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ヨーヨー世界チャンピオンBLACKオフィシャルブログ「BLACK’s Yo-Yo life」 Powered by Ameba


サッカーW杯最終予選の日本/ヨルダン戦、凄まじい内容でしたね。

サッカーのような競技においてよく言われるのが
『ホーム / アウェイ』という考え方ですが、
これはスポーツに限らず、日常の様々なシーンに潜んでいると思います。

そこで今回は、日常における『ホーム/アウェイ』とは何か、
またその影響で不利な状況になりそうな時に、それに左右されず
自分の本来のパフォーマンスを発揮する方法について書いてみたいと思います。


そもそも、『ホーム/アウェイ』とは?



主にスポーツにおいて言われる『ホーム/アウェイ』とは、

ホーム:自分の慣れ親しんだ環境
アウェイ:対戦相手の慣れ親しんだ(自分にとっては不慣れな)環境

という意味で使われることが多いと思います。

一般には、ホームの方が本来のパフォーマンスを発揮しやすく、
アウェイではその逆、と言われるのではないでしょうか。


これはスポーツに限らず、
他の分野においても類似したシチュエーションがあると思います。


例えば、僕のようなパフォーマーという仕事柄で言うと、

ホーム:レギュラー出演させていただいている場所
アウェイ:初出演の場所


あるいは、営業のお仕事をされている方ならば、

ホーム:常連のお得意様
アウェイ:初めてお会いするお客様

といった見方が出来るのかなと思います。
(個人的な見解を多分に含んでいます)


念のため付け加えておくと、ここで言う『アウェイ』とは、
『自分と敵対する場所』といった意味では全くありません


個人的見解による『ホーム/アウェイ』



僕が上記で挙げた『ホーム/アウェイ』は、
下記のような認識で書いています。


●ホーム

同環境における経験が豊富で、不確定要素が少ない。

もしくは、推測されるエラーへの対処方法もきっちり準備されており、
精神的にも安定した状態で臨むことが出来る。

結果的に、本来のパフォーマンスを発揮しやすい。


●アウェイ

同環境における経験が少なく、不確定要素が多い。

どのような緊急事態が発生するか推測が付かないため対処も用意しづらく、
少なからず不安を残し臨むことになってしまう。

結果的に、本来のパフォーマンスを発揮しにくい。


本来の『ホーム/アウェイ』という意味とは少し違うかもしれませんが、
上記のような環境の違いというのは、経験のある方も少なくないのではないでしょうか。



『ホーム/アウェイ』に左右されず、本来のパフォーマンスを発揮する方法



では、常に本来のパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいのか。

僕が実践しているのはとてもシンプルで、
可能な限り『アウェイ』を『ホーム』へ近づけるということです。

そのために、下記の3点を意識しています。


●自分にとっての『ホーム』とは何たるかを理解する

僕がショーを行う際に重要な要素として、下記のようなものがあります。

・出演するイベントの主旨、クライアント様の意向
・ステージの広さ
・フロアから天井までの高さ
・照明の環境
・音響
・ステージから最前列の観客の方までの距離
・観客の方の年齢層、性別

挙げだしたらキリがありませんが、
上記のような内容は、ショーを作るのに大きな影響を与えます。

すなわち、上記の内容を十分に把握できている環境こそが、
僕にとっての『ホーム』である、と言うことができると思います。


●上記情報を事前に収集しておく

上記の内容は、可能な限り事前に確認するよう心がけています。

可能ならば会場の方へ確認する、
できることならばリハーサルを入念に行う事で、
自分の理想とする『ホーム』の環境との差異を確認します。


●収集した情報を元に、対策を立てる

どこへ行っても常に自分にとって理想的な環境が整っているとは限りません。
むしろ少なからず、不都合な要素がある事の方が多いと思います。

しかし、上記の情報収集を十分に行っておくことにより、
対策を立てることが出来ます。


僕の場合で言えば、

・特定の方向の照明が強いので、立ち位置を調整する
・舞台が狭いので、大道具をステージのギリギリ端へセッティングする
・有線マイクしかないので、取るタイミングや置く位置を決めておく

といった要領です。

これにより、多少は理想とは異なる環境であっても、
不安を抱えることなく本番に臨むことが出来ます。


「これが分かっていればOK」というポイントをきちんとおさえておき、
それらの情報を事前に十分入手しておけば、
不安は軽減され、常に『ホーム』に相当する環境を作れるのではないでしょうか。


あ、もちろん、
初めから『ホーム』であると分かっている場所でも気を抜くことなく、
適度な緊張感を持って臨むこともとても大事です。



なんか勢いで長文書いてしまいましたが、
少しでも参考になる方がいらっしゃったら幸いです(笑)


先日、Google+のハングアウト機能を使った、
TEDについてのオンラインディスカッションに参加しました。


※Google+ ハングアウトとは?

Googleさんの提供するSNS 『Google +』 における機能のひとつで、
Skypeのようにビデオチャットをすることが出来ます。

複数名でのビデオチャットもでき、一般公開の設定にすることで
生放送番組のように使用する事もできます。

SkypeのビデオチャットとUstreamを合わせたような感じですかね。

>> Google + ハングアウトの使い方


今回は同機能を用いて、
世界的に注目されているカンファレンス 『TED』 についての
オンラインディスカッションに参加させていただきました。


同ディスカッションは、毎週月曜日11:00pmからNHKで放送されている 『TED meets NHK スーパープレゼンテーション』 に合わせ、視聴者の方がより番組を楽しめるように、またTEDについて多くの方に深く知ってもらえるようにと、番組放送前の10:00pmから番組開始の直前まで行っている生放送です。

言わば、Mステの前のミニステ、といった感覚でしょうか。


僕は、過去3回のTEDxイベントの出演者、そして先日のTED Global Talent Searchの出演者として、出演者ならではの視点からTEDについて話してほしい、という形で声をかけていただきました。


が、なんと本番直前に原因不明の機材トラブルが発生。
なぜか僕一人、ディスカッションへ入れないという状態に。

気付くと放送開始の時間を回っていたのですがそれでもトラブルは解決せず、僕以外の皆さんが楽しく会話している様子は見えているのに、そこに僕は加わることが出来ないという、なんか学生時代にクラスメイトの会話に入れず一人ぼっちだった光景を思い出すような事態に陥ってしまいました。

敏腕スタッフの方々による懸命なサポートのおかげもあり、十数分後には何とかディスカッションへ参加することができましたが、いきなり放送中のさなかへ割って入った格好でしたので、カメラアングルなどもずれた状態の参加となってしまったことをお詫び申し上げます。


さて、そんなこんなでしたので、一人で内心慌てており、まともな受け答えが出来たのか出来ていないのか分からないのが下の映像です(笑)

放送後にこれはいかんと反省し、改めて返答を文章に書き起こしたものも、下に添えておきますね。





TEDのことは、どうやって知りましたか?


初めにTEDの存在を知ったのは、
3年前のTEDxYouthDay@Tokyoでした。
(15才以下?のYouth世代によって運営されたTEDのローカルイベント)

登壇者の中に友人がいて、
「エンターテイナーを探しているらしいんだが、お願いできないか?」
と声をかけてもらったのがきっかけです。

当時はTEDのことは全く知らず、終わった後も、
正直、TEDの何たるかについては、あまり深く理解していませんでした(笑)

その半年後にTEDxTokyo2011にも登壇させていただいたのですが、
終了後に想像以上の反響をいただき、その反響を受けて初めて、
どうやらすごい事だぞこれは、とようやく気付いた、というのが本音です(笑)

ちなみにTEDは登壇者だけでなく観覧者にも各界の著名人が多く(会場には、限られた招待客しか入場できません)、そういった方々に自分を知ってもらえて、つながりを持つことが出来たというのも、TEDを通じ得られた、とても大きな事です。


今回、本家TEDのキュレーターであるクリス・アンダーソン氏が来日していましたが、何かアドバイスを受けたりはしましたか?



今回に限って言えば、特にアドバイスは受けていません。
むしろ、その逆と言えるかもしれません。

昨年のTEDxTokyoにおいては、主催のパトリック氏と相談し、
前半がトーク、後半がパフォーマンスという構成で臨みました。

おそらくは、僕が今日に至った背景や歩んできた道のりについて話して欲しい、
という意向があったのだと思います。

しかし今回は、本場のTEDで発表の機会を持てるかもしれないチャンス。
大きなチャンスですから、自分が最も得意とする言葉、表現手段を用いたい。
その言語とは、英語でも日本語でもない、パフォーマンスそのものであると思いました。

そこで今回は、トークは一切無し、パフォーマンスのみで全てを表現したい、との思いで臨みました。

そういう意味では、昨年もらったアドバイスとは逆の事をしたと言えるかもしれません。


今回のプレゼンテーションを通じ表現したかった事、伝えたかった事は、どんな内容ですか?



僕が行ったのは、ヨーヨーを使ったパフォーマンスです。

世界中で僕しかできない、僕だからできる事をしたいと思い、今回の演技を作りました。

その背景や伝えたかったメッセージはいろいろあるのですが、
長くなるので今回は伏せさせてください(笑)
(映像内でも触れていません)


TEDにおけるプレゼンテーション体験はいかがでしたか? 他の場所でのプレゼンテーション等と比べ、TEDならではの違いや挑戦などはありましたか?




場としての特徴としては、
登壇者だけでなく、スタッフ、そして聴衆の皆さん全員が、
「いいものを作ろう!」という気持ちで満ちあふれているという事です。

『登壇者=表方、スタッフ=裏方、聴衆=お客様』といった区別がある意味薄く、
立場は違えど、全員が協力し合って、よりよいプレゼンテーションを作り上げ、
それをシェアする事によって、みんなでハッピーになろうよ、という気持ちを強く感じます。

当日、あるスタッフの方が「今日はスピーカーの方が最優先ですので~」と、
さらっと、さも当たり前にように軽く言ってくださったのが印象的でした。


また、スピーカーの立場で言うと、
TEDの特徴である、厳しい『時間制限』は、
スピーカーの人生を変えてしまう力を持っていると思います。

TEDに登壇される方は各界の著名人ばかりで、
1時間、2時間の講演もザラ、という方も多いと思います。

しかしTEDにおいてはそのような長い時間は与えられず、
数分程度のごく短い時間しかもらえません。

世界的に注目される場所で、語りたいことは山ほどある。
けれど、与えられた時間はわずか数分。

こうなると、嫌が応にも、内容はブラッシュアップされていきます。
もはや、限度を超えたブラッシュアップと言えるかもしれません。

こうして研ぎ澄まされたプレゼンテーションは、
それ自体が、スピーカーという一人の人間を代弁するものであると思います。

少なくとも、昨年のTEDxTokyoへ向けプレゼン内容を考えた際、
僕はその過程において、自分が何者であるかを見つけました。

それは自分の芯となり、その後の行動や判断基準に
大きな影響を与えていると感じています。


他のスピーカーの方のトークで、印象に残った物はありましたか?


ごめんなさい、実は当日は、自分の準備などで手一杯で、
他のスピーカーの方のプレゼンテーションは、全く見れなかったんです。

ただ、前日のリハーサルで印象に残っているのは、
イタリア出身の芸術家であるMatteo Ceccarini氏のプレゼンテーションです。

彼のプレゼンテーションは1枚のスライドも使わず、
使った道具と言えば、1枚の写真のみでした。

しかし、僕が印象的だと思ったのはその写真ではなく、
彼のトークスタイルそのものです。

聴衆一人一人と確実に、丁寧に、それでいてとても力強く、
『目を合わせていた』んです。

「目は口ほどに物を言う」という諺がありますが、
彼のプレゼンテーションほどそれを強く実感したことはありません。

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