
私の頭は今、混乱している。
キッカケは昨夜、Facebookに投稿した一つの記事。
こちらである。
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テレビをつければ謝罪会見、謝罪会見、謝罪会見…
他人の不倫なんて本当にどうでもいいし、そもそも国民に謝らなくていい。ああ、くだらない。
誰かのミスにつけこんで、意見し、あざ笑うことでストレスを発散する…石を投げれば批評家に当たっちゃう時代。
子供の頃に読んだ本は「未来は明るい」と教えてくれたのに、なんてこった、『ツッコミ』が娯楽になっちゃって、すっかり『ツッコミ』という黒い煙で覆われちゃっている。
こんな時代に夢(ボケ)を語ると、そりゃ迫害を受ける。
新しいことを始めようとすると非難される。
つるし上げられ、袋叩きに遭う。
まるで、ゴミのように扱われる。
ただ、
いつだって未来を切り開くのはゴミのように扱われているその人(ボケの人)で、
僕は未来を見たいので、
その人が、
芸人であろうが、
音楽家であろうが、
作家であろうが、
スポーツ選手であろうが、
起業家であろうが、
政治家であろうが、
学校の先生であろうが、
スナックのママであろうが…
肩書きなんて何でもいいから、迫害を受けながらも、それでも挑戦する人を絶対に見捨てないし、最後の最後まで肯定する。
そんな人に向けた応援歌を作りました。
是非、聴いてください。
著作権もヘッタクレもございません。
勝手にダウンロードして、好きに使ってくださいな。
夢を見て、夢を語って、バカにされて、夜な夜な涙している人。
頑張って。
『えんとつ町のプペル』
歌 : 大王とロザリーナ
作詞・作曲 : 西野亮廣
編曲・プロデュース : 渡邊崇
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ご存知の方もいらっしゃるかとは思うが、現在、『えんとつ町のプペル』という絵本を作っている。
(サイン本の御予約はコチラ→『えんとつ町のプペル』)
この作品の存在を一人でも多くの方に知ってもらう為のプロモーションの一環として、絵本の楽曲を制作したのである。
歌詞は以下のとおり。
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『えんとつ町のプペル』
ハロウィンの夜にやってきた
体がゴミのゴミ人間
えんとつ町は大騒ぎ ひどいニオイさ
「臭い 臭い」と囃されて
キミは外にハジかれる
一人ぼっちのゴミ人間
だけどどうだ?
ゴミの体のその奥には
綺麗なハートがある
ごらん、体の汚れなんて洗えばこのとおり
見た目なんてどうだっていいのさ
キミはとても素敵
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
心優しいゴミ人間
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
キミはボクの友達
嘘つき呼ばわりされたパパが言ってたよ
「えんとつ町の煙の上には星がある」って
聞いてよプペル
ボクのパパは嘘つきなんかじゃない
いつか煙の上にボクを連れていってよ
星の海にプカプカ浮かぶ
そんな夜は素敵
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
奇跡が近づいてる
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
えんとつ町の物語
油の涙を拭いてホラ
その顔、見せておくれ
きっとまた遠くに行ってしまうんだろう?
だからその日までたくさん遊ぼうよ二人で
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
心優しいゴミ人間
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
キミはボクの友達
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
奇跡が近づいてる
ハロハロハロハロウィン
プペプップープペル
えんとつ町の物語
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Facebookに投稿した記事と歌詞、これでお分かりかとは思うが、
黒い煙に包まれた『えんとつ町』というのは、閉塞感のある『現代社会』のことで、
煙の上の星を目指すゴミ人間というのは、
『まわりから笑われながらも、挑戦する人』のことである。
『えんとつ町のプペル』という絵本のメッセージ、と言っちゃうと少し照れ臭いが、まぁ、そういうことだ。
曲を聴いてくださった方から本当にたくさんの感想をいただいた。
中には、今現在、挑戦し、まわりから鼻で笑われている方から、「僕、頑張ります!」という覚悟めいたコメントを頂戴した。
この作品が、挑戦する人の背中を少しでも押せたなら本望である。
そんな中、たった一件。
私の頭を混乱させるコメントが届いた。
「一般人のコメントを晒すなよ」という野暮なツッコミは控えていただきたい。
晒すも何も、今尚、誰でも見れる公の場にご自身から飛び込んで来られているのだ。
つまり、そのコメントは僕のFacebookで今でも誰でも確認できる。
そのコメントがコチラ。
え、マジ?
これ、冗談だよね?
「そういうことじゃねーよ!」というツッコミ待ちのボケだよね?
ギャグだよね?
もちろんギャグだよね?
暇な大学生か何かが、遊び半分でコメントしてきたのだろうと、
そうだろうと、
そうじゃないと色々と変なことになってきちゃうよ、と思い、
我慢たまらず、この方のFacebookページに飛び、プロフィールを確認して、腰を抜かした。
こ、国土交通省!!?
国土交通省大臣官房付?
地震対策推進室長!?
所長!!?
…え、
これ、マジのやつなの?

ちょっと、待って。
だとすると、いろいろ分からなくなってきた。
「我が国の高度成長期の公害問題」って、何?
えんとつ町の煙のこと??
「ゴミ問題も解決に向かっています。日本の街は世界でもっともゴミが少ないと思います。大気汚染も減りましたし、川や海の水質も大幅に改善して…」
え、何?
物語の主人公であるゴミ人間の『プペル』のこと?
え、何、どういうこと?
国土交通省の脳内では、どういうことになっちゃってんの?
どのように翻訳されているの?
噛めば噛むほど味が出てくるんだけれど、ちょっと待って、ホントどういうこと?
我々一般庶民が知らないだけで、『えんとつ町』という町が、本当にあるの? ないの?
いや、違う。
「現代社会のことを歌っている」という、この歌が、現代社会の『閉塞感』のことではなくて、「現代の『大気汚染問題』のことを歌っている」という解釈をされたのかな?
いや、だとしたら、
『ハロウィンの夜にやってきた体がゴミのゴミ人間』って何だよ?
『えんとつ町』って、何だよ?
『ハロハロハロハロウィン、プペプップープペル』って、何だよ?
何?
なんか特殊な能力使ってんの?

ちょっと待って、どういうこと?
僕、昨夜から、ずーっと気になってんだよ。
僕ごときの脳ミソでは、国土交通省殿が考えられていることを理解できないんだよ。
じゃじゃ馬すぎて乗りこなせないよ。

時空が歪みすぎて酔いそうだが、最後に、もう一度だけ、このコメントをご覧いただいた上で、そして、楽曲を聴いていただきたい。
混乱は増すばかりであるが、今日も国の安全は、この方にお任せしているのであった。
日本万歳。
楽曲はコチラ(無料で聴けます)→『えんとつ町のプペル』