そう考えるだけでカァっと胸の奥が温度を上げ、そのあとを追うように余熱の尾がなめらかに身体中を撫で上げる。その熱が爪の先まで伝えば、今度は反対に身体がぶると震えて、脳が寒いと訴える。
この体内の異常反応を夜の気温の所為にすべく、僕は両手で肩を摩って言ってみるのだ。「東京の夜は明るいな。」
クリスマスが好きだ。小さい頃からほとんど最近まで、この時期は家族や友人と集まって必ずホームパーティーを開いた。オレンジ色の調光ライトを落として、パンとビーフシチューを食べる。"Have yourself a merry little christmas"が終わるとCDが止まるから、それを合図に席を立ちもう一度一曲目からかけ直すのが僕の役。トランプや下らないゲームにはしゃいで、最後は友達とプレゼントを交換した。
こうして、店のショーウィンドウの向こうに飾られたツリーのオーナメントなんかを見れば、そんな事が走馬灯のように、いつでも頭に浮かぶんだ!
ふと、マッチ売りの少女が最後の一本の灯りを見届けた後のように、目の前が薄暗くなって、またすぐ身体がぶると震えた。
ああ今日は寒いなあ。


追伸
明日は、思いっきり楽しみます。