月別アーカイブ / 2017年09月

日本中の"売れないクリエイターさん"に質問したいことが一つだけあります。

それは、

「あなたの作品は売れないのか? それとも売っていないのか?」

です。

たとえば出版業界の「売れない」は、刷った部数よりも、売れた部数の方が極端に少ないことを指します。
つまり、「見込みがハズれて、刷りすぎてしまった」という状態です。

では、そもそも何をモトにして"見込む"のでしょう?
その判断材料は何なのでしょう?

その判断材料は、その時の『流行り』であったり、その作家の『前作までの売り上げ』です。

流行りなんて秒単位で変わりますし、作家の人気も同じ。
世間が求める「作家と作品の内容の相性」は、良い時もあれば、悪い時もありますので、前作までの売り上げデータがアテにならない場合もあります。

そんなことは皆わかっているのに、ところが今日も『流行り』と『前作までの売り上げ』で初版発行部数を決め、そして刷りすぎてしまい、「売れない」と頭を抱える始末。

私はこの状態を「売れない」とは呼ばす、「売っていない」と呼びます。

何故なら今は、クラウドファンディングで事前に需要を知ることができます。
発売数ヵ月前に自身で予約販売サイトを立ち上げて、前作までのデータなど関係なく、「その作品の需要」を知ることができます。

初版発行部数を決めるデータとしては、『流行り』や『前作までの売り上げ』なんかよりも、遥かに信憑性があります。

事実、私は10月4日に発売する『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』を、クラウドファンディングと自身の予約販売サイトで2万部売りました。
(↓販売サイトはコチラです)
当初、『革命のファンファーレ』の初版発行部数は3万部の予定でしたが、この結果を受けて、7万部に増えました。

胸を張って言えます。


私は作品を"売っています"。


おせっかいは百も承知で、売れないクリエイターさんには言いたいです。

あなたは、あなたの作品を本当に売っていますか?
書店に任せていませんか?
Amazonに任せていませんか?
出版者に任せていませんか?
問屋に任せていませんか?
作品を生むだけ生んで、届ける作業を誰かに委ねる『クリエイティブの育児放棄』をしていませんか?

このどれかに心当たりがあるのなら、あなたの作品は売れないのではなくて、売っていないだけです。

生意気なことを言ってしまって申し訳ありません。
ただ私は、同じ作り手として、あなたが命を削って生んだ作品が、人知れず消えていくことを望みません。
作品制作につきまとう孤独を、私も知っているので。

おせっかいついでに、最後にもう一つだけ言わせてください。

クラウドファンディングや自身の販売サイトで販売した作品は、基本、その配送作業は自分で担うことになります。
もちろん代行することもできますが、その分のコストはかかりますし、たとえば私の場合だと『サイン入り』としておりますので、一旦、自宅で預かることになります。

さきほど、私は「『革命のファンファーレ ~現代のお金と広告~』を予約で2万部売った」と申し上げました。
つまり、2万部を一旦、自宅で預かることになるのですが、さすがに2万部を一気に預かることはできません。

私の自宅のリビングは、都内にしては、そこそこ広い方なのですが、ここに2万部を一気に持ち込んでしまうと、リビングがリビングとして機能しなくなり、リビングが死んでしまいます。
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というわけで、10回に分けて預かることにして、今朝、2万部の10分の1の『2000部』を自宅リビングに運びこんでみました。

その画像が、こちらです。

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死んだぞ。


リビングが完全に死んだぞ!


クリエイターさんに告ぐ!
2000部を自宅に運び込んだら絶対にアカンぞ!


ほんで、おい!

幻冬舎の人間、か吉本興業の人間よ!!
いや、特に幻冬舎の人間よっ!!

おめーら、『2000部』が、こんなことになることは分かってただろ!!
2000部あれば、いとも簡単にリビングを殺せることぐらい、分かってただろ!!!
500冊を超えたあたりから殺傷能力が発生することぐらい、分かってただろ!

「2000部ずつですね。かしこまりましたー。送りまーす!」じゃねえよ!!

タコ!ブス!!
タコブス!!

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住めねぇよ!!


住めねぇんだよ!!!


ほんで、あと、このメガトンパンチが9発残っとんのかい!!

どうすんねん!

俺はどこで御飯を食べるねん!!

ほんで、俺のリビングに、俺の顔、何個あんねん!!
革命のファンファーレを何回鳴らすねん!
20170930_105248.jpg

どうすんねん、マジで!!



このブログをご覧の読者にお願いしたい!
たのむ!
俺の販売サイトじゃなくて、Amazonか本屋さんかKindleでダイレクトに買ってくれ!

たのむっ!!

もう、リビングが死んでもうとるんやっ!!

20170930_105248.jpg
たのむっ!!!

ほんで、この記事を読んだ人は全員シェアしてくれ!
俺の自宅のリビングが、こんな地獄みたいな景色になってることを知らん人が、俺の販売サイトで今、尚、買い続けてるんや!
皆に伝えてくれ!!

たのむ!!!

住まれへんねやっ!!
御飯か食べられへんねやっ!!
20170930_105248.jpg



たのむ!
コッチで買ってくれ!!


【Amazon】

【Kindle版】

イベント開催で避けられる地域がある。
俗に言う「客が集まらない場所」だ。

イベンターさんなんかと組むと、「あの地域は、お客さんが集まりにくいので、あそこでやるなら○○で」と主要都市をススメられる。

イベンターさんも経験と親切心からアドバイスくださっているので、ありがたい限りだが、どっこい、その地域には人が住んでいる。
「集まりやすい/集まりにくい」関係なく、人は住んでいるのだ。

集まりにくければ会場のサイズを変えればいいだけで、東京で数千人規模のトークイベントをした翌日に、鹿児島の山奥で50人規模のトークイベントをやればいい。
事実、『西野亮廣独演会』は、そうやって全国を回ってきたし、僕もスタッフもそれを面白がってきた。
このやり方はこれからも変わらず、去年、東京公演は4500人だったが、3年以内に1万人規模の独演会を開催する。そして、その翌週には、どこかの山奥で50人規模の独演会を開催する。

時間には限りがあるから、イベントの開催規模は無視できないのだけれど、足が悪い人もいるし、事情があって地元を離れられない人もいる。
僕にとっては、その人達も大切なお客さんで、僕は2年後、その人達に向けて「映画『えんとつ町のプペル』を観に来てください」とお願いすることになる。
無視できるハズがない。

北九州は大きな町だが、しかしイベント開催は避けられがちだ。
「北九州でイベントを開催するのなら、博多で開催しましょう」と、イベントは博多に集中する。

10月14日に仕事で九州に行くのだけれど、「その夜に『革命のファンファーレ』の出版記念パーティーをやりたいな」とFacebookで呟いたところ、北九州のお店のオーナーさんが「ウチを使ってください」と声をかけてくださった。
いや、他の場所からもたくさんお誘いの声をいただいたのですが(ありがとうございます!)、『北九州』に目がいった。

博多には何度も足を運んでいるが、北九州はそういえば、しばらく訪れていない。
そして、そこにはお客さんがいる。
すぐに、オーナーさんに返事をして、10月14日の夜の出版記念パーティーは北九州(門司)で開催することが決定した。

会場が素敵だったことも、決定の後押しとなった。
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本の内容は読んでもらえれば分かるので、当日は、その話以外の話を。
映画『えんとつ町のプペル』の話もしたいし、新通貨『L』の話もしたいし、なにより、面白いヤツがいれば仲間に入れたい。

北九州の面白い人、面白いことが好きな人、10月14日は門司に集合です。
お待ちしております↓
【広島】『革命のファンファーレ』出版記念パーティー参加権+書籍1冊 | おとぎ商店 on the BASE
※10月22日までに入金が確認できないと無効となります。※サイトのシステム上「配送しました」というメールが届きますが、物品は何も届きません。2017年10月22日(夜9時半スタート)に、広島で開催される『革命のファンファーレ』の出版記念パーティー(ただの呑み会)の参加権+『革命のファンファーレ(1冊)』です。立食形式で、軽食とお酒が出ます。(※未成年参加不可。年齢確認がとれるものを必ずご持参ください。受付で確認させていただきます)当日は、参加権の購入の確認がとれる画面を受付で見せていただいて、その場で『革命のファンファーレ』を1冊受け取って、中へお入りください。時間は21時半~23時半です。会場へは10分前にお越しください。西野は前の現場から車で向かう為、渋滞状況により参加が遅れる場合がございます(先に始めててー)。ご了承ください。西野は一人でも多くの方とお話がしたいので、ツーショットやサインなどのお求めはご遠慮ください。遠くから勝手に撮影していただく分には構いません。遅刻は全然オッケーです(^_^)【会場】ワイン倉庫BACCANO(バッカーノ)広島県広島市中区三川町7-4 ベリーノ中央通り1F
nishino.thebase.in


《追記》
ブログをアップした5分後に地元のニュースになった。
門司、はえええー!!






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幕末だ。
誰が何と言おうと、時代の大変革期だ。

働く理由が変わり、
給料はストレスの対価ではなくなり、
AIが「肩書き」の寿命をお知らせして、
極端な趣味が「仕事」として迎え入れられるようになり、
通貨は「紙幣」から「信用」へと変わった。

働き方が変わり、ルールが変わり、道徳が変わっていく。

今回の変革は、個人の力(哲学)でどうこうできるレベルのものではない。
人力では抗いようのない大津波だ。

そんな中、ボス(見城さん)から召集がかかった。
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皆、何をするのかよく分からないまま、明日(10月1日)、Abemaスタジオに集まる。
よく、このワガママくさい面子が全員集まったなぁと思う。

今、この人達が何を考えているのか、時代をどう捉えているのかが知りたい。
僕は個人的には新通貨『L』の話をしたいな。

『徹の部屋 ~革命のファンファーレ出版記念 3時間拡大SP~』
明日21時スタート。生放送です。

視聴予約はコチラから↓



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