KURIOS出演にあたり、シルク・ドゥ・ソレイユとは年単位で契約を結んでいます。

1週間あたりの公演回数は基本的に8回、多い週だと10回にも上ります。

これが年単位で続くわけですから、当然道具への負担も相当なものになります。

というわけで、いつも特注ヨーヨーを製作いただいている職人さんに、追加でのヨーヨー製作をお願いしました。


個人レベルを越えた最強のサポート


ほとんどのヨーヨーは職人さんご自身が自宅のガレージに作ってしまった工房にて製作いただいているのですが、一部のヨーヨーは、実はご勤務先の企業様にもご協力いただいています。


私がメインで使用しているヨーヨーは、ショーでの見栄えを考慮し、一般的なヨーヨーよりもかなり大きめのサイズになっています。

しかし、通常のヨーヨーと同じ素材で大きいヨーヨーを製作すると重量が重くなってしまうため、指や腕への負担が大きく、コントロールすることが出来ません。

そこで私のヨーヨーは、『マグネシウム』という素材で製作いただいています。


軽い金属と言えばアルミニウムなどが有名かと思いますが、このマグネシウムはアルミよりもさらに軽く、私のヨーヨーにはうってつけの素材だったんです。

しかしこのマグネシウム、1点だけデメリットがあって、それは「加工が大変難しい」という事。


高精度ヨーヨーの製作は、『旋盤』と呼ばれる機械で行います。丸棒状の素材を高速回転させ、それに刃を当てて削っていく形です。

この際、大量の切削粉末が出るのですが、この削りクズが、マグネシウムの場合、非常に燃えやすいという問題があります。(小学校の時の理科の実験とかでやった感じです)


この工程において、職人の紺本氏、また氏のお勤め先である 菊水フォージング様 にもご協力いただいています。

>> 株式会社 菊水フォージング


マグネシウム合金の鍛造加工を得意とされる企業様で、 TEDカンファレンスにて使用したヨーヨーを含め、多くのヨーヨー製作にご協力いただきました。

私は金属素材の専門家ではないので全てを理解しているわけではありませんが、むしろ本当にありがたいのは「素材の素人が依頼しても、高品質な製品が出来上がる」という点だと感じています。


最高のヨーヨーと共に、改めてシルクの舞台へ臨みたいと思います。

紺本さん、菊水フォージング様、本当にありがとうございます!!!