幕張メッセにて10月14日(金)、15日(土)、16日(日)の3日間にわたって行われた「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten」。日本全国からヴィジュアル系バンドファンが集結したこの音楽フェス最終日に登場した清春さんにインタビューしてきました! 説明不要のロックスターが語る本フェスへの思いとは…。

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――ステージへのご出演、お疲れ様でした! まさかの『忘却の空』スタートで驚きました。

あれはね、やっとかないとなと。役割的に。



――お客さんも「キャーッ」ってなってました。

最初は音が全く分からなくて。2人のギターが聞こえなかったので、あ、ずれてるなぁ、仕方ないなぁって思いながらやってました。でも昼にライブをやることが普段はないので、新鮮でしたね(笑)



――確かに、清春さんは夜のイメージがあります。

なんなら、僕、今日寝てませんからね。さっきちょっと、うとうとっとしてたんですけど。ずっと起きてる感じがしてます。だいたいこの時間、13時くらいって寝る時間なんですよ。これから寝ようかなって時間なんで、頑張れるかなって思ってました。寝る前に今日のお客さんに見られたって感じですね。



――寝る直前のライブ(笑)90年代から音楽シーンをずっと引っ張ってきたバンドが今回多く出演されていますが、昔のことを思い出したりされましたか?

X JAPANは自分が10代のころに雑誌で見ていたバンドですからね。YOSHIKIさんにお会いするのは初めてではないですけど、HYDEくんやLUNA SEAやGLAYが出る中で、僕もその中に入れてもらえるんだなって思いました。まだやっている人たちのくくりに。そういう感じですかね。懐かしいって感じはしないですけど。



――現在進行形で続いてきた感じでしょうか。

メインステージで残っているアーティスト、XやLUNA SEA、GLAY、HYDEくんたちの中にね、自分も入れてもらえたのかなって感じでした。あと若手もたくさん出てましたしね。 



――今回のフェスを通して、ヴィジュアル系の音楽シーンを変えていきたい、などご自身の思いはありますか?

今残っている人たちというのは、ちゃんと音楽やっている人たちなので、ジャンルがどうであれ。音楽が好きで、プレーをし続けている人たちですよね。そういう根気とか闘志は若手の子達にもあるといいなと思います。今回このフェスに出ていない人たちにも、当然のようにそういう意思があるといいよね。僕らの頃はそうだったんだ。昔のほうが良かったというわけでは全然ないけど、ちゃんと演奏ができなかったり、歌が歌えないなら人気が出るわけもなかった。今は人気の理由も様々になってきて。まあそれも面白くて楽しければ良いんだろうけど本当に才能があって上手な人たちに光が当たるのがいいな、とは思います。



――若手の実力のある人たちに演奏する場所が与えられたり。

そう。「ただバンドをやってるだけじゃん」っていうのは、違うと僕は思うんですよね。本当に上手い人たちにチャンスが与えられればいいなと。それはヴィジュアル系に限らずだけど。



――若手が伸びていくシーンになっていくといいですね。若手のバンドの中には、清春さんに憧れてバンドを始めた方も多いですよね。清春さんのようにずっとカッコいいスタイリッシュな男でい続けられるひけつはあるのでしょうか。

いや、ないなぁ。誰もがオリジナルな感じのアーティストになれるわけでもないし、だけど誰もなれないわけでもないと思うんです。どういうふうに生きてきたかという生き方の部分と、自然に与えられる条件の中で、どう川を泳げるか、じゃないかと。僕はたまたま泳ぎ方が人と違っててそれも良かったのかなという感想です。今日のフェスに出演したような、バンドをやっている若手の子達のファンはたぶん僕の娘ぐらいの年だと思うんです。



――大学生くらいとか。

そう。じゃあ、自分の娘が僕の音楽をわかるのかってとこなんですよ。ちょっと分からないってなると思うんです、やっぱり。僕らみたいな世代が、今の音楽番組を見てもよく分からないって思うのと同じように、僕の音楽のことは彼らにはよく分からないんだとも思います。そういう若い世代と僕たちの世代の違いはありますよね。だけどそれでもそこに、ちょっとだけ共通項はあると思うんですよ。「この曲いいな」「この人知ってる」「耳に残るメロディーだな」とか。見た目や雰囲気に関しても、おじさんなんだけど、おじさんっぽくないとか、自分のお父さんと比べて若いなとかね。だけど僕を含めて、あと何人かしかいない、ヴィジュアル系ミュージシャンの元祖みたいな人たちになれるかって言われると、方法はないと思う。



――生き方が重要、すごく響きました! 今の若者、というところでいうと自分でビジネスを起こしたい、成功したいという声もよく聞きます。清春さんはアパレルの分野でも活躍していらっしゃいますが、ビジネスで成功するコツはありますか?

僕らアーティストの場合は、僕ら自体が商品なので、それに付随する興味があることを具体化していく感じですね。物だったり服だったり、サービスだったり。もちろん音楽もそうです。ふつうにビジネスをやる人とは真逆ぐらい違うので。そこで得をしている部分もあるし、良くも悪くも「清春」というイメージがついていることで敬遠する人もいるだろうし。それに関してはどうやって自分が放つイメージを増やしていくか、ですね。時には悪く変えていくこともひとつの策かもしれない。



――「パブリックイメージ」を作るということですね。

でも若い子はもうネットだから当たり前にネットを使うくらいですよね。



――ネットといえば、SNSのツールであるLINEはいかがですか? 最近はSNSでのコミュニケーションが活発ですが。

LINEは使ってますよ。今自分のアパレルでも飲食でも連絡はほぼ全部LINEだしそれぞれグループも作っています。でも、SNSって例えば僕の娘とかは、Twitterのアカウントを5つくらい持っていて。僕からしたら何をそんなに使い分けているのか分からない。コミュニケーションというところで言うなら、本当は対面がいいよね。対面して、他の人の意見や顔色を吸収するって大事。言葉だけじゃ足りないところは対面しか補えない。ただ、いろんなことが若者の間で起きているんでしょうから、良い悪いとも言えないですけどね。



――そうやってコミュニケーションのしかたも変わって、時代が変わる中で、続いているヴィジュアル系というジャンルは私も大好きですし、続いてほしいなって思います。

僕らのときはさ、BBSすらなかった。ブレイクしたときって、ホームページもBBSもなくて。それができてきて、掲示板だブログだSNSだっていろいろ増えてきて。たた長いこと音楽活動をしてきて、変わらないものもありますよ。日本にしかない文化というか。



――ヴィジュアル系は日本が世界に誇れる文化だと思います。

外国の人が憧れてくれたりするしね。僕は海外でライブしたことがあまりないから、わからないけど。台湾しかないかな。



――海外のみなさんも来てほしいと思います! ありがとうございました!


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「誰もがなれるわけではない。だけど誰もなれないわけでもない」きっと皆、少年少女のころ一度は憧れたことがあるだろう、音楽で成功するという道。それを体現している人たちが集まったフェスだから、今回のVISUAL JAPAN SUMMITは鮮烈な記憶を見た者に残したのではないかと思います。

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それでは、また。


(撮影/奥田耕平、取材・文/藤坂美樹、VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten)