるようにならないといけないっていうのもまた、レコーディングとは別問題なので。本当にライヴでもちゃんと自分でも気持ちいい歌が歌えるようになったのは最近ですよ。


── 最近はコンスタントにライヴをやっていらっしゃるから、慣れもあるのかもしれないですね

経験はあるでしょうね。普通は歌手としてデビューする前にレッスンを何年か受けたり、ライヴハウスで何年も下積みを経験してからデビューするじゃないですか。僕の場合、ラルクでベーシストとしてデビューしてるので、ヴォーカリストとしての経験はほぼ何もないまま、ソロでヴォーカリストとして歌うことになったので。本来なら経験していなければならないことを何も経験していなかったんですよね。だからこの15年でそういうのを経験できて、今やっとスタートラインに立った感じです。

_A9A0179.jpg

1週間で作り上げた、天才的グラムロック

── なるほど。ではこの移籍第二弾のシングルは自信を持って世の中に送り出された感じですね。

『愛されんだぁ I Surrender』に関しては、レーベルのA&Rからのリクエストで、グラムっぽい曲を書いてほしいと言われて書いたので、僕の中では王道のキラーチューンでシングルとしてこれはいけるだろう、という感じでもないんですよね。ただ、まわりからの評判はすごく良くて。あ、そうなんだ、良かったって感じです。


── Music Cripもかわいくて、TETSUYAさんのポップな世界観が前面に出ていますね! 撮影はいかがでしたか?

眠かったです。前日から次の日のお昼までかかって、寝てないんです。TETSUYAが徹夜した。


── (笑) Music Cripの最初のイメージはどんな感じだったんですか?

最初はショーウインドウの中で僕がマネキンで、マネキンの女の子と夜中に動き出してダンスを踊るっていうアイデアだったんですけど、僕が踊れないなって(笑) マネキンに変わるものって何だろうなってなって。監督から歌詞に子猫が出てくるから、猫はどう? って。

こちらが『愛されんだぁ I Surrender』のミュージッククリップ



── 黒猫とTETSUYAさんのコラボがとってもかわいかったです。どのあたりが撮っていて大変でしたか?

猫待ちだったことかな。猫が思うように動いてくれない。


── 確かに…曲は1週間で作ったと4月のライヴのときにMCでおっしゃってましたね!

歌詞も曲も含め、1週間くらいで作ったんですよ。なかなかこれはできる人いないんじゃないですか。僕、本当に曲を書くスピードには自信ありますよ。歌詞は実質、1晩で書いてますよ。曲にしても、ネタを頭の中で出すのに数日かかったとして、それを吐き出してデモとして形にするのは1日です。僕、自分で自分に言い聞かせてる言葉があるんですけど、曲って3、4分じゃないですか。3、4分のものを作るのにそんなに時間をかけるな、と思っていて。極端な話ね。





── 3,4分のものを作るなら、数時間だろうと。

そう、自分に言い聞かせてます。2時間の映画を作るわけじゃないから。


── 普通だとどれくらいかかるものなんでしょう。

たぶん「イメージが湧かない」とか言って、曲を作るためにどこかに1人で海外に行って、それでホテルとかにこもって、何日もかけて。あー違う、作れない、みたいな時間もあるんじゃないですか? それも含めて上手くプロモーショントークに使うんじゃないですか(笑) それで「苦労して、苦労して作ったんだ、この曲。だから聴いてよ」って。それ読んで、そんなに苦労して作ったんだ、そんなありがたい曲をちゃんと味わって聴かなきゃ、って聴くでしょ。 いいと思わないとダメだと思って(笑)


── ある意味、洗脳(笑)

そっか! 僕もそう言おう。この曲作るの、ほんと大変でしたって!


──このあいだ、MCで「1週間で作った」と言ったのは実は嘘だったと。

そう、嘘ですよ。僕は存在そのものが嘘ですから。生みの苦しみですよ。ちょっともう倒れちゃって、病院で点滴打ちながら、ドクターストップかかりながら。


── 意識も不明になって(笑)

そう、朦朧としながら書いた曲なんですよ。


── (笑)

そっちのほうがありがたいでしょ。

_A9A0047.jpg

NCNCSYMBYf.jpg


── うーん、そうかも?(笑) 4月のライヴのとき、MCで1週間で曲を作った、っていうのをライヴレポートに書いたら、ファンの方が「やっぱりテッちゃん、天才!」ってTwitterに書かれてました。

天才ではないんですよね。天才ならもっとすごいと思う。ただ曲を作る才能はちょっとあります。曲ができたときは本当に楽しいから。


── 楽しそうです。曲を全然作れないときって本当にないんですか?

苦労するときはありますよ。この『愛されんだぁ I Surrender』にしても、完成形になるまでに違うAメロBメロがあったりするんですよね。だから、すごい苦労して作ってはいるけど、その苦労が何日もかけたわけではなくて、1日考えただけ。でも1日って起きてる時間だけ考えても12時間以上あるわけじゃないですか。寝る時間をもっと短く考えても、20時間近くあるわけで。20時間、ずっと一生懸命考えるのは大変ですよ。大変ですけど、それだけ一生懸命、1日中集中して考えたら、曲も生まれますよ。


── 1日で曲ができることがまず想像できません…

この曲も作り始めて、5~6時間目くらいは、ダメだこれは、イマイチ。ボツにしようかなってぐらいのタイミングもありましたよ。でもそれが10時間進めて作業していくと、これはちょっと良いかもなって、どんどんやっていって、最終的にはいい曲ができた!って感じです。


── 軽くおっしゃってますが、やはり天才だと思います。タイトルもすごく面白いなと思ったのですが、降参する、お手上げ、といった意味の「Surrender」「愛されんだあ」を掛けてるんですよね。これはパッと思いつかれたんですか?

最初にサビのメロディーと共に思いつきました。♪♪アイサレンダー♪♪~って、あのメロも一緒におりてきたんですよ。サビの主メロと追っかけのコーラスも一緒におりてきて。追っかけの最後に、♪♪I Surrender♪♪~ってちょうどハマるなと思って。「愛されんだぁ I Surrender」がタイトルなら結構インパクトあるなと思って。すごいキャッチーでいいなって。瞬間に、自宅のお風呂で思いついた感じです。

_A9A0183.jpg

── そして、マスタリングエンジニアのトム コインさんが亡くなられたそうで…最後のお仕事になったのですね。

僕、ソロに関して全曲、マスタリングはトム コインにお願いしていたので、僕の曲はイコール、トム コインの音なんですよね。だから、めちゃくちゃショックでした。ラルクの曲でも僕の曲はトム コインにほとんどお願いしていたので。ラルクでメンバーそれぞれのベストアルバム※を出したことがあって(※『QUADRINITY 〜MEMBER’S BEST SELECTIONS〜』)みんながそれぞれ好きなエンジニアにマスタリングしてもらってるんですけど、僕はトム コインにやってもらっていたから、これからどうしようって感じですよね。


── そんなトム コイン氏との最後のお仕事でもありますし、レコチョクではデイリーチャート1位になりましたし、次のリリースやライヴ含め、今年の活動がとても楽しみです。8月25日、26日には昭和女子大学 人見記念講堂で『15th ANNIVERSARY LIVE』があります。セットリストが2日間とも異なるライヴとのことですが、こちらのお話もお願いします。

人見記念講堂はすごく音がいい会場だと聞いていて、僕は行ったことはないんですけど、場所も都心で行きやすい場所じゃないですか。だから楽しみですね。そんなに頻繁にコンサートをやる会場でもないですけど、何でみんなやらないんだろう? 渋公(渋谷公会堂)も今建て直ししてるし、そのくらいの規模の会場がないですよね。


── 音がいいんですね。それはライヴが楽しみです! では「15th ANNIVERSARY」としての今年の活動についての思いを最後にお聞かせください。

曲を作ることがすごく好きなので、今は曲作りをいろいろしています。そこでレーベルのみんながいい曲だ、って言ってくれて、やろうよ、って言ってくれるスタッフがいることがすごく幸せですね。ファンもね、あったかいファンが多いですからね、幸せだしありがたいです。そういう応援してくれて、支えてくれている人たちに恩返しができるようなライヴにしたいなって思いますね。僕のファンでいてくれるだけでも、「本当にありがとう、ごめんね、ありがとう」っていう気持ち。申し訳ないなって思うから、できる限りのお返しをしたいなっていつも思っています。


── ファンミーティングもまた検討されているそうですね

そうですね、サポーターズクラブというのも立ち上げたので。サポーターズクラブは個人では入れなくて、クラブ単位でしか登録できないから、どこかしらのクラブに入らないといけないんです。各クラブにはリーダーが1人いるから、リーダーだけ集めてのリーダーズミーティングをする予定です。サポーターズのリーダーというのはファンでもあるし、スタッフでもあるし、みたいな立ち位置になると思います。親衛隊みたいなものだから、ファン代表。


── 今年のソロ活動はファンも含めて、ますます距離の近いものになっていきそうですね! ありがとうございました!

写真ギャラリー
_A9A0213.jpg _A9A0126.jpg _A9A0121.jpg _A9A0051.jpg _A9A0090.jpg


◆15周年記念LIVE開催決定!◆
セットリストが異なる、2日間だけのスペシャルステージ!
「15th ANNIVERSARY LIVE」
【日時】2017年8月25日(金)開場 18:00 開演 19:00
2017年8月26日(土)開場 16:30 開演 17:30
【会場】東京 昭和女子大学 人見記念講堂
【料金】前売り \6,900(Tax in)当日\7,400(Tax in)
【一般発売日】7月1日(土)

詳しくはコチラ

サイン入りチェキプレゼント

S__2523142.jpg


TETSUYAさんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント! LINE BLOGアプリから「TETSUYA」と「V.I.P. Press」をフォロー&この記事に「いいね」を押せば応募完了です。「#TETSUYA」をつけてご自身のブログにもぜひ感想を書いてください♪  

アプリでフォローして応募する
※当選者にはLINE BLOGアプリのお知らせでご連絡します


愛されんだぁ I Surrender(初回限定盤)(DVD付)
TETSUYA
ユニバーサル ミュージック
2017-6-14

愛されんだぁ I Surrender(通常盤)
TETSUYA
ユニバーサル ミュージック
2017-6-14



「15th ANNIVERSARY」として今年は昨年に引き続き、ここから盛り上がっていく予感大! LINE公式アカウントでも随時、情報が配信されています。こちらも要Check!

友だち追加数


会いたい “あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
『愛されんだぁ I Surrender』を聴きながら、真夏に向けて、恋したいです!
それでは、また。

(撮影/木村直軌、取材 文/藤坂美樹)

編集部のおすすめ記事