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『Amazonがトイザらスを経営破綻に追いやった』といったタイトルのニュースを受けて、
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と反応した人がいて、また、こういった意見が少なくないことに驚いている。
「本業ではない者がズカズカ入ってきたせいで、潰された」というのが連中の意見だ。


アホすぎる。
何を食べたら、ここまでアホに仕上がるのだろう?
今度、一週間の献立表を見せていただきたい。

たとえば、アイドルが『M-1グランプリ』に参戦して、決勝のメンツがアイドル一色になり、『M-1グランプリ』がアイドルの祭典と化したら、それは"アイドルのせい"ではなくて、アイドルに駆逐される程度の努力しかしてこなかった"芸人のせい"だ。

「いやいや、アイドルよりも、たくさんネタを書いているし、アイドルよりもお笑いの努力をしている!」
と努力を前面に押し出して反論するのであれば、結果に反映されない努力を「努力」と呼んでしまっている"芸人のせい"だ。

「アイドルは人気があるからズルイ」という声もあるが、アイドルは人気を獲得する為の努力を毎日毎日続けている。
届けたいメッセージを届ける為に、あらゆる節制をしている。
時には自分の中に芽生えた恋愛感情も押し殺す。

僕らには、山頂に向かうルートを選ぶ権利がある。

険しい斜面をピッケルを使って登るもよし、
緩やかな斜面を走って登るもよし。
どちらも大変だ。
そんな中、「皆、ピッケルを使って、登ってるのに、走って登るなんてズルイぞ」は、思考停止だ。
目の前の苦労を受け入れることを「努力」と呼んで、努力の方法を疑い、最適解を探る努力を放棄してしまっている。
あまりにも視野が狭い。

アイドルとM-1の話は実は比喩でも何でもなくて、「アイドルが軽い気持ちでM-1に出るな!」と言っている先輩達は確かにいた。
全員1回戦で落ちてたけど。
アイドルを叩く前にを自分のネタを叩けよ。

くわえて、「本業の人間が…」「本業以外の人間が…」という意見についてだが、まもなくテクノロジーがあらゆる肩書きの壁を溶かし、多くの人が『なんでも屋(復業家)』になるので、そんな考えは、とっとと捨てた方がいい。

仕事の少ないプロのカメラマンが、「素人のスマホ写真なんぞ…」と皮肉を言ったところで、写真で人を楽しませて、時に救っているのは、人気インスタグラマーで、誠に残念なお知らせだが、『質』は『量』が凌駕するので、まもなく技術面でも敗北を喫することになる。

一方で、そんな未来を見越して、あえて肩書きを一つに絞り、前に打ち出して、「お坊さんなのに、絵本執筆」だとか、「お坊さんなのに、音楽フェスに参戦」といった"フック"を作るという、やり方も一つあると思う。
内容は同じく『なんでも屋』なんだけど、これは『なんでも屋』と前面に打ち出してしまった人にはとれない戦略だ。

いずれにせよ、肩書きは利用するものであって、己の身の安全を保障してくれるものではない。
肩書きを防御壁にして、努力内容を時代にチューニングすることをサボり、努力をサボり、言い訳に走った人間から順にキチンと脱落する。

「トイザらスはAmazonよりも努力をしなかった」それだけの話。
極めて真っ当な時代(実力社会)が到来している。
作り手にとっては、ありがたい時代だ。


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