元HKT48の人気アイドルで、今年「ミスiD」の準グランプリを受賞し再デビューした菅本裕子さん。「芸能界にいたいわけじゃない」発言が話題になるなど、ネット上でも注目されている菅本さんにHKT48時代のこと、アイドルを辞めてから再スタートを切るまでのこと、現在の心境まですべて語っていただきました!

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――いつもLINE BLOGを書いてくださり、ありがとうございます! ミスiDの準グランプリを受賞され、今ノリに乗っている菅本さんですが、ブログには「昔は自分に自信がなかった」と書かれていました。なぜ自信がなかったんですか?


私は北九州の小さな町で生まれ育ったんですけど、中学、高校までは自分がかわいいと思っていたんです。でもHKT48に受かって、アイドルの中に入ってみたら、こんなにかわいい子がこの世にはいるのか、という子たちが集まっていて、衝撃を受けました。「あれ? 自分はそんなにかわいくないんじゃないかな」って思って。しかも、総選挙があったりして、その子たちと比べられることにもなり、自信をなくしてしまったんです。



――なるほど。地元にいたときには「かわいいね」って言われていたのに、アイドルになってみたら、「かわいい」子たちが大勢いたってことですね。

そうですね。中高のころは自分でも、ふつうの基準からしたらかわいいほうかな、って調子に乗っていたんですけど、いざアイドルになって、総選挙に出てみたら、圏外で、自信はあっという間になくなりました。



――HKTのオーディションを受けた理由は、アイドルになりたかったからですよね?

いえ、めちゃめちゃ不純な動機だったんです。中学のとき、勉強を頑張って、すごく偏差値が高い高校に入ってしまって、夏休みの宿題がものすごく多かったんです。その夏休み中にHKTのオーディションがあると知って、「これに受かったら夏休みの宿題をしなくていいんじゃないか」って思って(笑)



――そんな理由で?(笑)


受かったら芸能コースのある高校に転校しないといけないので、宿題をやらなくてすんだんですよ(笑) もともと、AKB48が好きで、自分にちょっと自信があったのも理由なんですけど、一番は宿題をしなくてよくなるからでした。実際にまんまと合格して、宿題をしなくてすみました。だから、相当、自分に自信があって受けたわけでもないんです。



――そして受かったから入ってみたら、かわいい子ばっかりだったと。

ダンスレッスン中に大きい鏡の前にいるのが、ものすごく苦痛でした。



――HKTでは最年長でしたよね。


そうなんです。平均年齢が13.1歳で私はそのとき、16歳だったので、年長でしたね。



――アイドルなのに、HKTのときは服がダサかったとブログに書かれてましたね。

本当にダサかったんです。おばあちゃんのお下がりとか着てました。


昔のゆうこすがコチラ。

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――それはおしゃれに興味がなかったからですか?

いえ、それが私の中でのMAXおしゃれだったんです。私にできるおしゃれがそこまでが限界で、雑誌を見てマネしようとか、そういうところまでいかなかったんです。私が雑誌のマネしておしゃれしても、まわりから逆にダサいと思われるんじゃないかな、とか超ネガティブな考えだったんです。ミニスカートとか、私がはいてよろしいんですか? くらいのネガティブさでした。



――でも当時からスタイルが良かったと思います。


いやいや! 今より6.7kg太ってました!

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HKTを辞めたときは「やったぞ!」と思いました


――総選挙はやっぱりつらかったですか?

超つらかったです。私が出たときの総選挙では、私の目の前に渡辺麻友さんが座っていたんです。発表が進んで、21時を過ぎたら16歳以下は帰らないとならなかったので、HKTのメンバーは私を含め3人しか残れなくて、みんな帰ってしまって。後ろががらんとした中、渡辺麻友さんの後ろに私がずっとピンボケで映っているという(笑) 1位2位の発表があるまで、まゆゆさん、すごい真剣な表情をされていて、後ろで私、どういう顏をしたらいいのかわからなくてつらかったです。私が呼ばれることは絶対ないんだから、もう帰りたい、と思ってました。自分が圏外だったことで大ダメージを受けました。



――総選挙は精神的につらそう……。

HKTにいたときは、めちゃめちゃ自分を消費していたから、キツくて。アイドルという職業は自分を作らないとならないので、それが無理でした。向いていなかった。素直に思っていることを言いたかったんです。



――じゃあ辞めたあとは、自分に戻れた感じがしたんでしょうか。

そうですね。辞めた瞬間、「やったぞ!」って思いました。ファンの方々には申し訳ないんですけど、肩の荷が下りたんです。当時私は高校2年生で、アンチがたくさんいることもかなりつらかったですし。でも辞めてから、1、2週間たって、私が辞めた理由について、いろいろなデマがでてきて、またつらくなりました。



――辞めることに関しては、スパっと決められたんですか?

もう即決でした。辞める相談は、半年ぐらい前からしていたんですけど、相談をしている最中に事務所に呼び出されて、「ファンの男の人とメールしているといううわさがあるけど、本当?」って聞かれたんです。相手はもともと、ファンではあるけど、友だちだった人だったんですけど、「本当です。すみません」って答えました。そうしたら「もともと辞めたいと言っていたし、これを機会に辞めますか?」って言われて、「それじゃあもう辞めます」という話になりました。何か、一瞬で終わりましたね。半年間悩んできたのに、本当に一瞬で終わりました。



――やましいことはなかったのに、そのあといろいろと言われてしまったんですね。

びっくりしました。確かに、5人一緒に辞めたので、不自然ではありますよね。スキャンダルで辞めますとは言っていなかったんですけど、ファンの間では「泊まりもあったんじゃないか」とか言われてしまって。



――精神的につらかったですね。

鍛えられましたね。強くなるしかなかったです。



――辞めるときは「料理の道に進みます」ということでしたよね。

辞めるための理由として、料理がしたい、と言い訳みたいな感じで言ったんです。でも言ってしまったから、「やばい、専門学校行かなきゃ」って思って、両親に「すみません、お金払ってください」って頼みました。おばあちゃんが料理屋さんをやっていたこともあって、料理は嫌いではなかったし、料理ができたら、将来男性にモテるな、ぐらいの気持ちでした。

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アイドルという職業は辞めてしまったけど、みんなのアイドルにはなりたいです

――モテは大事だと。それじゃあ、辞めたあとは、何がやりたいかゆっくり考えていた感じなんですか?

そうですね、特にやりたいことが他にあったわけでもなく、芸能界に戻ろうかとも思っていなかったんです。たまたま別の事務所からスカウトがきて、「料理研究家として活動しながら、デマを払拭(ふっしょく)しませんか?」と言われて、その事務所に入りました。だから、本格的に芸能活動をしようとも考えてはいなかったんです。ただ、アイドルではないな、それはもうキツイなって思っていました。



――なるほど。そういうちょっとあやふやな時期を経て、ミスiDを受けることはご自身で決められたんですか?


そうですね。その前からこまごまとしたお仕事はしていたんですけど、どこかに就職しようかな~とも考えていたんです。そういうときに、ミスiDのオーディションを知って、「すべての女の子はアイドルである」というキャッチコピーに興味を持ちました。私はもともと、自分は北九州でかわいくて、アイドル的存在なんだと思っていて、でもいざ、アイドルが仕事になったら、思っていたアイドルと全然違ったんです。アイドルを見るのは好きだったのに、自分がやってみたら、理想とは全然かけ離れていて、向いていないなと思いました。 でも、そのミスiDのキャッチコピーを見たとき、私はアイドルという職業は辞めてしまったけれど、みんなのアイドルにはなれるな、ってもう一度思えたんです。刺激がほしくなったこともあって、受けることを決めました。



――菅本さんがHKTに入る前に思っていた「アイドル像」はどんなものだったんですか?


みんなから愛されて、会う人全員を元気にしてあげられる、みんなからかわいいと思われる存在。アイドルって、クラスにひとりいて、あまり他の子と比べられない存在だと思っていたんです。それがHKTでは何人も集められて、あなたが「1位」、あなたが「2位」と順位をつけられて。ダンスが下手だと言われたり、演技もしないといけなかったり、キャラクターの方向性を決められたり。そいういうことが嫌でした。



――方向性を決められたくない、とブログにも書かれていましたよね。

はい。私には向いていない世界でした。ミスiDのことは、まわりの友だちにも、ミスiD受賞者のことを好きな子が多かったので、知ってはいて、でも受けることを決めたのは自分です。

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「芸能人でいたいわけじゃない」発言の意味

――ミスiDを受けるにあたって、すごく努力もされたと思うのですが、具体的にはどういうことをされましたか?


ミスiDって、こういう人だったら受かります、という基準がなくて、「アイデンティティー」と「アイドル」を組み合わせて「ミスiD」という名称なくらいなので、いかに自分をアピールするかだけを考えて、SNSを駆使しました。



――SNSの使い方は、菅本さん、とても上手ですよね。思っていることを素直に書かれている感じがするので、ファンの方もうれしいだろうなと思います。気持ちを伝えよう、というところは意識されて書かれているんですか?

そうですね。LINE BLOGに関しては、そこに気を付けています。書くのに、1、2時間かけています。何回も読み直して、私が本当に伝えたいことがこれで伝わるのか、とか、読んでいる側がおもしろいと思えるかとか、考えすぎて時間がかかってしまいます。



――気持ち、伝わっていますよ。写真や出来事だけではなくて、菅本さんがふだん思っていること、たとえば「芸能界にいたいわけじゃないんだ」とか、ふつうだったらあまり書かないようなことをサラッと書かれているところが魅力です。

「芸能界にいたいわけじゃない」というのは、みんな実は思っていることだと思っていたんですけどね。すごく取り上げられてしまって、逆になんでだろうと思いました。私はAKBグループしか芸能界を知らなかったので、辞めてから、地下アイドルの子や他の芸能の子と一緒にお仕事してみて、やっぱりAKBグループは特殊な世界だったんだなと気づきました。もともとのグループがでかいから、入った瞬間からスターなんですよ。



――確かに、HKTの子、ということで仕事がきますよね。

入った瞬間に紅白が決定しているし、曲のリリースも出るテレビ番組も、雑誌も全部決まっていて。そうじゃなくて、ゼロからのスタートでやってきている子たちを見ていると考えさせられました。芸能界にいるために、自分のやりたいこととは違うことでも頑張ったり、大人に言われた方向性を守って活動している子たちを見て、裕子は別に芸能界にいたいわけじゃなくて、やりたいことをやっていたら、それがたまたま芸能界だったんだ、芸能人であることにこだわっているわけじゃないんだ、と思いました。



――芸能人でいたいから、この仕事をしているわけではないんだと。

そうです。ただ、「菅本裕子」を発信したいだけなんです。方向性は誰かに決められたくなくて、自分で考えたいんです。



――今は自由にやれている感じがしますか?


ありがたいことに、今の事務所はほぼフリーでやらせてくれています。ブログも、炎上ぜんぜんOK! ぐらいの勢いでやらせていただいています。

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だんだん、炎上脳になってきました(笑)

――ブログは同じように悩んでいて、なかなかポジティブになれない女の子たちを勇気づけるような内容が多いと思います。「嫌なことがあっても、私はついてる!」って思うって書かれていたのを拝見して、私も見習おうと思いました。

そんなふうにポジティブにならないとやっていけなかったですからね。HKT辞めて、たたかれていたとき、私、ムカついたから、動画を自分で撮って、YouTubeにアップしたんですよ。



――それ拝見しました。そんなにたたかれたんですね……。

たたかれました。地元のローカルニュースに「覚せい剤やってる」とまで書かれて。だから、YouTubeで、全部デマです、やっていないし、今後もやらない、と宣言しました。今の私だったら、人のうわさも七十五日だよ、無視してればいいや、って思うと思うんですけど、そのときはまだ高校2年生だったので。



――キツイですよね。

その動画の最後に、Twitterのアカウントを見せて、「良かったら登録してください」って言いました。やっていないということを今後の活動で知らしめたいと思ったんです。そうしたら、フォロワーがドーンと増えました。辞めて、アンチが増えたおかげでフォロワーも増えたんです。そうすると、私、他のHKTの子よりも発信力があるんじゃないかと思い始めました。そこからです、めっちゃポジティブになれたのは。嫌なことがあっても、逆にこれでよかったんじゃないかと思うようになりました。アンチを味方につけよう、という炎上脳にもなってしまって、すぐ炎上させようとするので、ダメなんでしょうけど(笑)



――注目されることで生まれるチャンスもありますもんね。

いい具合にネットニュースも利用していきたいですね(笑)



――本当に強い! その強さもゆうこすの魅力ですね。


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編集部では、「人生はモテるためにある」と公言するゆうこすに、「本当は教えたくない、男性にモテるテクニック」についてもうかがいました! ゆうこすが実践している、モテるための秘訣(ひけつ)とは? 近日公開しますので、お楽しみに!!!!!


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それでは、また。

(撮影/杉 映貴子、取材・文/Mikity)