いきなり具体的な話をしますね。

タレントの収入の出元って、『広告費』だよね。
スポンサーさんが、テレビ局に『広告費(番組制作費)』を支払って、その『広告費(番組制作費)』の一部がタレントに支払われる。

この流れなので、タレントは当然、"スポンサーさんにとって都合の良いよう(スポンサーさんのCMになるよう)"に立ち振る舞わないといけない。
となると、タレントに求められるのは『好感度』だ。

広告ビジネスで生きるタレントは、活動していく上で『好感度』が必要なので、
たとえば、グルメ番組でマズイ飯が出てきても「美味しい」と言わなきゃいけない。
つまり、"場合によっては嘘をつかなきゃいけない"。

10年前はこの"マズイ料理を「美味い」と言う嘘"が、嘘だということが、お客さんに見破られることはなく、嘘を突き通すことができたんだけど、今は、ぐるナビもあるし、Twitterのタイムラインもある。
お客さんは本当のことを知ることができる。

つまり、嘘をついている(嘘を重ねている)ことが、お客さんにバレる時代になっちゃった。

この状態でテレビに出ちゃうと、認知度は上がるけれど、人気度は下がってしまう、
嘘を重ねなきゃいけないから、ファンが離れていってしまうわけだ。
世に言う『人気タレント』の実態は、そのほとんどが『認知タレント』だ。

認知タレントはシステム上、本音が言えない。
当然、ファンが生まれにくい。
そして、"何があっても支えてくれるファン"がいないので、挙げ句、「不倫をしたので活動停止」みたいな流れに追いやられる。
不倫なんて、本来、当事者以外には1ミリも関係のないことなのに、好感度ビジネス(広告ビジネス)をやっちゃった途端、これだ。

スポンサーさんは、好感度が落ちた認知タレントをクビにして、次なる"認知タレント"に入れ替えれば問題は解決するけれど、クビにされた"認知タレント"には立ち直る術がない。
広告ビジネスが通用するのはスポンサーさんだけで、タレント側の広告ビジネスはとっくに崩壊しているのが、今の時代だ。

タレントが、この(嘘が見破られる)時代に、『広告費』に軸足を置くことが、
いかに危険なことなのかを、なんとなく御理解いただけただろうか?



本音しか通用しない。

そして、タレントが本音を言うには、広告費から軸足を抜かなきゃいけない。
では、何を収入源にするかというと、お客さんからの"ダイレクト課金"だ。

お客さんからの"ダイレクト課金"で生活を回すことができるようになると、嘘を重ねる必要がなくなり、本音を言い続けることができる。
そして、さらなるファンが生まれる。
『認知タレント』ではなく、『人気タレント』の誕生だ。

時代は多少の変化を繰り返しながら、"ほぼ同じような場所"に帰還する。回るのだ、必ず。
まもなく芸能界は、一昔前の"お客さんからのダイレクト課金"で回っていた時代に戻る、と僕は予測している。

僕が"ダイレクト課金"のSHOWROOMに興味を持った理由が、それ。
『認知タレント』ではなく、『人気タレント』が力を持つと読んだから。
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回、SHOWROOMで48時間生配信をさせてもらったんだけれど、このことがテレビ(ワイドショー)で紹介されるらしい。
つまり、『認知』が後からついてくるわけだ。
いよいよだと思う。

48時間生配信のエンディングで、スタッフから『毎月24時間生配信』が発表されて、盛大にズッコケたんだけれど、しかし、この話には乗ってみようと思った。
"ダイレクト課金"の未来を現場で見届けたいと思った。

とりあえず今は、48時間喋り倒したおかげで、声が1ミリも出ない。
今日は飛行機で宮古島に飛んで、19時から独演会。
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時代は必ずほぼ同じ場所に戻ってくるが、失った声が今夜7時までに戻ってくるとは限らない。
今、大急ぎでパントマイムを勉強しているところだ。
羽田空港の鏡に向かって、妙な動きをしている中年がいたら、それはキングコング西野だと思っていただいて間違いない。

48時間生配信に参加してくださった視聴者の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
そして、宮古島の皆様、のちほど。