所属事務所に対しても、出版社に対しても、テレビに対しても、対等な立ち位置で交渉したいので、基本、「いつでも辞めますよ」というカードは携帯している。

その為には、どこにも軸足を置かない(収入源)を散らすことが大事だと僕は思っていて、とはいえ、乗せている体重が全て「等分」かというと、そうではなくて、比重はバラバラ。その時(時代)によって変わってくる。

とりあえず今は広告費に体重を乗せすぎちゃうと、活動が手詰まりになるので、ほどほどに。

これから時代が何を求めだすかは分からないが(だいたい分かるけど)、持っておいて損はないのが『コミュニティー』だ。
『ファン』と呼んでしまうと「受信するだけの人達」のイメージがあるので、「送受信する人達」のイメージがある『コミュニティー』と呼ぶ方が相応しい。

僕はオンラインサロンをかなり積極的にやっていて、僕に舞い込んできた仕事のオファーを受けるか受けないかをサロンメンバーと話したり、僕が思いついたアイデアのバグチェックを皆でやったり、サロンメンバー限定の集まりを開いては、「次はあれを仕掛けよう。これを仕掛けよう」とウダウダと喋っている。
そして僕には著作権も肖像権もヘッタクレもないので、その人達同士で話が盛り上がれば、あとは僕のマネージャーに僕のスケジュールだけを確認して、そのまま企画がスタートする。
こんな感じだ↓
全国各地にマネージャーが数千人いる感じ。
『えんとつ町のプペル』をメガヒットに導いてくれたのも、この人達(コミュニティー)だ。

時代は回るので、『揺り戻し』は必ずあって、また、作り手が受け手と一定の距離を保つことでタレント価値を作る"旧来のスター像"が重宝される時代がくるのだろうけど、
向こうしばらくは、作り手と受け手がその境界線を曖昧にし、スナックしながら届けるエンタメが力を持つだろう。

昨日、イオンさんと吉本が業務提携をして、映画『えんとつ町のプペル』を届けることが発表された。
このニュースにガッツポーズをしたのは、僕だけではなく、ここに至るまでの過程を共有したコミュニティーの皆がガッツポーズをして、その中には「プペルは俺がちょっと関わってんだよね」と呑み屋で得意気に語ったヤツもいるだろう。最高じゃないか。
嘘じゃないもん。

今はそれ(作り手と受け手のスナック)がオンラインでやれるようになっただけで、エンタメの世界では、何百年も前から続いていることだ。
落語の世界では今でも当たり前に。

弘法大師・空海の活動はまさにスナック的で、高野山は空海のクラウドファンディングによって作られている。
この辺の歴史をほじくると面白い。
今、持つべきものは『コミュニティー』だ。
僕は2年後に大勝負に出るので、それまでに、コミュニティー作りに更に力を入れていこうと思う。
東京で交流会をしまくっていたら「地方でもやれ」という声をいただいたので、11月21日に神戸で交流会をすることが決まりました。
お時間あれば是非。
面白いアイデアがあれば、その場でプレゼンしてください。
本当に面白かったら、全力で後押しします。
『(株)おとぎ町』交流会(関西) 参加権 | 株式会社おとぎ町 on the BASE
※1週間以内に入金が確認できない場合は無効となります。2017年11月21日(20時~21時半)に神戸で開催される『株式会社おとぎ町』の交流会の参加権です。イベントは20時スタート。参加者は19時40分に集合。『参加権を購入したことが確認できる画面』と『年齢が確認できる証』を受付で見せて、中へお入りください。心優しい人はスタートの30分前(19時半)に集まって会場準備を手伝ってください。基本、コチラでご用意するのは「場所」と「出会い」だけですので、飲食の持ち込み大歓迎です。遅刻、途中退室OK!会場の用意、後片付けは皆でやりましょう。【会場】〒651-0082 神戸市中央区小野浜町1-4 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)2階
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