月別アーカイブ / 2018年01月


ジムをつくりました。
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ある日、身の危険を感じる出来事があり、「暴力をふるうわけにはいかないけど、せめてディフェンスを学んでおこう」と考え、キックボクシングをはじめました。
いくつかのジムを経験し、通うのが定着したBRAVE GYM。代表の宮田さんに「BULK HOMMEでもスポーツビジネスをやりたいんですよ」と話していたら、いつのまにかいっしょにやらせていただくことになりました。

開業にあたり、CAMPFIREさんを利用させていただき、たくさんのご支援を頂戴いたしました。この場を借りて御礼申し上げます。


ぼくは、BULK HOMMEはレッドブルなのである、と一貫して主張し、戦略の根幹にすえています。

本来なら新規事業はやらない。「選択と集中」の理論にのっとり、本業にリソースを費やすべきである。しかし、そのBULK HOMMEのブランド価値を最大化するための新規事業であればどんどんやっていこうと。今後も、美容と健康をテーマにいくつかの事業を展開するつもりです。

そのひとつ目として、フィットネスジムをつくりました。
よく、これは社員からも、「社長の趣味ではじめたのだ」と思われることがありますが、断じて違います。
もともとビューティ・ヘルスケア領域の事業は網羅的にやってゆくつもりであり、機会に恵まれてたまたまジムが最初だったということです。
苦い思い出ですけども、過去にはBULK HOMMEブランドのエステサロンも展開しておりました。またやるかもしれませんが。

話はそれますが、ぼくは個人的な感覚や好き嫌いで仕事のジャッジを下すのがきらいです。
「仲のよい友人と仕事をしている」と思われることもありますが、因果関係が逆です。仕事をした人と仲よくなることがあるにすぎません。

さて、BRAVE GYM by BULK HOMMEは本日関係者・メディア向けレセプションパーティを催し、2月1日にオープンいたします。
住所と料金体系は非公開にしてみました。サイトはつくっていませんし、電話も引いていません。完全紹介制でやってまいりますので、機会があるかたはぜひお越しくださいませ!

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フロント。もちもんBULK HOMME製品がすべて買えます。サプリやウェアの拡充はこれから!

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化粧品ブランドとして、洗面台まわりにはそれなりのものを。日本一のワックス、オーシャントリコを3種類置いています。

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ちょっと散らかっています。
マシントレ、自重トレ、ミット打ちやスパーリング。
トレーナーがふだんの生活をお聞きし、やりながら無理のないトレーニングを組み立てます。

いろんな人が来てくれるといいなあ。

メンズスキンケアBULK HOMME(バルクオム)の代表取締役CEOをやっております、野口と申します。
以前は会社の公式ブログみたいなものがありましたけれども、方針により閉鎖と相成り、しかしながらたまには長文を書きたいなという欲求を満たす場としてこのたび個人ブログを開設しました。のびのびと更新するかもしれませんし、めんどくさがってやめるかもしれません。
ただ、会社のみんなに考えていることを練った文章で伝えたいなと思うこともありますし(ツイッターは更新しすぎるので)、書評を書いてくれと依頼されることもあり(ありがたいことに、過去におすすめした本がけっこう買っていただけました)パッションが高まったらブログの存在を思い出したいなと思っております。
とりとめのないポエムで、ふだんの自分がどんなメンタリティなのか伝わったらうれしいなと思い記事にしたためます。

BULK HOMMEは2013年にぼくが立ち上げたメンズスキンケアブランドです。
5年ほどのあいだにもっとも聞かれた質問は、「なぜ男性化粧品事業をやろうと思ったのか?」といったものですが、これはもうたくさんのビジネスプランを考え、比較検討した結果、男性化粧品にはマインドシェアを占有しているブランドがなさそうで勝機を感じたのだと、なんの色気もないこの正直な回答を返すことにしています。
みなさん「もともとコスメが好きだった」だとか、「自分の肌にコンプレックスがあった」という回答を期待するので申し訳ありませんが、うそは言えません。
ただ、なにごともやっているうちに愛着がわくタイプなものですから、これまでに何百万円ぶんも化粧品を男女向け問わず買い漁り試し、自社製品をつくりこんでゆくうちに当然それなりの勉強をしましたし、いまとなっては自社ブランドを心から愛しているわけです。

さて、おかげさまでここ最近は小売店での売上は上位をキープし、Amazon.co.jpでのカテゴリによっては1位の売上を記録し、雑誌のコスメランキングにも載せていただけるという状況になってまいりました。
会社ならびに取引先のみなさまのおかげです。普段より大変感謝しておりますが、あらためて心より御礼申し上げます。

しかしまだまだ志半ば。
ぼくが創業時から一貫してこだわっているのは「ブランドシェア世界一」という定量目標です。株式会社バルクオムでは、ミッションがこれなのです。
本来、会社のミッションというのはもうちょっと社会性のあるテーマが多いのですが、とにかくブレない目標としてぼくは「ブランドシェア世界一」をうたっています。「世界中の男性を美しく」みたいなきれいなことも言えるわけですが、「美しいって何?」と判断がわかれますし、定量的に一番であれば必ずロイヤリティの高いプロダクトを提供できているはずなので、「ブランドシェア〜」を採用しています。

今後世界一のシェアを獲得するためにどうしてゆくのか?
これは企業機密でもなんでもなく、SNSで事業計画書をシェアしている通りです。

(1)国内スキンケア市場
(2)ヘアケア市場
(3)海外市場

もうこの通りなのだ、なんとしてもこれら市場で成功させたいのだと、会社のみなさんも取引先のみなさんも株主のみなさんもステークホルダーにはご記憶いただけると幸いです。
このうち、(1)はできるだけ現チームで引っ張っていってもらえるよう、一年ほどかけて組織づくりをおこなってきました。
いま、ぼくが責任をもって担当しているのは(2)および(3)です。
ヘアケアもやったらどうか? と常日頃ご意見をいただきますが、まずはスキンケアのブランドなのであると認知を得てから圧倒的に品質の高いプロダクトを出したいのだと、これも創業時よりこだわり、ほしいと言ってくださる多くの声をふりきってガマンしてきております。そのうち出ます。
そして海外事業。こちらは台湾・中国と担当役員が立ち上げており、いずれも少しずつ成果が出ております。よく聞かれるように「日本ブランドは人気があるから余裕っしょ」というほどに甘くはありませんが、とにかくマーケティングの手数と精度、最後には粘り腰だと考えて担当役員に99%の権限を持たせ見守っています。

さて、今回このようなブログを書こうと感傷的な気持ちにさせたのは、(3)のうちぼくが担当している韓国事業の立ち上げにあたってです。
韓国の法令、文化を調べ、どのように立ち上げてゆくか策定する過程で、BULK HOMMEをはじめた当時を思い出さずにはいられませんでした。日本で当たった施策などなんの役にも立ちませんから、完全にゼロベースで複数の戦略を組み、並走させ、PMFしてゆくわけです。自分がプレーヤーとして施策をつくるこのプロセスの楽しさ!
製品の卸先(ディストリビューター)も急成長中のイケてる会社が見つかり、「そのうち国内マーケチームと規模を競ってプレッシャーかけてやるぞ」などと野心や希望を持ちつつ、なにもかも順風満帆というわけではないのも経営の難しいところです。

現状のなにが課題か、という話は詳しくしませんが、そもそも我々の規模では(あるいはどこまでいっても)、いつ潰れてもおかしくないような零細企業なわけですよ。ワーストシナリオを試算したときの絶望感は、いつまでも完全には払拭できません。
取引先が倒産したり、期待していたスタッフが次の日からこなくなったり、なんてことも日常茶飯事なのが、ベンチャー経営者のいる環境なのです。

それでも、たとえば去年はZOZOSUITのセンセーショナルな革命に、CASHとBAKEの鮮やかなM&Aに、憧れ嫉妬しながら、おれもいつか大きな勝負をかけるんだと、自分にかたく誓っています。
IT業界のうねりを横目に、ディートリヒ・マテシッツやアマンシオ・オルテガを目指し、たんたんとやってゆくのみです。

ポエ散らかしました。
BULK HOMME、ぜひお試しください〜!

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