たとえば何か作品を作ったとして。
極端な例だけど、
地球上に人間が10人しかいないのなら、著作権をふりかざして、その作品の使用料を徴収して、その売り上げで生活していくのは、理解できる。
ただ、
地球には今、70億人がいて、僕らはインターネットで、この70億人と繋がっている。
すぐ隣に70億人いるわけだ。
このとき、その10分の1でもいい…7億人が自分の作品を無料で使用しようとしていたら、それはそれで別の価値が生まれて、入り口(著作権使用料)でお金をとらなくても、べつの場所でマネタイズできんじゃねーの?
10人に無料で使用されても何にもならないけれど、7億人が無料で使用するとなると話が変わってくる。
つまり、権利を開放しても10人にしか届かないのだったら、たしかに権利を開放するメリットがないけれど、権利を開放して数億人に届くのなら、もしかすると、開放した方がプラスになるんじゃね?という話。
てなことを考えて、絵本『えんとつ町のプペル』は(一応著作権はあるけれど)著作権をナアナアにしてみた。
その結果がこれであり…
これであり…
これであり…
これだ。
すべて寝耳に水。
気がつきゃ、こんなことになってたけど、オールオッケー。
近頃のJASRACの"取り立て"に異議を唱えるアーティストさんは多いけど、「あなた方のやり方は気に入らないので、僕らは著作権の管理をあなた方に委ねることを辞めます」と行動を起こすアーティストさんは見当たらない。
僕の記憶が正しければ、たしかCDの売り上げの6%(たぶん!
)が、JASRACの懐に入っていたと思うんだけれど、こんなにもCDが売れない時代だ。当然、JASRACはジリ貧になるし、"取り立て"は厳しさを増す。
この状況は時代がもたらしたものだから、いくら不平不満を鳴らしても変わらないんだから、著作権使用料を収入源としない別の収益モデルを自分達で作って、JASRACとは決別して、著作権管理は自分達でやっちゃったらいいのになぁ。と思うんだけれど、そんな単純な話じゃないのかな?
こういう意見を言うと、「何も知らない外野は黙っとけ!」と怒られるので、内野に飛び込んでみることにした。
手始めに、『えんとつ町のプペル』はCDとしては(隠しトラックとして)世に出しているけれど、JASRAC登録を辞めてみた。
テレビ局やラジオ局から「JASRAC登録していない楽曲は流せません」とか言われるのかなぁとも思ったけれど、よっぽど旧体質のラジオ局を除いては、そんなことはなかった。
テレビで『えんとつ町のプペル』が取り上げられる時は、
【西野】
「うしろで、この曲を流してもらっていいっすか?」
【ディレクター】
「いいっすよー」
といった感じが、ほとんどだ。
おかげで、さきほどアップした子供らの合唱に繋がる。
あの合唱は僕が企画したものではなくて、たまたま出向いた先で見つけたものだ。
あの合唱に参加してくれた子供や、その家族のうち、10人に一人、20人に一人でもいいから、絵本『えんとつ町のプペル』に興味を持って、手にとってくれたら、それでいい。
僕は、"あくまで僕の作品の"無料使用は、ルールではなく、道徳で判断した方が良いという考えで、
『えんとつ町のプペル』の画像や音楽の権利を持っている僕がこんな調子なので、
『えんとつ町のプペル』の画像や音楽は、いたるところでポコポコと使われている。
ついには、カラオケ動画までがアップされた。
これを受けて、僕のオンラインサロンのメンバーが、「これ、実際にカラオケで歌いたいんっすけど、JOYSOUNDに話を持っていいっすか?」と訊いてきたので、「いいに決まってんじゃん」と返した。
すぐにかけあってくれたみたいで、翌日には、こんな返事がきた。
「印税の受け取りを希望されているのであれば、なんらかの管理団体に預けることが必須となります。
カラオケメーカーから個別の著作者に直接印税をお支払することはありません。
カラオケメーカーは著作権管理団体に対して使用料をお支払しており、それを元手に各管理団体が印税分配をしております」
『えんとつ町のプペル』の楽曲に関しては、当然、印税の受け取りを希望しておりませんので、「このまま管理団体(JASRAC)に預けることなく、カラオケで何度歌われてもゼロ円がいい!」とオンラインサロンメンバーに返した。
そしたら、またすぐに動いてくれて、ついに『えんとつ町のプペル』がカラオケBOX(指定店)で歌えることとなった。
画像の権利もナアナアにしているので、プペルがカラオケで歌われる時に流れる動画は、プペルの画像(スライドショー)だ。
これまで、絵本『えんとつ町のプペル』を知らなかった人達が、これをキッカケに興味を持ってくれれば、それでいい。
ゼロ円で宣伝してもらえんだもん。こんな、ありがたいことはない。
「著作権によって助けられている部分はたくさんあるけれど、
著作権によって潰されている可能性もたくさんある」
というのが、著作権をナアナアにしてみた結果、感じたことです。
とりあえず、怖い大人にゴリゴリに怒られるまで、引き続き自分の身体を使って実験を続けます。
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応援してます。
私の友人たちも、じわじわと西野ワールドに入り始めましたよ!
いろんな意見交換しながら、面白いことをみんなで作ったり共有できたり…オンラインサロンは居心地の良い場所です⭐️
オンラインサロンに入って本当に良かったです(^-^)♥️
西野さん、楽しいことしかないよ‼️
指定店、さがして歌いますっ🎤💕
カラオケに入っていく過程を
ずっと見せてもらった。
話がはやいし、
ちょっと目を離すと、
もう話がすすんでいて、
あれよあれよと
ゆうまでした😆😆😆😆😆
オンラインサロンに
はいったら、
こんな楽しいコトに
参加できます💖💝❤️
西野亮廣さんが気になってるあなた、
はいらはりませんか〜❓❗️
絶対、損はしないデス😚💕
元気に楽しくやっていこうって、
人生かわっちゃいますよ〜💖💝❤️
今日もやりたいことやるのだ〜‼️
どんどん幸せに
なってマス💖💝❤️💝❤️
西野さん、
今日もだいすきデス💕💕💕😚💕
子供達がカラオケで光る『えんとつ町のプペル』の絵を楽しみみながら喜んで歌ってくれている姿が浮かんで嬉しいです(*⁰▿⁰*)🍀
シェアさせてください✨