2016年1月、インディーズながら、日本武道館単独公演のチケットをソールドアウトさせ、大成功させたSHISHAMOがLINE LIVEに登場! ティーンエージャーから絶大な人気を集める彼女たちに、ニューアルバム『SHISHAMO 3』のこと、出演したLINE LIVEのこと、お互いのことをどう思っているかなどたっぷりおうかがいしました!

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(左より)松岡彩さん(Ba)、宮崎朝子さん(Gt、Vo)、吉川美冴貴さん(Dr)


――3月2日にニューアルバム「SHISHAMO 3」が発売されましたが、どんなアルバムになったのか教えてください!

宮崎朝子さん(以下、朝子) いいアルバムというより、好きなアルバムができたなって思っています。実はあまり私、SHISHAMOの曲が好きじゃなくて(笑) 自分で作ったけど、普段は自分の曲は聞かないんです。でも『SHISHAMO 3』ができたときは達成感があって、自分の好きなものを今までよりも詰め込めた感じがしているからかな。家でも聞いていて、作った側というよりは、聞く側としてすごく好きなアルバムができたなと思っています。 

松岡彩さん(以下、松岡) 私は、これまでやったことないような曲調やリズムに挑戦できたアルバムになったと思います! 

吉川美冴貴さん(以下、吉川) 全曲を通して、自分の技術的にできなかったことをちゃんと実現できているアルバムになったと思います。これまでだと、「ドラムだったらこの曲にはこういうベースのリズムが合うんだけど」と思っても、自分の実力的に諦めることがこれまでのアルバムにはあったんですけど。今回はそういうことがなく、ちゃんと自分の納得する形で作れたと思っています。


『SHISHAMO 3』のリード曲『みんなのうた』には、SHISHAMOのファンを公言している女優・清水富美加さんが出演 

 

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――今年の1月に武道館でライブを開催されましたが、振り返っていかがですか?


朝子 正直にいうと、元々「武道館でやりたい!」という目標をもってやっていたわけではないので、単純に「たくさんの人がSHISHAMOのライブに来てくれた!」というのがすごくうれしかったですね。数千人の前でライブをやるのは初めてだったので、これだけの人がライブを聞くためにこの場所に集まってくれたんだというのが、SHISHAMOとしてではなく、「SHISHAMOってそういうバンドになったんだな」って、改めて思いました。

吉川 もともと小さいところからライブやって、次のツアーでは前回より少し大きなライブハウスになって、そしてその次もまた少し大きくなって。そうやってだんだんと大きな場所でやれるようになっていったので、「武道館でやりたい」というよりは、やるところがだんだん大きくなってその延長線にあったのが武道館だったという感じです。



――一歩一歩着実に歩んでいった先に武道館があったんですね。今回のアルバムの制作秘話があれば、教えてください!

朝子 えー、なんだろう?

吉川 今回、松岡がコーラスをやって(笑)

松岡
 えー、あれ……?

朝子 コーラスは基本的にレコーディングでは私がやっているんです。でもレコーディングする前にライブで『女ごころ』をやったんですけど、ライブではさすがに一人ではできなかったので、松岡にお願いしたんです。ライブで実際やったら、「いけるんじゃね?」って思って、「レコーディングもやってみようか」ってことになったんですね。

松岡
 声を入れるのが初めてで、すごく緊張してしまって。自分一人でブースに入ったので「誰も見てない」と思ったんです。そしたら自然に祈るポーズをしてて(笑) 

全員 (笑)

朝子 ブースのカメラで中が見れるんですよ(笑)

松岡
 本当に自然に手を組んで。

吉川 震えながら手を組んでたよね(笑)

松岡 お願いしながら歌ってて(笑)

朝子 それを見て、こっちは「何で?」って爆笑で(笑)

松岡
 終わったらみんな笑っていたので、「何で笑っているんだろう?」って思ったら、実は全部見られていたって。それを聞いてすごく恥ずかしかった(笑)

朝子 あわわわわって感じだったね(笑)

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メンバーはお互いのことをどう思ってる?

――緊張して祈ってしまうなんてかわいいですね。彩さんはみなさんにとって妹みたいな感じですか?

朝子吉川 そんないいもんじゃない(笑)

吉川 言うこと聞かないしね(笑)

朝子 最後に残ったものを絶対に食べるしね。

吉川 食に結構貪欲で、最後の1個を譲らないんですよ。

松岡 最後の1個って「遠慮の塊」って言うじゃないですか。遠慮しないタイプです(笑)

朝子 大袋系は一人で抱えていることが多い。

吉川 ポテチの袋とか、みんなでパーティ用にするのかと思いきや(笑)

朝子 一人で抱えて食べているよね。

吉川 「あれ? ないな?」って思ったら、松岡が食べてた(笑)

朝子 そういうところが腹立たしい(笑)


――朝子さんについてはいかがですか?

吉川 朝子はSHISHAMOを形成するうえで、欠かせないというか、SHISHAMOと朝子はイコールだと思うんですね。というくらい、自分を信じる力が強い。

松岡 うん。しっかりしている。自分というのがすごくあって、嘘がつけない人です。

吉川 うん。確固たるものを持っていて、ゆるがない。芯が強いですね。

朝子 緊張もあまりしないですね。LINE LIVEではしましたけど(笑) 久しぶりにライブをしたので。武道館以来ライブをやってなかったので、それもあって緊張しましたね。それにLINE LIVEのような形のライブをあんまりやったことがないんで、お客さんを前にするのと全然違いますね。



――ではみなさんにとって吉川さんはどうですか?

朝子 吉川さんは……(沈黙)

吉川 ちょっと……やだ(笑)

朝子 吉川のいい事をを言おうとしているんだよ、今!

吉川 探しちゃってるじゃん!(笑)

朝子 悪い奴じゃないんですよ。

吉川 微妙。

朝子 悪い奴じゃないんですけど……面白いんですよね。

吉川 どういうこと?(笑)

朝子 空回りしがちというか、ちょっとずれている? 頑張りどころがずれているというか。「ここ頑張るのに、そこ忘れているんだ?」とか(笑) でも、自分のできることを精いっぱい頑張っている感じはありますね。どこからどう見ても(笑) 練習も一番するし。気づくと練習していますね。

吉川 えへへへっ。

朝子 努力しかできないんですよ(笑)

吉川 確かに。ささいなことなんですけど、自分でも「あっ、やばい。空回りしているな」って思うときはあるかな。

朝子 「こういうところ、直した方がいいよ」って話をしていて、別のところを直しちゃって。「それはそのままでよかったのに」って(笑)

吉川 場面、場面でね(笑)

朝子 面白いですね。見ていてすごい面白い。

吉川 滑稽(こっけい)ってこと?(笑)

朝子 ずーっと見ていても飽きない(笑)

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LINE LIVEの出演はどうだった?

――みなさん、本当に仲がいいですね。今回LINEのプロフィールにBGMを設定できるようになって、「SHISHAMOの曲を設定しました!」というコメントも見かけるのですが、もしみなさんが曲を設定するならどの曲にしますか?

松岡 私はSHISHAMOの『デートプラン』という曲かな。すごく楽しい曲なんで。

朝子 ライブでやるのも、楽しい曲だよね。

松岡 それをかけたら楽しい気持ちになるかなって思いますね。

吉川 私は『笑顔のとなり』。ゆったり聴けるというか、喫茶店とかで流れてそうだなっていう印象があって、BGMに合うのかなって思いますね。

朝子 私は『深夜のラジオ』かな。単純にすごく好きな曲で。先ほども言ったのですが、SHISHAMOの曲はあんまり好きじゃないんですけど、この曲はすごく好きな曲なんですよね。好みだと思いますけど。自分が今までやってきた音楽に近いものがあるからかな。SHISHAMOは基本的に、今まで聞いてきた音楽は私の好きな音楽からちょっと遠いところだったりするんですけど、時々近い曲もあって、それが『深夜のラジオ』かなって思います。



――LINE LIVEも大成功でしたが、終わっていかがですか?

朝子
 終わった後に、結構たくさんの人に見ていただけたと聞いて、「やってよかった」って思いました。そんなにたくさんの人がSHISHAMOのライブを、家でだったり、好きなところで見てくれると思わなかったので、単純に「たくさんの人が見てくれた!」というのがうれしかった。やっぱりこういうライブっていいなって思いましたね。慣れないんですけど、全然(笑) そういうふうに好きな場所で自由にライブを見れるっていいなって思いますね。



――カメラの前でのライブと、お客様を前にしたライブでは違いますか?

朝子 こちらはやることは同じなんですけど、LINE LIVEはお客さんの反応が見えないじゃないですか。普段のライブではMCのときも、曲のときも反応が見えたりして。私はライブ中よくお客さんの方を見てるんですよ。お客さんの顔を一人ひとりマジマジと見ながら演奏することが多いので、それができない。しかも今日は向きが吉川に向いちゃっていて(笑)

吉川 いつものスタジオ練習は、向き合っているんですけど、それに近かったね。

朝子 何がひどいって、

吉川 ひどいって、やめてよ(笑)

朝子 吉川さんって、ライブのとき顔がひどいんですよ(笑)

全員 (笑)

吉川 そうです。否定はしません!

朝子
 それが普段のライブだと見なくて済むのに、今日はずっと向き合っていて。「表情豊かな女性だな」って(笑)

吉川 (苦笑) 今日は目が合っちゃうと笑っていたりしてて。

朝子 笑っちゃうから、普段はあんまり見ないようにしているんですけど。今日は避けることができない(笑) 頑張って他のところを見ようとしていましたね。そんなハプニングもありましたね(笑)

吉川 ハプニングって(笑)

朝子 あれが映っていたと思うと……ちょっと。  

吉川 やばい?

朝子
 震えるな(笑)



――朝子さんからそう言われてますが(笑) 美冴貴さんはいかがでしたか?

吉川 なんだろう。朝子も言ったんですけど、お客さんがいないというのが普段のライブと一番違う部分だなって思っていて、「どうしても一方通行になってしまうのかな?」っていうのがずっとあったんですけど。でも私は今日、最初から最後まですごく楽しくて! 「たくさんの人が見てくれているんだろうな」というのはあったんですけど、向き合ってやっていたんで、普段の自分たちの感じに近い部分が出ていたと思います。ライブとは違った部分を見てもらえたのかな?というのがあったので、よく朝子とも目が合っちゃったんだと思うんですけど(笑)

朝子
 3人が一つになっている感じはあったよね。  

吉川 そうそう。それが本当にあって、それを見てもらえているんだったらすごくうれしいなって。

朝子 というのが顔に出ちゃった(笑)

吉川 そうそう。顔に出ちゃった(笑) 私向き合って普段の練習とかするときって、割と朝子の方を見がちなんですね。だから今日も見ちゃった(笑)

全員 (笑)

朝子
 繋がっている感じはあったね。

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SHISHAMOのプライベート

――みなさんが繋がっている感じがとてもしますね。プライベートでも一緒に遊んだりされているんですか?

朝子 遊ばないですね(笑)

松岡 えー(笑) でも、私は一人暮らしなんですけど、たまにうちに集まって、お鍋はします!

朝子 2回しかしてないけどね(笑)

松岡 2回はしたよ!

吉川 まぁね(笑)

松岡 あとは、ボルダリングしにいったりとか。

朝子 1回しか行ってないけどね(笑)

全員 (笑)

松岡 やめてー。遊んでないわけではない……かな(笑)

朝子 私生活というのが特にないなって思いますね。常にバンドの活動をしているので。

吉川 あまり区切りがないかな。

朝子 毎日一緒にいるので。飽きても一緒にいないといけないので(笑)

吉川 おーい!

朝子 飽きる?

吉川 飽きないですね、全然(笑) けんかもない。  

朝子 特に仲良くはないんですけど(笑)

吉川 飽きるというか、一緒にいることが当たり前になってるんで、飽きるという発想はないかな。  

朝子 家族とかそうだもんね 。

吉川 うん。  

朝子 でも家族みたいなもんじゃないですけどね(笑)

吉川 いやいやいや 。

松岡 でも、家族より一緒にいることが多いです!

吉川 そうだよね。  

松岡 私は実家が大阪なので、一人でいるか、3人でいるかみたいな感じなので。家族に近いのかなって。  

朝子
 (顔を横に振る)

松岡 でもない。あっ、違うみたいです(笑)

吉川 私は家族に近いって思ってるよ!

朝子 バンドメンバーですね(笑) バンドメンバー以外何でもない(笑) でも、やっぱり自分にとってバンドが一番大事なことなので、その大事な仲間ですね 。



――朝子さんは個性豊かですね(笑) では最後に『SHISHAMO 3』を聞いて下さるファンの方々にメッセージをお願いします!

朝子 私自身、すごく好きなアルバムになりまして(笑)私も好きだと思ってるアルバムだから、みんなにも好きって言ってもらえたうれしいなって思っています。(お客さんと)気が合うとうれしいじゃないですか。全部の曲がいいと思っていて、いろんな人の心に寄り添えるアルバムです。ずーっと末長く聞いてほしいと思っています。



――これから始まるツアーも頑張ってください! ありがとうございました!

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SHISHAMOがLINEのプロフィールにBGM設定したい曲はコチラ

SHISHAMO『デートプラン』
SHISHAMO『笑顔のとなり』
SHISHAMO『深夜のラジオ』

「LIVE@LINE MUSIC LAB.」での演奏はコチラから聞けます!


SHISHAMO 公式アカウント

○アルバム「SHISHAMO 3」:¥2,500(税込)
【収録内容】
1. ごめんね、恋心
2. 中庭の少女たち
3. 生きるガール
4. 笑顔のとなり
5. 手のひらの宇宙
6. 推定移動距離
7. 女ごころ
8. 熱帯夜
9. 旅がえり
10. 君とゲレンデ
11. みんなのうた


●ツアー情報
「SHISHAMO ワンマンツアー2016春「少女たちが恋心に気付いたのは、宇宙からの旅がえり」
前売:全席指定 ¥4,400(税込)
チケット一般発売:2016年3月20日(日) 10:00〜

2016年4月9日(土) 埼玉 川口総合文化センター リリア(メインホール)
2016年4月16日(土) 神戸 神戸国際会館こくさいホール
2016年4月17日(日) 広島 JMSアステールプラザ 大ホール
2016年4月23日(土) 茨城 結城市民文化センター アクロス
2016年4月24日(日) 千葉 市原市市民会館
2016年5月1日(日) 高松 サンポートホール高松
2016年5月4日(水祝) 金沢 本多の森ホール
2016年5月5日(木祝) 名古屋 センチュリーホール
2016年5月7日(土) 神奈川 神奈川県民ホール 大ホール
2016年5月8日(日) 仙台 イズミティ21(大ホール)
2016年5月15日(日) 福岡 福岡サンパレス

「SHISHAMO NO OSAKA-JOHALL!!!」
6月25日(土) 大阪城ホール
前売り:全席指定 ¥4,400(税込)
開場16:00 開演17:00
チケット一般発売:2016年4月17日(日)10:00〜

詳しくはオフィシャルサイトをチェック!

会いたい“あのひと” を身近に ―― LINE BLOG。
「努力はきっと報われる!」と希望が持てました!
それでは、また。


(撮影/柴田恵理、取材・文/うにまる)