L'Arc~en~Cielのベーシストであり、ソロアーティストとしても活動中のTETSUYAがファンクラブ「CÉLUXE」発足1周年を記念して、会員限定のアコースティック編成ライヴ「CÉLUXE NIGHT VOL.1.5」をBillboard Live TOKYOにて行った。

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ファンクラブ会員限定の「CÉLUXE NIGHT」は「VOL.1」が昨年7月に大阪にて開催され、今回が初の東京公演となる。

会場入口ではTETSUYA考案のバナナのキャラクター「MUKIMPOくん」の着ぐるみが来場者を迎え、ポーズをとって写真撮影に応じたり手を振ったりと、たくさんのファンに囲まれていた。

昨年末に行われたディナーショー「Christmas Dinner Show 2015」でもアコースティック編成のライヴを見せてくれたTETSUYA。今回ライヴが行われる、Billboard Live TOKYOはフードやドリンクを楽しみながらライヴを鑑賞できる世界基準のクラブ&レストランだ。この日だけのオリジナルメニューとして、TETSUYA自らが命名したカクテル「ジューシーバナナ」やバナナのパンケーキといった、TETSUYAらしさがあふれるフードやカクテルが用意されているのもうれしい。ファンはそれぞれのテーブルについて食事や歓談をしながら、TETSUYAのステージを心待ちにしていた。

開演時間になりSEが流れはじめると、サポートメンバーの重実徹(Piano)、山口周平(Acoustic Guitar)、Lyn(Chorus)、notch(Percussion)が順番にスタンバイ。そしてお待ちかね、TETSUYAが会場後方の階段から颯爽(さっそう)と登場。その上、なんとファンの座っているテーブル席の横を通りステージへ。さっそくのサプライズに会場からは歓声が巻き起こる。

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TETSUYAがスワロフスキーでデコレーションされたマイクスタンドを手にすると、山口周平のギターから始まる、アップテンポな『LOOKING FOR LIGHT』でスタート。柔らかなアコースティックサウンドにTETSUYAの伸びやかな声が乗る。いつもと違ったアレンジに、ファンも食事の手を止めうっとりとした表情で特別な時間を堪能していた。

『Can't stop believing』ではハンドクラップで盛り上がり、「眠れない夜には 星空見上げて」と歌い上げるTETSUYAとLynのコーラスワークは息もピッタリ。

「こんばんは! おげ~んき? 皆さん『CÉLUXE NIGHT VOL1.5』へようこそ!」という定番のあいさつから始まり、オープニングのサプライズ登場について「『リサイタル』って感じでしたよね」とニヤリ。

続く重実徹の生ピアノの調べから『In My HEART』、『魔法の言葉』の軽快なサウンドでは着席公演ながら、楽しそうに身体を揺らすファンの姿が見られた。

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「皆さんお酒飲んでます? 僕のことはよく見えてませんよね? (『見えてる』という声を聞いて)じゃあもっとお酒飲んでください(笑)」と会場を笑わせる。黒いジャケットに白いシャツ、赤いストールと革のブーツという装いのTETSUYAに対して、会場から「王子!」という声が起こると、まんざらでもなさそうな笑顔。ファンクラブ限定ライヴということもあり、ファンとのやりとりひとつとっても、フランクでアットホームな雰囲気を感じられた。

ステージと客席が近いことに触れ、「こういう雰囲気も新鮮でいいですね。……でもすごく見られて恥ずかしい。なので、皆さんお隣の人とおしゃべりしていてください(笑) 本当は恥ずかしいから後ろを向いて話したいけど、幼稚園の頃のお遊戯会で『お客さんにお尻を向けてはいけません』と先生に叱られたからやりません(笑)」と、彼らしいトークが続く。

続いて「幻のシングルを歌おうと思うんですよ」と、『Time goes on ~泡のように~』へ。この曲はL’Arc~en~Cielの9作目のアルバム『SMILE』収録曲のセルフカバー。別れをテーマにしていながらどこか優しい雰囲気を持つ曲をTETSUYAは身体全体で表現していく。『WHITE OUT』も普段よりもさらに深みを持って聴かせるアレンジになっており、さっきまで軽妙なMCで笑っていたファンも、息をのんで見守っている。

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再びソファーに腰掛け、メンバー紹介をするTETSUYA。2~3階席に向かって「上!」そして1階席に向かって「アリーナ!」と会場をあおり、それまで着ていたジャケットを脱いで、『lonely girl』から、『Fantastic Wonders』へ。

「楽しんでます? ファンクラブ入って良かった?」 そして、スマホとFCが一体になった「TETSUYA-PHONE」や「TETSUYA Official Credit Card」などの話に触れ「そういうのを出すよりも『シングル出せ』って思いません?」とシニカルなトークが続くも、「僕はポジティブなので、なるべく(新曲を)早くお届けしたいなと思っています、がんばります」と語り、ファンからの温かい拍手が起こった。

「もう4月ですね、自宅から桜が見えるんですよ。基本毎日見てるはずなのに、いつの間にか桜が咲いていつの間にか散ってました。あっちゅうまですよ」と軽妙なトークで和ませ、「もっとトークを」というファンの声に対して「いやいや終電があるから……僕も電車で来ているので。続きはハワイでね(笑)」と客席を笑わせる。

どんなにコミカルなトークをしていても、演奏に入るとあっという間に楽曲の世界観で塗り替えるのがTETSUYAのライヴのすごさだ。notchの奏でるウィンドチャイムの音がきらめく『15 1/2 フィフティーンハーフ』に続き、「最後の曲です」と始まった『流れ星』では、温かな音が会場をゆっくりと包みこみ、会場が一体となっていた。お辞儀をし、ステージを後にするTETSUYA。アコースティック編成というレアなステージだからこそわかる「聴かせる」ヴォーカリストとしての風格がうかがえるステージだったように思う。

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アンコールの声にこたえて再びステージにあらわれ、「生で歌うのは初めてです。皆さん、宇宙一早く聴けて良かったね」と、ライヴでは初披露となる『Make a Wish』がスタート。すると、それまでずっと閉じられていたステージ後方のカーテンが開き、六本木の美しい夜景が鮮やかに広がる。テンションが最高潮となった客席からのハンドクラップが響く中、両手を広げてファンの熱気を受け止めるように歌うTETSUYA。演奏が終わると名残惜しそうに「きれいな夜景やね、気をつけて帰ってね」という言葉で締めくくり、この特別な一夜は幕を閉じた。満足そうな表情で会場を後にするファンたちが印象的だった。

また、4月29日にはEBISU The Garden Hallにてバンド編成のファンクラブ限定ライヴ「CÉLUXE NIGHT VOL.2」も予定されている。


◆SET LIST◆

1st STAGE
01.LOOKING FOR LIGHT
02.Can't stop believing
03.In My HEART
04.魔法の言葉
05.Time goes on ~泡のように~
06.WHITE OUT
07.lonely girl
08.Fantastic Wonders
09.15 1/2 フィフティーンハーフ
10.流れ星
[EN]
01.Make a Wish

2nd STAGE
01.Roulette
02.Can't stop believing
03.empty tears
04.魔法の言葉
05.Time goes on ~泡のように~
06.WHITE OUT~memory of a color~
07.lonely girl
08.wonderful world
09.15 1/2 フィフティーンハーフ
10.流れ星
[EN]
01.Make a Wish


■OFFICIAL FAN CLUB LIVE「CÉLUXE NIGHT VOL.2」
【日時】2016年4月29日(金/祝)OPEN 16:00/START 17:00
【会場】EBISU The Garden Hall(東京都目黒区三田1-13-2)
【料金】¥6,900 (tax in) ドリンク代別 ¥500 (tax in)
【問い合わせ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 (平日10:00〜18:00)
http://gardenplace.jp/hall/index.html 


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(撮影/今元秀明、取材・文/藤谷千明)