
昨日の記事は大変な反響でして、実に140万という人に読んでいただきました。
(コチラ→『キングコング西野、芸人引退』)
「芸人とは職業名(肩書き)ではなく、生き方の名称だ」
と丁寧に丁寧に前置きした上で、バラエティー番組上のオチをつける為に、肩書きを『芸人』から『絵本作家』に変更したわけですが、
全体の文脈を読んで「お前は根っからの芸人だな!」と感想をくれたのは、芸人仲間やお笑い関係者…そして一部の方のみで、約8割近い方からは「なんで、お笑い辞めちゃうですか?ショックですぅ…」
「キングコング解散しちゃうんですか?」
という感想が返ってくる始末。
全体の8割…実に112万人の方の脳内では、「芸人とは職業名(肩書き)ではなく、生き方の名称」という前置きは綺麗サッパリ吹き飛んでしまっていたようで、「これこそ芸人だ!」とはならず、文脈もヘッタクレもなく、西野亮廣は本当に芸人を辞めて、絵本作家になってしまったのです。

「やっちまった…」
番組内でのアンチの方の言い分が、「漫才師が絵本を描くのはアウトだが、絵本作家がバラエティー番組に出たりするのはセーフ」という不思議ルールであったので、
「ならば、僕は肩書きなんぞに1ミリも興味がないので、絵本作家になって漫才を続けます」という結論を出したのですが、返ってきてたのは、「キングコング解散しちゃうんですか?」という声。
か、会話にならない。

まぁ、でも、先に申し上げましたとおり、私、『肩書き』には心底興味がありませんので、絵本作家になっちゃったらなっちゃったで、まるで問題がありません。
これからは、絵本作家・キングコング西野亮廣として、相方の梶原君と、これまでと何ら変わらない活動を続けていく所存でございます。
ちなみに、本日は新宿ルミネtheよしもとでの漫才出番3連発。
同劇場のステージに絵本作家が立つのは史上初でございます。
肩書きが『絵本作家』に変わろうが、これまでと何ら変わらない活動を続けていけるハズでしたが…一点だけ、そういえば、『アメトーーク』に出演できなくなることが判明しました。
理由はお察しの通り、『アメトーーク』は「〇〇芸人」という括りで出演メンバーが構成されているからです。
しまった。
…やってしまった。
……絵本作家じゃ『アメトーーク』出れねーじゃん。
………なんで、肩書きを変えてしまったのだろう。
こんなところに落とし穴があったのか…。
やっちまったよ、コレ、やっちまってるやつだよ。。
そうして、深く頭を抱えている私に、昨夜、ファンの方が、このような言葉をかけてくださいました。
「いや、お前、もともと『アメトーーク』に出てねーじゃん。もう何年も呼ばれてねーじゃん」

もう、何も言いますまい。
何を落ち込むことがあったのでしょうか。
肩書きが、絵本作家でろうが、芸人であろうが、そういえば私、もともと『アメトーーク』に出ていないのです。
『好感度低い芸人』や『キングコング同期芸人』などで地獄的に好感度を著しく下げて以降、呼ばれていないのです。

出演できない理由を肩書きのせいにしようとしていましたが、そうではありません。
「実力」という至極全うな理由で呼ばれていないのです。
『アメトーーク』に出れない理由は実力です。
絵本作家になっても、ダメージはありませんでした。
こうなったら仕方ありません。
そんなもの存在するかどうか分かりませんが、これから私は、絵本界の『アメトーーク』の出演を目指し、邁進していく所存です。
絵本業界の皆様、ひとつ、宜しくお願い致します。
…と思っていた矢先、昨夜、動きがありました。
ヒョンなキッカケから、私、道行く人にパインアメを配っていたのですが、この活動が、パインアメの製造元『パイン株式会社』から、高く評価され、なんと、感謝状をいただいたのです。
写真中央が社長さん。
写真右側が広報のスットンキョウ。
見た目の面白さでいうと、私は最下位。
もちろん優勝は、社長さん。往年のコメディアンでいらっしゃいます。

そして、『パイン株式会社』さんより、感謝状と共に与えられたがコチラの役職。
特命配布主任!
アメを配る主任である。
これが、まさかまさか、絵本作家に転職した夜に任命され、これを受けて、私の肩書きは『絵本作家』あらためて、パイン株式会社の『特命配布主任』に。
こうなりゃ、目指すは特命主任の先、特命係長である。

とりあえず、特命主任の任期は8月8日(パインアメの日)までなので、それまでに結果を出す。
皆様、街で西野を見かけたら、ガンガン声をかけてください。
パインアメをプレゼントするので、街中で僕とアメトークをしましょう。
絵本作家とは一日でおサラバ。
今日から俺の肩書きは特命配布主任だ!!

今年の夏(8月12日~19日)に、私のトークライブがございます。
お時間合う方は是非!
チケットはコチラ→『西野亮廣独演会』