『プロジェクトX ~挑戦者たち~』みたいなタイトルにしてみました。
西野です。こんにちは。


『ハード』と『ソフト』という言葉があります。
分かりやすく言うと、
ハードは、『ファミリーコンピューター(任天堂)』で、
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ソフトは、『スーパーマリオブラザーズ(任天堂)』です。
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このことを踏まえて、今回のお話。

「とにもかくにもタレントは露出正義!」でデビュー当時から全力疾走を続け、途中、梶原氏の全力失踪で全ての仕事を失いましたが、そこから再チャレンジ、"認知タレント"としては25歳でピークを迎えました。

そこで見た景色というのが、まあまあの絶望でして、「しまった。この道の先に『逆転』が待ってないじゃん」状態。

気がつきゃ、僕は、
「『ファミリースタジアム(ナムコ)』よりも…
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『…熱血硬派くにおくん(テクノスジャパン)』だ!」
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「いやいや、『熱血硬派くにおくん(テクノスジャパン)』よりも『ドラコンクエスト(エニックス)』だ!」
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といった感じで、ソフト作りの競争を繰り返していて、"より良いソフトになる"努力を繰り返していました。

もちろん"良いソフト"になれば、その分、自分の取り分が増えるのですが、同時にハードに支払う"みかじめ料"も増えてしまいます。
ナムコが努力すればするほど、テクノスジャパンが努力すればするほど、エニックスが努力すればするほど、任天堂が大きくなるというわけです。
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その頃から、番組プロデューサーやディレクターや構成作家さんが口にする、「あのタレントは使いやすい」「あのタレントは使いにくい」という言葉に違和感を覚えるようになりました。

また、元々芸人をやっていて、漫才やコントで思ったような結果が出せず、芸人を廃業し、構成作家に転職された方々が、2~3年もすると、「あの芸人は使いにくい」という言葉を口にしているのに、さらに違和感。

「使いやすいタレント=ハードの後押しをする人」であるから、「『逆転』から一番離れた場所に向かっちゃうじゃーん」です。

そしてタレントは、スタッフから嫌われてしまうと仕事が無くなるので、「使いやすいタレント(より良いソフト)」になる努力を始めます。
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しかし、その努力量が大きければ大きいほど、ハードに支払っている"みかじめ料"は増え、ハードが潤います。

ここでいう『ハード』は、芸能界のBIG3だとか、その辺りの方々の顔を思い浮かべていただいて、大方間違いはないと思います。
つまり、「BIG3を巨大化させているのは僕たちだ」という話です。
…くれぐれも言っておきますが、これはスタッフ批判でも、BIG3批判でもなく、「構造上、逆転できなくなっている」という説明です。

「それでも御飯を食べていけたら幸せ」と考えるタレントさんもいらっしゃいますが(それも正しいと思います)、キングコング西野の欲はオシャレなパフェよりも深く、
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一番にならないと気が済みません。

あと、最終的にソコに辿り着かないと、日本一嫌われている芸人を応援していると世間から冷たい視線を浴びるので、「西野ファンだ!」と堂々と名乗り出ることができない隠れキリシタン的西野ファンに申し訳ないというのがあります。

ちなみに、キングコング西野の隠れキリシタン的ファンは、僕の顔写真を堂々と踏みます。
炎上時に燃料を投下するのは、だいたいコイツらです。糞がっ!くたばれっ!

話を戻します。

他のタレントさんは、逆転できない構造であることを理解した上で、折り合いをつけて前に進んでいらっしゃるのかもしれませんが、
僕ときたらモーレツに頭が悪いので、一旦、誰よりも露出してみないと、「これ、逆転できねぇ構造じゃん」と気づかなかったわけです。

とは言っても、当時、まだ25歳。
いくらでも巻き返せる時間はあります。

逆転が生まれない原因は「ソフト作りに注いだ時間が、ハードのポイントとして加算されているから」ということが分かったので、任天堂よろしく、「ソフトとハードの両方を作ろう」と決めました。
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「ファミコンのソフトを作るのを辞めて、まずは『プレイステーション』というものを作って、その対応ソフトを…」という作業の始まりです。

そういった作業を始めると、「お前イタイな」とか「空気を読めよ」という声が矢継ぎ早に飛んでくるのですが、無視無視。
僕はファミコンのソフトを作ることを辞めちゃったので、方向性の折り合いがつかなくて当然。
「どちらかが間違っている」というレベルの話ではないと僕は思っています。

自分が作るハードが、自分のハード作りの努力が正しいか正しくないかは、後々、歴史が証明してくれます。
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(※これはこれで好きだったPCエンジン)

ここで、話は芸能界から『絵本作り』に飛ぶのですが、少し長くなったので、2回に分けさせてください。
後半へ続く。後半は→コチラ
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