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本日の大トリであり、オーガナイザー、メインアクトでもあるLUNA SEA。
始まる前から観客の盛大な拍手が響いていた。
そしていざ暗転したと思えば、普段止まるはずのないSE『ピアノソナタ』が急に止まり、LOVEというボイスが響くと、 幾度もLUNA SEAのオープニングを飾ってきた『LOVELESS』で幕を開けた。
SUGIZOのESP製トリプルネックのギターがまさに妖艶ともいえる雰囲気を持っている。

2曲目には名曲『Dejavu』。
ステージ前方で火花が上がり、大サビでは大合唱が起こった
そしてここでRYUICHIのMC。


「みんな今日は本当にありがとう。25周年を締めくくるLUNATIC FEST.。すべてがLUNA SEAに直結する人たちで、熱い思いでライブを見てました」


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「今日はみんなの声を聞かせてもらいます」というMCから始まった『Rouge』、『JESUS』と続き、次の『TONIGHT』では、センターでRYUICHIの前にひざまづいてギターを弾くINORANに歓声が起こった。
 
声が本調子とはいえないRYUICHI。
「みんなどうもありがとう。結構さ、声枯れちゃったんだけど、すっげぇ楽しいのよ。俺はさ、半歩でも前へ進むからさ。だってみんな愛してくれてるからさ!」と話していた。
オーディエンスの大合唱は、まるでRYUICHIを支えているかのようだ。 
 

「X JAPAN、LADIESROOM、TOKYO YANKEESといった先輩に出てもらえて、なんだかエクスタシーサミットを思い出すなぁ。そこに色んなバンドが入ってくれて、ロックの層みたいな何十年かを一気に見せるみたいな。みんなとともに今夜は行きます」



と話すと『Gravity』〜『Sweetest coma again』で一気に会場をLUNA SEAならではの雰囲気へといざなう。 
 

『フェスを初めてやってみて、仲間たちとなかなか会わなくなっていたことに気づいた。でもひさしぶりに楽屋であいさつして、笑顔とかあのときのまま。このシーンを一緒に支えてきた仲間がこれだけいて、これがルナフェスなんだって。俺たち幸せです」

 「ほんとはステージに一緒に出たかった人とかもいて。今日は来れなかったんだけど、いや、違うな、今日はきっと、このステージに、会場のどこかにいると思います」

そうRYUICHIが話して演奏されたのがhideの『ピンクスパイダー』だ。
モニターにはhideの往年の写真が映し出され、会場にはhideの歌声も鳴り響いていた。


「hideさんと一緒に歌う夢がかないました。みんなありがとう。hideさんがライブに来てくれたことで、Xのメンバーとも知り合えたんだよね。このシーンを担わせてもらったこと、すげー幸せだったと感謝しています」


演奏後のRYUICHIのこんなMCに泣いているオーディエンスもおり、みんなのhideへの"思い"が一緒だったことを感じさせた。

そして

「LUNA SEAは雨バンドをやめました!」

「今、晴れてるらしいよ! 5人そろっても雨降らなくなったよ! どうするこのあと? 嵐とかが来たら。そんな予言じみたことはやめようね」

「嵐の中を思いっきり楽しんでください」


という言葉のあと、まさに嵐のなか思いを確かめ合おうと歌った『STORM』から セットリストは終盤に突入!会場の熱気がどんどん上がっていく。

「もういっちょいこうかー! いくぞー!」というMCにとともに『TIME IS DEAD』。
そして「思いっきり飛ばしていくぞー! いいかー!」という絶叫からの本編ラスト曲『ROSIER』!
まさに大合唱だ。
ステージと客席の垣根をまったく感じさせない圧巻のライブを披露したLUNA SEA。

終演予定時刻を1時間過ぎて終わったにもかかわらず、鳴りやまない拍手。
観客からのアンコールの要求だ。
照明が照らされステージが明るくなると、オーディエンスからひときわ大きな歓声が上がった。


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RYUICHIが「今日はすごいメンバーが、3つのステージを温めてくれました。やっぱり皆さんにも出ていただきたいよねー!?」と言うと、この日出演したバンドのさまざまなメンバーがステージに登場した。

最後にX JAPANのメンバーがひとりずつ呼ばれる中、YOSHIKIはなんとhideが愛用していたイエローハートのギターを持って登場!
その後のインタビューでYOSHIKIは「本当にhideが使っていたイエローハート」と言っていたのだが、やはりhideの存在なくしてこのフェスのすべては語れない、と言っても過言ではないのかもしれない。

RYUICHIが

「じゃあ今日は無理を言って俺たちのナンバーをやってもらいます!」

と言い放ち『PRECIOUS』を披露。
ボーカルはRYUICHI、MORRIE(DEAD END)、栄喜(SIAM SHADE)、菅原(9mm)、そしてTOSHI(X JAPAN)が交代で務め、YOSHIKIがギターを弾く以外にもたくさんのメンバーが自由に演奏し、とても豪華で楽しいステージとなった。

「みんなに大きな拍手をー! どうもありがとうー!」とLUNA SEA以外のメンバーがはけていく中、ひとりステージに残ったGEORGE(LADIES ROOM)が、 

 
「お前らは25周年だけど、俺ら30年付き合ってるから。こういうサミットみたいなのをやってくれたLUNA SEAに真剣に、真剣に感謝してます」


と、後輩であるLUNA SEAへの熱い想いと、感謝を話していた。
RYUICHIは紳士にこう返す。
 
「GEORGEさんが一番喜んでくれたのが分かって嬉しいです。一番一緒に飲んでて、一番ステージの構成知ってるからね」
 
「次のナンバーはみんなでいくよ? いい? そうだな? 忘れられない歌にしよう。幕張メッセお前ら全員かかってこい‼︎」

とアンコールラストの『WISH』。

「皆愛してます。バイバイ!」といってRYUICHIはマイクの前で土下座。
すぐにはステージを去らず、帰っていくオーディエンスに手を振る。
「明日もあるから、明日も飛ばしていこうぜ。明日も待ってるよ。バイバイ」と。
最後に「LUNA SEA流のあいさつ」ということで、オーディエンス同士、隣の人と手をつないで皆でジャンプ。

最後に舞台に残ったSUGIZOは「幕張!最高に愛してるぜ!バイバイ!」と言い、観客への感謝を込め、かなり長い時間、お辞儀をしたままその場を動かなかった。
その姿に感動した観客からは大きな拍手が送られた。
 
まさに伝説の夜となったLUNATIC FEST.の初日。
バンドもオーディエンスも同じような「狂気」を感じさせながら無事、1日目の幕が下りた。