夏休みだけど、暑いところは嫌だし、日焼けもしたくない……そんなあなたに、ぜひおすすめしたい すてきなエンターテインメントがあります

そう。「バレエ」なんてどうでしょう?

本日、インタビューにご登場くださるのは、『東京バレエ団』のプリンシパル 上野水香(うえのみずか)さんです

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長くすらりと伸びた手足に小さなお顔、ぱっちりおめめ……と、女の子のあこがれがすべて詰まったお人形のよう 

水香さんといえば、世界を股にかけご活躍されているトップ・バレリーナ。この夏、そんな世界が認める水香さんの踊りを気軽に見られるチャンスがあるらしいのです バレエを知らない人も、大人から子どもまでみんなで楽しめるという「バレエの世界」について、ご本人に直接おうかがいしてきました





バレリーナ上野水香の育った世界

――水香さんは、どのような子供時代だったんですか?

水香「もともと幼稚園や学校があまり好きじゃなくて。それよりバレエが好きな子どもでした」

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――もともと、バレエをはじめたきっかけは? 何歳からはじめたんですか?

水香「5歳の時 です。母のすすめで始めました。それも、学芸会のような小さな舞台に出たときに、近所のおばさまが『水香ちゃん、舞台映えするからバレエとかむいているんじゃないの?』と言ってくださったのがきっかけみたいです」

――すごいですね! 近所のおばさまの見抜く力!! それから、本格的にプロを目指されたのは、いつ頃からだったんですか?

水香「なんとなくのあこがれはずっとありましたが、実際にはローザンヌのコンクールで賞をいただいてからですね」

――その後、モナコに留学されていますよね。今も、海外をたくさん飛び回っていらっしゃいますが、これまで何カ国くらい訪れているんですか?

水香「何カ国かはちょっと数えていないですけど、ヨーロッパを中心にいろいろです。公演で行ったところもあれば、練習に行っただけのところもあります」

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――日本と海外で、お客さんの「バレエ」に対しての意識の違いなどを感じることはありますか?


水香「日本ではまだ少し敷居の高い印象の『バレエを見る』ということが、ヨーロッパやアメリカだと、映画を見るのと同じ感覚 なんですよね。劇場自体のファンも根づいているので、通りがかりで入る人もいる んです」

――特定のファンがいるというと……ある意味、野球場みたいな感じですかね?

水香「感覚的には近いかもしれません。『あ。今日これやってるんだ、じゃあ行こう!』という感じで バレエが生活の一部 になっているんです。ヨーロッパはバレエの歴史が長いですからね。日本でも、『もっと身近なものにしたいな』というのは私たちの思いです」 

――レッスンとしてバレエを習う女の子は日本にもたくさんいますよね。最近だと、大人になってからバレエをはじめる人も増えているみたいですし!

水香「そうですね。大人になってからバレエをはじめるのも、美容に良いのでおすすめ ですよ。鏡張りの部屋で、美しいピアノの音色に合わせてからだを動かすことが、その人を美しくします」 

――たしかに! いやが応でも自分の姿と向き合うことになりますもんね。水香さんが言うと、ものすごく説得力があります!

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ユニークなキャラクターが魅力! バレエ『ドン・キホーテ』の世界

さて、そんな水香さんの踊りを拝めるチャンスが近々あると聞きましたが 今回、『子どものためのバレエ  ドン・キホーテの夢』にて、ヒロインの「キトリ」役を踊るということで、この『ドン・キホーテ』の魅力についてお話をおうかがいしました

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キトリといえば扇子! ということで、扇子を持ったLINEキャラクター「ジェシカ」との貴重なツーショットです 

――誰もが知っている『眠れる森の美女』や『くるみ割り人形』と比べると、少しマイナーなイメージがあるのですが、バレエ版『ドン・キホーテ』はどのような演目なのでしょうか?

水香「『ドン・キホーテ』は、とにかく明るくてキャラクター性の強い個性的な演目 なんです。すべての登場人物がいきいきしているのですが、今回の演出はそれをさらに際立たせています」 

――『子どものための』とのことですが、お子様でも楽しめる工夫があるんですか?

水香「そうですね。子どもたちが見やすいように時間も考えられていて、語り役の解説が入ったり、子どもなら大喜びの 大きな着ぐるみが出てきたり、楽しい演出になっているので、キャラクターにもっていかれないように気をつけます(笑)」 



――着ぐるみも!? ブログに登場しているお馬さんでしょうか?

水香「そうです。中にふたりのダンサーが入っているんです。最初は歩くのひとつにしても大変そうだったのが、おとといくらいには『あ、本当に馬がいる……』と思うほど上手になっていて(笑)」

――水香さん演じるヒロイン「キトリ」も、とても人間的で魅力的なキャラクターですよね! あの扇子を持って踊る姿にあこがれる女の子も多いはずです! 「キトリ」を演じる上で、何か意識されていることなどはありますか?


水香「特に意識しなくても、自然に入っていけます。スペイン女性の持つ、情熱や陽気さを表現するよう気をつけています」

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――そういえばブログのデザインも、キトリでしたよね! たしかに、明るくてハキハキしたところとか、イメージあります!

水香「結構踊っている作品ですしね。『白鳥の湖』の次くらい? でも 最初は苦手 だったんですよ」

――それはまた、なぜ!?

水香「踊りがハード すぎて体がもたなくて。元々、ゆったりした動きのほうが得意なので、エンジンを無理にかけて『よし!』ってやらないとできない演目でした。はじめて演じた時は、スタミナを持たせることがとにかく大変で、『正直もう踊りたくない!』って思いましたね(笑) それが 数年たってから、楽しくなってきました 」

――何かきっかけがあったのでしょうか?

水香「役に入り込むことで、テクニックをこなすことがつらくなくなってきたからですね。でも今回の演出では、出番がぎゅっと凝縮されて、結構ハードなんですよ……だからちょっと大変(笑)」

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お子様が集中できる時間のことを考えて、少し時間も短くなっているというこの公演。だからといって、水香さんの出番や時間が減るわけではなく より凝縮されて見応えたっぷりになっているのだとか
そんな大人から子どもまで「おいしいところどり」で楽しめる『子どものためのバレエ ドン・キホーテの夢』 こちらは残念ながらチケットがSOLD OUTしてしまったそうなのですが、夏休みのすてきな思い出にぴったりですね 





上野水香にQ&A大会!!

さてさて、第一線でご活躍されるバレリーナのお話を聞けるなんてめったにないチャンス  せっかくなので、上野水香さんのLINE公式アカウントから、水香さんへの質問&メッセージを募集 したところ、たくさんのご応募をいただきました ありがとうございます

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寄せられた質問&メッセージの中から、お時間の許す限り、水香さんに直接答えていただきました レッスンのことからプライベートのことまで、バレリーナの素顔にせまります


――それでは、よろしくおねがいします! まず、この質問、多かったです! 『座右の銘は何ですか?』

水香「『今を生きる』こと。変えられない過去をくよくよしてもしょうがないし、未来を考えてもだれもわからないし。今をせいいっぱいがんばることで、未来をつくる……という考えです」

――『水香さんが好きな演目を教えてください』

水香「いつも、自分が今取り組んでいる演目がいちばん好き ですね。最初は『え?』と思うものでも、だんだんハマってくるんです。踊っていて、その作品について考えているうちに、その作品や役柄に気持ちがのってくるんです」

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――『ドン・キホーテ』の次は、まったくタイプが異なる演目『ボレロ』がひかえていますよね。

水香「これは 屋外での公演 なんです。夜景をバックに幻想的な舞台をお楽しみいただけるかと思います」

――ボレロを踊る上では、どのようなことを意識されているのでしょうか?

水香「ボレロは役柄がないので、究極の音楽表現 だと思っています。自分を無にして音楽に身をゆだねることを意識しています」  




ちなみに、『ボレロ』は、振付をしたモーリス・ベジャール氏が認めた一流のダンサーしか踊れない作品 水香さんは、日本人女性ダンサーで唯一 踊ることを許されているんです


――続いては、プライベートの質問、いきましょうか! 『
気持ちを切り替えるコツは?』

水香「寝る! たっぷり寝ないとダメなんです(笑)」

――好きなお色は?

水香「ピンク好きです。衣装だとブルー系統なども好きですが」



――『高校2年生女子です。若々しさを保つ秘訣(ひけつ)は?』これ、わたしも気になります! ほかにも美容に関する質問多かったんですよ!!


水香「私の場合は バレエが充実していること だと思います。舞台に向けて打ちこんでいるときが肌の調子も体の調子もいちばん良い。逆にちょっと暇になると荒れます(笑)」

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――きっと夢中になることがパワーになるんですね! つぎの質問いきます。『好きなバレエ音楽はなんですか? バレエ曲以外でも好きな音楽はありますか?』


水香「いろいろ聴きますよ!『ロミオとジュリエット』とか、『シンデレラ』とか、ドラマチックでありながらメランコリックな感じなのが好きです。バレエ以外もいろいろ聴きます。とくに自分と同年代の歌手の人とか。安室奈美恵さんとか浜崎あゆみさんとか好きですね」

――『クラシックバレエを習っている中学生です! 今度発表会があって、初めて1人で踊るんですけど、すごく緊張しちゃいそうで怖いです。普段のレッスンでもちょっとドキドキしちゃってて、こんなんじゃ本番どうなるのかな……って不安です。上野さんは緊張を和らげるのに、いつもどんなことをなさっていますか?』

水香「どんな人でも緊張する ので、緊張をふせぐには 練習を積んで、自信をつけるしかない です。『これだけ練習して、もう体の中に踊りが入っているから大丈夫!』となる。そうすれば、その 緊張が力になる と思います」 

――なるほど! ちなみに水香さんでも緊張することがあるんですか?

上野「もちろん。逃げたくなることもありますよ。でも、終わるころにはまた踊りたくなる んです(笑)」

――きっと、ひとつひとつ乗り越えていくことが、力になっていくんですね! つぎの質問いきます。『9月からロシアに留学するんですけど、ホームシックにかかったりした場合、どうしたらいいですか?』水香さんは、15歳の時からモナコに留学されていますよね。ホームシックにかかったりしたんですか?

水香「2年目くらいにかかりました。毎日、泣きながら家に電話していましたね。でも、けがで動けなくなるわけではないし、ホームシックで踊りがダメになることはない ので、バレエを頑張れば大丈夫です!」 



――『今度、生まれてはじめてバレエを観にいきます。作品を事前に勉強していったほうがいいですか? またアドバイスなどがあれば教えてください』


水香「予習はいらない です。まっさらな気持ちで、五感で感じていただきたいので。あと、席が少し遠い場合は オペラグラス があるといいかな」 

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――『水香さんご自身が、今後、挑戦したいと思うジャンルはありますか?』

水香「いちばん挑戦したいのは、『ドラマチックバレエ』です。アーティスティックな面で深いところを出せる作品に出会いたいですね」

――あっという間にお時間が! さいごに!! 『バレエ』の世界をめざす人に、メッセージをいただけますか?

水香「バレエは本当にすばらしい芸術。人を感動させたり、元気を与えたり、いろいろな面があります。バレエを一生懸命やることが、その人をうるおし、成長させてくれると思うので、絶対、人生にプラスになります。所作へのプラスにもなるので、すてきな女性になるためのエッセンス にもなりますよ」

――ありがとうございました!


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すべてのメッセージをご紹介しきれなかったのが残念ですが、たくさんの質問&メッセージ、ありがとうございました リハーサル前のお忙しいときにもかかわらず、ひとつひとつ丁寧に答えてくださった水香さん 気品があって、笑顔のまぶしいすてきな女性でした ありがとうございました

そんな水香さんですが、近いところだと、『ドン・キホーテ』『ボレロ』の舞台にご出演されるそう 『ボレロ』の方は、チケットも今ならまだ間に合うそうなので、またとないチャンス 夏休みの思い出に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか? デートの候補に挙げるのも、おしゃれでポイント高いと思いますよ

スケジュールや場所など、詳しい情報は 水香さんのホームページ をチェックしてみてください

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(撮影/杉 映貴子、取材・文/谷川めぐみ)