クラウドファンディングやVALUといった《信用をお金に両替する装置》が次々に出てきて、いよいよ信用経済(評価経済)がやってきたわけだけれども、それらの両替機で換金される信用というのは、

「SNSでブランディングが済んだ人の信用」

であって、"SNSを積極的に活用しているというわけでもない『信用持ち』"は、相変わらず貨幣中心の生活を続けている。

ここをクリアしない限り、僕はまだ「信用経済」とは呼びたくなくて、"SNSを積極的に活用しているというわけでもない『信用持ち』"の信用が換金できる装置を作りたいなぁと思って、新通貨『レター』と、それを循環&保管する装置『レターポット』に行き着いた。

詳しくはコチラ↓
「その人の信用度と、その人に寄せられる文字数は、そこそこ比例するから、信用経済時代の通貨は『文字』にすればいいんじゃね?」

と友達に説明したところ、「面白いね。さっそく作ろう」と、今夜も『レター』の開発会議だ。

一昨日、堀江貴文さんから「西野くんが今、作っている通貨『L』って、何なの?」と訊かれたので、同じ説明をしたところ、一言目に「なるほど。要するにLetterBankね」と返ってきた。

そうそう。
実は最初は『LetterBank』という名前だったんだよね。
皆に『文字の口座』を作ってもらうので、厳密に言うと、『Bank』なんだけど、通貨に体温を宿したかったので、「ためる・出す」のイメージがある『ポット』にしてみた。
『ポット』に言葉をためて、『ポット』から言葉を注ぐ。
この辺は絵本作家っぽい。
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ただ、たぶん、この時間(この文量)で理解してくれるのは、ほんの一部の人達だけで、ほとんどの人は、
「は?文字を通貨にする?」
「変なことを言って、目立とうとしてるの?」 
「炎上商法ですか?」
といった調子だ。

『レターポット』の話をした時の反応は、場所によって大きく分かれて、NewsPicksのイベントで話した時は「おおー!」という声が上がるほどの反応があったが、大阪のイベントで主婦や子供達に話した時は地獄的にスベった。
「この人、ずっと、何を言ってるの?」だ。

もっとも、『レター』は趣味で作っている通貨なので、そんな反応も面白がっている。
僕が本気で面白がっている案件は、昔から、だいたいスベッてきたので、慣れっこだ。

一方で、「これはスベッちゃダメだろう」と思う時がある。
言い方を変えると「これは受け入れないと、あなた達の首が絞まって、大変マズイことになるよ」だ。(※上からゴメンナサイ!)

それが、今年1月の『絵本の無料公開問題』だ。
無料公開が問題になること自体が問題で、もともとビジネス書はもう書くつもりもなかったのだが、この結果を受けて、「この遅れはマズイなぁ」と思って、『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』を書いた。
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(※写真は紀伊國屋書店新宿本店。もう売られている!)

『革命のファンファーレ』は、「今の時代のお金の作り方、使い方は、こうなっていて…今の時代の販売戦略(集客戦略)は、こうなってますよ~」という、実に、おせっかいな内容だ。 

だけど、ここは最低限の教養として入れておいた方がいいだろうなぁと思った。
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僕は世の中が面白くなることを望んでいて、各地で同時多発的に面白いアイデアが上がり、面白いアクションが起こって、「チクショー! やられたー(笑)」と僕が嫉妬する回数が増えると楽しい。
その方が、僕は、よりいっそう頑張ろうと思える。

なので、ほんの少しだけ『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』に耳を傾けてもらえると嬉しいです。
現代の戦い方を全員が踏まえた上で、僕は勝負がしたいです。

『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』は、いよいよ明日発売です。
新宿紀伊國屋書店さんでは、もう並んでいるらしいので、僕は今日、紀伊國屋書店さんに行きます。



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