SHOWROOMの怒濤の24時間生配信が終わった。
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年末の超ドタバタ時期に突如決定した24時間生配信。
当然、「24時間生配信に備えて、前日は緩めの…」といったスケジュールが組めるハズもなく、結果、2徹(2日連続徹夜)明け。
寸前まで沖縄にいて、羽田空港到着5分後には番組がスタート。いきなり満身創痍だった。

途中、総合MCが精根尽き果て、生配信中に爆睡してしまうという大失態を犯す。
画面に映っているのは、総合MCのブザマな寝顔だけで、あとは何の情報もない。

しかし、ここでSHOWROOMの魅力が爆発。
画面に映る総合MCが爆睡して何もしないもんだから、ついにはお客さんが立ち上がり、お客さん同士で会話を始め、総合MC(私です)に寝起きドッキリを仕掛けはじめたのだった。

ママが酔い潰れてしまったから、お客さんが「仕方ねぇなぁ」と店の手伝いを始める…そんなスナックのような光景が繰り広げられたのだ。

SHOWROOMの構造上、お客さんは能動的で、それは、国民一人一人が情報を発信できるようになった1億総クリエイター時代に、バチコンッ!とハマっている。

クリエイター(仕事で発信する人)と、セカンドクリエイター(趣味で発信する人)しかいない…つまり、クリエイターしかいない時代に価値を持つのは、間違いなく『待ち合わせ場所』だ。

スナックもSHOWROOMも、寺や神社やホームレス小谷も、『待ち合わせ場所』として見事に機能していて、今の時代を確実に捉えている。

番組の最後でSHOWROOMの前田さんから、「次回は48時間で」と告げられ、「っざけんなよ!」と言いつつも、最高だ、と思った。

理由は、一人の人間が48時間もブッ通しで、フルのパフォーマンスをすることは物理的に不可能だから。
つまり、お客さんが頑張らないと48時間生放送は成立しないのだ。

素晴らしい。本当に。


機能している待ち合わせ場所は、いつも不完全だ。

上手く回転しているスナックは、ママが少し抜けていて、お客さんが頑張らないといけないから、お客さん同士の会話が生まれる。

お地蔵さんもハチ公も、そこに突っ立っているだけで、べつだん何もしない。
何かをするのは、そこに集まった人達だ。

ホームレス小谷もそう。
アイツは、ずっと「ええやん」「やるやん」と言うだけ。アイツのパフォーマンスには、誰も1ミリも期待していないから、頑張るのは、いつもコッチだ。

待ち合わせ場所が情報を発信してしまうと、お客さんは黙らざるをえない。結果、そこに集まった人の横の繋がりを奪ってしまう。過度のサービスはコミュニケーションを殺すのだ。結果、待ち合わせ場所として機能しなくなる。

機能している待ち合わせ場所はいつも不完全で、そこには愛される欠陥がある。
効率を求める《ロボット》には、一生理解できない人間の強みだ。

どうだろう?

こうやって書くと、西野の爆睡が「実は計算なのではないか?」と思えてこないだろうか?
「もしかしたら、西野ッチったら、皆のために、寝たフリをしてくれたのかな?」と思えてこないだろうか?

私が、計算で寝たのか、それとも番組の為に天然で寝たのかは、皆さんのご想像にお任せする。

ただ一つ言えることは、いつの間にか、顔面が激しくスベっていたということだ。
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