数年前、『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』という舞台をやった時に、社長が観に来て、ずいぶん面白がってくださって、数日後、サシで呑みに行く機会を作ってくださいました。
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その席で、「西野が一番やりたい仕事は何や?言ってみろ」と神龍(シェンロン)的な球を投げて来られたので、これは願い事を叶えるチャンスだと思って、

「テレビも魅力的ですが、僕は梶原とNGK(なんばグランド花月)で腰をすえて漫才がしたいです」

と言いました。
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『師匠』と呼ばれるような大御所芸人以外、基本的に若手芸人は日替わり出番ですが、キングコングが週出番(1週間ぶっ通しで出る)になったのは、そこが始まりです。

まぁ、「ほとんどの芸人さんがテレビを優先する」というのもあるのでしょうが、僕は吉本興業の宝はNGKだと思っていますし、週出番になれば、それだけ梶原といる時間が長くなりますので、社長にはそう言いました。

おかげで『おもしろ絵本作家』になった今でも、年間で漫才のステージに立っている数は5本の指に入っていると思います。
月に40ステージぐらいです。
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そんでもって、夏の独演会まで一ヶ月を切りました。
今回は8月12日~19日までの8日間10公演、すべて違う内容でお届け。
昨日は16日にやる『落語』を、いよいよ書き始めました。

13日の夜(完売)には絵本の読み聞かせをしますし、14日の昼・夜は夏に出るビジネス書『魔法のコンパス~道なき道の歩き方~』を軸にした「仕事の話」をします。
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(※『魔法のコンパス』のご予約はコチラ
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とにかく今回の独演会は《毎公演違う内容》ということですから、自分の芸や作品を総動員させるつもりなのですが、
考えてみりゃ、いろいろ活動していますが、そもそも僕が一番得意な仕事は梶原の相方で、僕の最高傑作はキングコングの漫才です。
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昨日、16日にやる落語を書いていて、「自分の芸や作品を披露することを決めているのに、社長に懇願してまで時間を割いているキングコングの漫才を披露しないのもどうなんだ?」と思い、思い立ったが吉日、次の瞬間、梶原に電話をして、「独演会の8月15日の回を使って、キングコングで漫才ライブをしようぜ」。
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毎年、『KING KONG LIVE』という漫才ライブをしているのですが、今年は夏に独演会が10公演あって、それが終わればNONSTYLE石田君との舞台『ピラミッドだぁ!』があり、9月に入ると、「映画の撮影」なるスケジュールがガッツリ入っておりまして、秋以降は絵本『えんとつ町のプペル』の稼働が増えそうで、なかなか今年の『KING KONG LIVE』のスケジュールが組めなくて困っていたところでした。

ならば、独演会の8月15日の回を『KING KONG LIVE 2016』にしてしまおうと。
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すでに15日のチケットを買われたお客さんの中から「いやいや、西野の一人喋りが見たくてチケットを買ったんだけど!」というクレームが飛んできそうですが、その声は一旦無視させていただいて、梶原とガッツリ漫才がしたいので、15日はキングコングで出ます。

『西野亮廣独演会』と言っておきながら、実は18日にも梶原君がトークゲストとして出演することになっていて、梶原が2日間も登場するもんで、イベントタイトルを『西野亮廣独演会』改め、『西野亮廣ほぼ独演会』に変更します。

もう梶原にもマネージャーにもスタッフにも言っちゃったので、お客さんが何と言おうが、8月15日はキングコングが懐かしいネタもいれて、とにもかくにも90分間ブッ通しで漫才をする『KING KONG LIVE 2016』をお届けします。

俺たち漫才しちゃいまーす!
よろしくでーす!!
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