人は弱いもので、どうしても自分が長居するコミュニティから影響を受ける。
もしも自分は向上心があるんだというのであれば、知り合いのうちできるだけ優秀であり、ズルくなく、行動が伴った人間と親しくし、頻繁に食事に行ったほうがよい。
逆に、時間にルーズだったり、なんか卑怯だったり、度胸のないやつと会う時間が長ければ、自分もそうなってしまうだろう。
ぼくは、不注意な性格だし、根がとても怠惰なので本来なにをやってもだめなタイプだが、それでも若いころから視座を高く持ちどうにか圧倒的に成果を出す友人たちから見放されまいとしがみついてきた自負だけはある。
家庭がうまくいかず、仕事が不調で、友人もネガティブなひとばかりであれば、ぼくはどこかで挫折していただろう。幸い、いずれかがうまくいかないとき、ほかのものに救われてきた。
そういう人生のバランスはとても大事だと思うのだ。