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この日もついにやってきた。
数々の名曲を生み出してきたモンスターバンドLUNA SEAによる締めのステージ。
3万人以上のファンが詰め寄せ、場内の熱気は最高潮に達していた。


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時刻はというと、予定より少し遅れた19時20分。フロアが暗くなり、SEが流れ始めると、「おおー!」という声があがった。

25周年を締めくくるライブの1曲目は『Anthem of Light』。「今君とともに」と歌いフロアを指差したRYUICHI。

続いての曲『TONIGHT』では、センターまで出てきたINORAN。すると、ステージ上のメンバーも右に左に動き回り加速していった。

そして始まる名曲『TRUE BLUE』のイントロに会場は大いに沸く。


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多くの人に支えられてここまで来たことに対して、バンドの顔でもあるボーカル・RYUICHIはMCで感謝を示す。オーディエンスを気づかう言葉をかけたり、共に時代を駆け抜けてきた同世代のバンド仲間、先輩、後輩に対して敬意を表していた。
自分たちが楽しいということも大切であるが、ここまで周囲への配慮に気を配るバンドこそ、頂点に立つにふさわしい存在なのかもしれない。
そんな周囲への思いを表すような名曲『I for You』は、今回のLUNATIC FEST.に関わる全ての人へ向けて歌われた。


「音楽って続けないといけないんだなってすごい実感した」


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RYUICHIは音楽を通して生きてきたことをこう表現した。その音楽人生を導いてくれた先輩hideへ向けて歌われた『ROCKET DIVE (hide with spread beaver) 』。
歌い終わった後には


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「(会場に)絶対来てるよhideさん。hideさんの曲を歌うと、すっげー背中を押してもらってる気がするんだよね」

と気持ちを語った。


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その後は、最近の暴れ曲『Metamorphosis』。フロアのあちらこちらでは頭を振り乱しヘドバンの嵐だった。
そのままの勢いで「もういっちょ行こうかー!幕張飛ばして行くぞー!」という掛け声とともに『TIME IS DEAD』へ!
インディーズ時代から演奏されているライブには欠かせない曲。ファンも「TIME IS DEAD! WORD IS DEAD!」と歌いながら腕を振り上げフロア全体が一体になった。


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「まだまだいけるかー! 幕張いくぞー!」と本編ラストの『ROSIER』。声の調子も絶好調のRYUICHIとマイクスタンドをぶん投げるJのパフォーマンスにフロアもさらにヒートアップ!!

「幕張メッセ! おまえら全員で飛ばしていくぞー!」のRYUICHIの声で本編最後まで走り抜けた。


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アンコールではこの日登場したバンドメンバーが多数、ステージに再登場。
GLAYのTERU、HISASHI、TAKUROを始め、MUCCの達瑯、KA.F.KAの土屋昌巳、AIONのIZUMI等々そうそうたるメンツが勢ぞろい。
みんなで『BELIVE』を大合唱し、最後はLUNA SEAのみで『WISH』を歌いあげフィナーレ&メンバー紹介へ。
SUGIZOの

「次の世代にバトンを渡して、日本のロックシーンを世界に誇れるものにしたい」

という思いが、後輩への敬意の表れだと感じた。

SUGIZOは最後までステージに残り、ひとり会場へ深々と頭を下げ、手を合わせた。
自分たちがステージに立つ意味、存在する意味、いろんなことが頭をよぎったのではないだろうか。
大御所であっても謙虚な気持ちを忘れない、LUNA SEAという伝説的バンドの神髄を垣間見た日であった。