オンラインサロンか成立しているの不思議の続き【結論編】である。

「前回の記事では、一定数の会員が集まる"メガ主催者"がオンラインサロンをやるメリットって何なの?」と書いた。

チケット販売&非公開グループへの誘導の代行なんて、ゼロ円でできる。
「オフ会の会場を無料提供します」って言われても、そんな頻繁にオフ会をするわけでもないので、オフ会をしたい時はレンタルスペース(店やライブハウス)を、自分がDIYで作ったオンラインサロンの売り上げから、レンタル料を出して、借りればいい。
その方が(手数料20%よりも)安くつくし、自分好みの場所を選べる。

オンラインサロンのプラットフォーム運営者から話を聞けば聞くほど、そのプラットフォームを使ってオンラインサロンをやるメリットが見つからないのだ。

ただ、一方で、

会員数が5人のオンラインサロン主催者にしてみると、オフ会の会場を無料提供してくれるなんて、こんなに嬉しいことはない。
会員数5人の売り上げでは、レンタルスペースなど、到底、借りることができないからだ。

なるほど、ここにはプラットフォームを利用するメリットがありそうだ。

そして、もう一つ。
前回の記事のコメント欄に、秀逸な御意見が届いた。

『手数料20%は、"有名人と肩を並べていますよ"という信用料およびブランディング料』

なるほどなるほど。これは面白い。
言われてみれば、たしかにそうだ。
多くの方から支持されているカリスマと同じ商品に陳列されることで、無名の自分に価値を生み出すことができる。
ほうほう、これは面白いなぁ。

ただ、
オフ会の会場の無料提供にしても、
"信用料およびブランディング料"にしても、
いずれにせよ、メリットがあるのは、まだ固定ファンをつかまえていない、まだまだ無名な主催者だけだ。

知名度(人気)のある"メガ主催者"にしてみれば、オフ会の会場の無料提供は自分の餌にならないし、無名な主催者さんと同じ商品棚に並べられてしまって、やはりメリットがない。

にも関わらず、サーバーの管理費やら、無名な主催者さんが使用しているオフ会の会場の家賃のほとんどはメガ主催者の売り上げから支払われている。
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(※画像でTEDっぽさを出してみた!)


では、それでもメガ主催者が、そのプラットフォームを利用する理由は何か?
こんなツイートを見つけた。
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そうそう。
実はクラウドファンディングでも同じことが言える。
もはや、クラウドファンディングのプラットフォームよりも声が大きくなってしまった人は、プラットフォームを利用せずとも、自分でやっちゃえばいいのだ。
手数料を取られなくて済むんだから。

それでも、メガ主催者がプラットフォームを利用する理由は、一つしかない。


プラットフォームの支援だ。


何年も前から言い続けているが、僕がクラウドファンディング『CAMPFIRE』を利用する理由は、家入一真さんへの支援であり、クラウドファンディングを広める為に自分達の首を絞めてまで手数料を大幅値下げしたCAMPFIREのスタッフさんの皆さんの心意気に惚れて、応援したいと思ったから。
CAMPFIREは、僕の時だけ手数料を上げてもらっても構わない(ちょっとだけね)。
そもそもCAMPFIREを支援することが目的なんだから。

結論、
オンラインサロンサービスも、
クラウドファンディングサービスも、
そもそも仕組み上は破綻していて、
生き残るか、死ぬかは、
運営サイドの思想・カリスマ性しかないんじゃないかな。
つまり、「応援したいプラットフォームが生き残る」ということ。
インターネットは、つきつめると必ず『人間性』に着地するんだよな。

プラットフォーム運営サイドは、サービス向上の努力ももちろん大切なんだけれど、もっともっと大切なのは、思想だとか、人間性だとか、物語だと思うな。

「オンラインサロンサービスはシステム上は破綻しているけれど、上位20%のメガ主催者から、サービス運営者が応援されているから成立している」というのが、今のところの僕なりの結論です。