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いやー、こんなに出来過ぎた展開になるものかと、本当に驚きました。


ヨーヨーのレッスンをさせていただいていた、アイドルグループJuice=Juiceの金澤朋子さん。

その成果を、去る7月2日に開催されたバースデーイベントで披露されたのですが、先生役を務めた私の想定をはるかに上回る、素晴らしい結果となりました。

ご本人も喜んでらっしゃいましたし、何より経験ゼロの状態からファンの皆さんにも楽しんでいただけるコンテンツにまで昇華させたのは、流石としか言いようがありません。


無事に本番を終えられたところで、せっかくですので、これまで行ってきたレッスンの舞台裏を少しだけ書かせていただこうかと思います。



3月:顔合わせ、初めてのヨーヨー

初回のレッスンは、今年の3月でした。


この時点では、バースデーイベントを含め、何か特定のイベントで披露するといった話は、まだ決まっていなかったかと思います。

マネージャーの方から「金澤がぜひ習いたいと申しているのですが」と連絡を頂戴し、「喜んで!」と馳せ参じた、というのがこの初回レッスンでした。


もちろん、今回限りではなく、趣味として長く楽しんでいただければという思いはありましたが、現役アイドルとしてお忙しいであろうことは容易に想像できたので、無理にレッスンを継続してもらうつもりもありませんでした。

まずは基本の投げ方、ヒモの巻き方や簡単な技をお教えし、短い時間の中でも「できない技ができるようになる」というヨーヨーの楽しさを感じていただく事に重点を置いていました。


●具体的なレッスン内容

基本の投げ方である「スローダウン」、そしてヨーヨーを空回りさせる「スリーパー」に慣れていただきつつ、「ウォーク・ザ・ドッグ(犬の散歩)」や「ロック・ザ・ベイビー(ブランコ)」にも少し挑戦、といった内容でした。


基本の投げ方「スローダウン」


ヨーヨーを空転させる「スリーパー」


床をヨーヨーが歩く「ウォーク・ザ・ドッグ(犬の散歩)」


ヒモで形作る「ロック・ザ・ベイビー(ブランコ)」


スポーツウェア(おそらくレッスン着)に身を包み挑んでくださった金澤さん、初回にしては十分な出来だったと思うのですが、ご本人としては手こずった印象であったようで、「けっこう難しいんですね・・・!」といった感想をおっしゃっていました。

今思えば、ヨーヨーに興味を持っていただいたきっかけはシルク・ドゥ・ソレイユのショーでしたので、ご覧いただいたスムーズさを目標とイメージされていたのかもしれませんね。




とは言え、初め失敗してしまった技も、コツや気を付けるポイントをお伝えすればきちんと修正できていましたので、初めての挑戦としては十分素晴らしい出来だったかと思います。


●使用ヨーヨー

ヨーヨーには様々な種類があるのですが、今回は

・初心者向けヨーヨー「スピンスター」
・ルーピング特化型「イニシエーター」
・やや空転時間重視「スピーダホリック」

の3種類をご用意し、レッスンの進度や金澤さんがどのような技を好まれるかに合わせ使い分ける、という方針にしてみました。




4月:レッスン2回目、イベントでの披露を意識した練習スタート

前回のレッスンから、約1か月が経過。

この間に、マネージャーの方から連絡を頂戴し、「7月のバースデーイベントでの披露を目指したい」とご要望を伺っていました。

引き続きヨーヨーを楽しんでいただけることは大変嬉しい一方で、年に一度、ファンの方々との重要なコミュニケーションの場であるバースデーイベントでの披露との事で、先生役として責任を感じる思いもありました。


自分の役割としては大きく2つだと認識していて、

・イベント内での披露内容・見せ方の立案
・最短期間で、上記披露に必要な技術をお教えする


であると考えていました。


この時点で、期間としては本番まで約3か月の猶予がありましたが、ヨーヨーの練習に割ける時間は限られているという前提があります。

場合によっては、レッスン以外の練習時間はゼロに近くなってしまう可能性も考えていました。


そこで、月に1度のレッスン頻度=レッスン回数は残り3回であると想定し、

・4月、5月のレッスンでは、技のレパートリーを増やすことを重視
・5月レッスンの進度に合わせ、本番の披露内容を決定
・6月のレッスンでは、本番の内容に絞り反復練習


という方針を定めました。


●具体的なレッスン内容

まずは、前回お教えした技の復習から始めました。


正直なところ、初回レッスンでは、技の成功/失敗が怪しいケースでも、とにかく楽しい気分になっていただこうと「できましたね!素晴らしい!」とイエスマンに徹する場面もあったのですが(笑)、

今回からは「ファンの方々の前で披露する」ことを目標に技を習得いただく必要があったので、きちんと成功らしい形を目指し、それぞれの技を丁寧に確認していく事を重視しました。

そのため、このレッスンでは初回と比べレパートリーが大きく増えたわけではなく、金澤さんご本人としては少し物足りない思いもあったかもしれないのですが、全く不満の声を漏らすことも無く、真剣に反復練習に取り組んでくださいました。


その甲斐もあり、レッスン後半に実施した検定試験では、目標であったベーシックレベルを見事クリア!

次回レッスンでのレベルアップに向け、順調に土台を作ることが出来ました。


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ご用意した、本企画向けのトリック(技)リスト。

ハイパーヨーヨー世代の方には懐かしい「認定会方式」で、合格するとスタンプがもらえるシステムです。

ご本人のブログでも触れていただいていますね。

Juice=Juice『♪.ヨーヨー! さゆべぇ! 金澤朋子』


また、上記リストとは別に、私がパフォーマーとして開発した、「イベント受けする特殊技」も伝授させていただきました。

結論から言うと今回のバースデーイベントでは披露せずお蔵入りとなってしまったのですが、かなりのクオリティまで仕上がっていたので、もし再び何かのイベントでヨーヨーを披露することになったら、お見せすることが出来るかもしれませんね。



●使用ヨーヨー

2回目のレッスンでは、今後のステップアップにも対応した機種に絞り、

・ルーピング特化型「イニシエーター」
・やや空転時間重視「スピーダホリック」

の2種類を使用いただきました。


上記ブログの写真はこのレッスンの時の物で、「イニシエーター」をお持ちいただいていますね。



6月上旬:レッスン3回目。ヨーヨーコーナー構成の擦り合わせ、必須トリックの練習

5月は金澤さんと私のスケジュールが合わず、3度目のレッスンは6月上旬となりました。

レッスンの時間帯は夕方だったのですが、同日の日中にバースデーイベントに向けた打ち合わせがあったとの事で、ヨーヨーコーナーにかける時間や前後の流れを確認。

この時点で、本番のコーナー構成の大枠が出来上がりました。


同時に、「可能であれば当日、BLACKさんにもパフォーマンスを披露していただけないでしょうか・・・?」という要望を頂戴し、ちょっとこれは一筋縄ではいかないぞと頭を悩ませたりもしていたのですが(笑)、これについては後述します。


●具体的なレッスン内容

前回レッスンにて習得していた技を中心に、本番で披露いただく技を選定。これらに絞った反復練習が中心となりました。

この時点では、披露する技の数は5種類と仮定し、習得済みの技から4種、そして難度を上げた新技を1種類選択。

・スリーパー
・ウォーク・ザ・ドッグ
・アラウンド・ザ・ワールド
・ロック・ザ・ベイビー
・ブレイン・ツイスター

に挑戦いただく方針を立てました。


ヨーヨーを大きく回す「アラウンド・ザ・ワールド(世界一周)」



ヨーヨーをヒモに乗せて回す「ブレイン・ツイスター」


新技の「ブレイン・ツイスター」は、少し難しすぎるかな?とも思いましたが、今回の目的は「全技を確実に成功させる事」ではなく「ご覧いただくファンの皆さんにお楽しみいただく事」でしたので、成功させられるかどうかドキドキするくらいが丁度良いだろうと考え、やや高めのハードルに挑んでいただく事に。

案の定、これまでの技と比べかなり苦戦されているご様子で、この日は成功に至ることはできませんでした。


本番、ファンの方にお楽しみいただくためには、成功率50%くらいまで持っていきたいなと思っていましたが、この時点では0%。

あと1回のレッスンでの成長に望みを託すことになりました。


●使用ヨーヨー

引き続き、

・ルーピング特化型「イニシエーター」
・やや空転時間重視「スピーダホリック」

の2種類を使用いただきました。



6月下旬:レッスン4回目。ヨーヨーコーナー構成の詰めと最終レッスン

いよいよ、本番も差し迫った最終レッスン。

マネージャーの方から、最終的に決定したヨーヨーコーナーに割く時間を伺い、披露いただく技の数を5種類から3種類へ減らす方針に。

本番、矢継ぎ早に次の技、次の技と進んでいくよりも、1つ1つの技の成功/失敗をじっくり楽しんでいただく時間を取った方が、コーナーとしての充実度は上がるだろう、という判断からです。


●具体的なレッスン内容

前回レッスンにて仮決めしていた5種類の技の中から3種類を選抜。

最終的に、

・ウォーク・ザ・ドッグ
・ロック・ザ・ベイビー
・ブレイン・ツイスター

を本番の挑戦内容としました。


この内容を金澤さんへお伝えしたところ、「ブレイン・ツイスター、入るかぁ~」と苦笑いの表情(笑)。

何しろ、この時点ではまだ1度も成功していませんでしたからね。

もちろん、この最終レッスンの様子次第では難度を下げ別の技に変更することも視野に入れていましたが、これまでの習得スピードから「完璧には至らずとも、ある程度の成功率に仕上がるだろう」という予想の下、最終レッスンをスタート。


いよいよイベント直前という事もあり、今回はただ技の練習をするだけではなく、本番を想定した形式にも挑戦いただきました。

スクリーン投影をイメージした簡単なプレゼンテーション資料やMC掛け声などで私が進行し、観客の皆さんにお見せすることを意識した練習です。

ひとつの技につき挑戦は3回まで、きちんとヒモを巻ききって初めて成功、といったルールも本番と同じ。


実際に挑戦いただいたところ、時に失敗してしまう事もあるのですが、これはこれでドキドキしていただけると考えればアリですよねという話はしつつ、とは言え全て成功させる意気込みで練習いただきました。


余談ですが、この本番形式の練習は、ただ技の成功/失敗だけではない、ファンの皆さんに楽しんでいただけるであろう新たな要素も引き出してくれました。金澤さんご本人のリアクションです。

挑戦中にヨーヨーの回転が止まりそうになったり、技の成功が危ぶまれた際、金澤さんが思わず「えっ!?あっ!!!」といった声を発してしまう事が多かったのですが、これはぜひともファンの皆さんにもお楽しみいただくべきだと思いました

あいにくヨーヨー挑戦中は両手を使うため、ハンドマイクをお持ちいただくことができないため、演出の方にご相談したところ、ヘッドセットタイプのマイクをご用意いただけることに。

本番のチャレンジ直前、金澤さんが一瞬舞台袖へ下がられたのは、このマイク装着も理由の一つでした。


かくして、本番形式に慣れていただいた後は、難関「ブレイン・ツイスター」攻略です。

鏡張りのスタジオにて、フォームを丁寧に確認しながらの練習。

やはり簡単に成功とはいかないのですが、失敗のパターンから原因を推測、該当箇所の修正を繰り返し、30分ほど経った頃でしょうか。


・・・ついに、成功させることが出来ました!

これには、ご本人も大変喜んでくださっていました。


しかし、その後は惜しくもキャッチに至らず、というのが1度あったのみ、最終的にはレッスン中の成功回数は、1.5回といった結果でした。


この仕上がりを、ファンの皆さんにご覧いただくのに十分とするか否かは非常に判断を迷うところでしたが、「もしかしたら成功するかも?(ちょっと難しそうだけど・・・)」という状態は、今回の目的に対し適切だろうと判断し、このまま本番もブレイン・ツイスターに挑戦いただく事に決定。

あとは自主練による最終仕上げに期待しつつ、最終レッスンを終了しました


●使用ヨーヨー

挑戦いただく技の数が減ったことを受け、

・やや空転時間重視「スピーダホリック」

のみをご使用いただきました。

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今日はJuice=Juice 12thシングル『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?/25歳永遠説』発売記念イベントがありました📷🤝ありがとうございました。  個別握手会で沢山聞かれたのでココに紹介します。私が今習っている「ヨーヨー」について。  使っているヨーヨーはこちら。 空転時間の長い「スピーダホリック」のピンク色♩  これともう一つ、ルーピングに適した「イニシエーター」というものを使い分けて、ヨーヨーパフォーマーのBLACKさんにレッスンして頂いています。  まだまだ出来ないことばかりですが…これから少しずつ成長させていきたいです😂   #juicejuice #金澤朋子  #ヨーヨー #レッスン #習い事  #ヨーヨーパフォーマー  #BLACK さん #スピーダホリック  #イニシエーター

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懸命に取り組んでくださった全レッスン。本番の出来は如何に!?

これらレッスンの成果を披露いただいたのがバースデーイベントだったわけですが、そこまでの軌跡を書き終えた時点でかなり長くなってしまったので(苦笑)、本番の模様はまた別記事にて書かせていただければと思います。

(これでも、かなりエピソードを端折っているのですが)


ご本人のブログや参加された皆さんのTwitter、ラジオ番組「爆夜-BAKUNAI」等で語られている部分も多いかと思いますが、先生視点での感想も少しだけお伝えできれば!





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