応援(宣伝)の気持ちも込めて、ここに書くけど、「天神祭のクラウドファンディングが目標金額の半分にも達していなくて苦戦している」という話を聞いて、クラウドファンディングのページを見に行ったら、リターン(支援者へのお返し)の内容ではなく"組み方"が糞ヘタクソだったので納得した。
というか、どうやら、
「お金とは何なのか?」
「クラウドファンディングとは何なのか?」
を知らずに、お金やクラウドファンディングを扱われているので、それらを上手く扱えないのは当然だ。
この辺のノウハウは"クラウドファンディング負けなし"のホームレス小谷に叩き込んだので、小谷から話を聞くか、秋に出る『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告戦略~』に「クラウドファンディングの勝ち方」というテーマで書かせてもらっているので、そちらを読んでいただきたい。
現在、サイン本のリターンを用意しているところだ。コチラ↓
僕は高校卒業して間もなく、ロザンの菅さんに出会い、プライベートの過ごし方以外の部分を徹底的に叩き込まれた。
毎晩呑みに行っては、「その行動には、どんな理由があるのか?」を1から10まで説明できないと、ゲロ吐くほど怒られたので、今じゃ、行動と行動理由が必ずセットになっている。
クラウドファンディングで言えば、
「なぜ、紹介文は、その長さにしたのか?」
「なぜ、そのタイミングで、紹介文に画像を差し込んだのか?」
「なぜ、そのリターンにしたのか?」
「なぜ、リターンの数を、それにしたのか?」
「そもそも、なぜ、このタイミングでクラウドファンディングをしたのか?」
といった行動理由。
「みんながやっているから」という、既存のフォーマットに落としこむことは一切許してもらえず育てられたので、こんなキングコング西野が出来上がった。
デビュー当時、漫才コンクールで競う世代の芸人全員が"ダウンタウンさんみたいな漫才"をやっていたので、「そもそも『ガキの使い』のトークと違って、漫才コンクールはネタ時間が限られているので、発想勝負ではなく、ボケの手数勝負でいったら、こと漫才コンクールでは余裕で勝てる」と思ったし、余裕で勝てた。
養成所時代に出場した『ABC漫才コンクール』は決勝で破れ、手数論で勝負したキングコングを指して、とある審査員の先生が「漫才に説得力がない」と評したが、すさまじくアホだと思った。
当時、アラサーの先輩方と決勝の舞台で並んでいた僕はまだ19歳だ。
そもそも負けている『説得力』で勝負してどうする?
ムカついたので、翌年、まったく方法を変えず、同じやり方でやって、優勝した。
昨日、ロザンの菅さんと呑みに行って、そこで菅さんが言っていた、
「皆、『《はねるのトびら》の真ん中をやっていたのに、突然、絵本を描きだした』とか言ってるけど、そもそも、突然絵本を描くようなヤツだから《はねるのトびら》の真ん中をやれた」
という考察がとてもとても面白かった。
皆が発想論で勝負する中、突然、ボケの手数論という発想で勝負していなかったら、そもそも『はねるのトびら』には選ばれていなかった。
とりあえず僕は、自分の、すべての行動を説明できる。
数万人、数十万から、何と言われようが、「いやいや、これはこうで、こうなってこうなるから、そうなる前にココに手を打っておく必要があるので、そこに手を打つ為には、今はココに手を打った方がいいでしょ」
と説明ができる。
たとえば、今年の頭に話題になった『えんとつ町のプペル』の無料公開についての説明。
当時、多くのクリエイターは「無料公開を許してしまうと、クリエイターにお金が落ちなくなる!」と吠えたが、"力のあるクリエイター"には、よりお金が落ちる理由を隅々まで説明できる。
コチラが一人で、相手が何万人、何十万人、何百万人であろうとだ。
その説明ができないことは、やらない。
毎日行動し、毎日考え、結果と理由を明らかにする。
その繰り返しです。