月別アーカイブ / 2016年10月

友達連中とお酒を呑む時は静かな空間で、「次は、あれをしよう。これをしよう」といった会話がメインになってくるので、僕個人的としましては『酒呑んで、イェーイ!』みたいなノリが滅法苦手で、テレビのコメンテーターさん達がハロウィンパーティーのノリに不快感を抱く気持ちも分からなくもないのですが、
収穫祭なんのその、この世界最大規模のコスプレパーティーが、せっかく日本に生まれたのですから、終わらせてしまうのはもったいない。

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この夜、渋谷には100万人もの人が集まりズンチャカ。
そこに僕は参加しませんが、年に一度ぐらい、そんな夜があってもいいとは思っています。
「支持はしないが、理解はできる」といった感じ。

たまには騒いだっていいじゃないか、若者だもの。



だから余計に、この祭りが抱えているネガティブな問題は無視できません。

一つはテロ問題。

あの人ゴミにトラックが突っ込んできたら、もうどうしようもありません。
今年から、ようやく《一部》が歩行者天国になり、それこそテレビのコメンテーターさん達が「なんなんだ、ハロウィンのこの盛り上がりは!なんで、あんな祭りの為に…」と不快感を露にしておられましたが、いやいや、そういことではなくて、あの夜、道路を封鎖して、これまで交通整理にあてていた人員を、警備に回さないと、人がたくさん殺されちゃう可能性が上がるから。
そこは防がなきゃいけません。


もう一つはゴミ問題。

一昨年のハロウィンの翌朝が悲惨で、渋谷の街はゴミだらけ。
せっかく日本に根付こうとしている文化を、たった『ゴミ問題』で終わらせるわけにはいかないので、これは解決しておこうとゴミ拾いイベントを立ち上げました。
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目には目を。
町を汚すのもコスプレイヤーなら、町を掃除するのもコスプレイヤーということにして、去年は皆で『ゴーストバスターズ』のコスプレでゴミ拾い。

そして、よくよく考えたら、ジャパニーズ・ハロウィンなのに、ゴーストバスターズのスネを噛じるようなことをするのも少しシャクなので、今年は『えんとつ町のプペル』で。
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『えんとつ町のプペル』の町のモデルは渋谷。
物語の季節はハロウィンで、主人公・プペルは。ゴミ人間。
こんな、うってつけの物語はありません。
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そして、今回は、そのゴミ人間(ゴミ)と友達になる唯一の登場人物、ルビッチのコスプレで集合。

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本気の人もいました。
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スゲーぜ!



朝6時に渋谷無限大ホールに集合。
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同じくボランティアで来てくれたブロードキャスト房野君が皆をまとめてくれました。
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そして、一斉に町に繰り出すボランティアチーム。
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皆が持っている鞄は、ルートートさんがこのイベントの為だけに作ってくださり、提供してくださったゴミ入れバッグ。
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愛してるぜ、ルートート。


去年に比べて、有志でゴミ拾いをするボランティアチームも増えて、ハロウィン翌朝の渋谷の街はすっかり綺麗です。
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他のボランティアチームとスレ違うたびに、「おはようございまーす!」と、まるで登山客のよう。


皆でゴミを拾って、集積所へ。
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そして、「せっかく、これだけ人が集まったし、渋谷無限大ホールも空いてるんだから、このままイベントをしちゃおう!」ということで、

『えんとつ町のプペルオーケストラ ~お金を払っているのに設営から出演までやらされる合唱団~』


が、スタート。
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「自分達が合唱するステージを、自分達で作る」という、学生時代の文化祭のようなイベント。
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当然、サボるヤツも出てきます(*^^*)
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2~3時間かけて、ステージセットを設営。
そのステージに青山学院管弦楽団の皆様をお招きして、いよいよ合唱の練習が始まります。
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指揮者をつとめたのは、僕のイベントによく遊びに来てくれるコチラのお嬢ちゃん。
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『なっちゃん』です。


「女子、もっと声だせや!」
「コーラス隊、もっと頑張れ!」
など、それっぽい怒号を飛ばしながら、皆で文化祭ごっこ。

その横で、「なんか、こういうのええなぁ」と涙する舞台監督。
なんで、泣いてんだ!


劇場の閉館時間も迫る中、皆で合唱の練習。
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舞台監督が涙する理由も、少しだけ分かりました。
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皆で歌ったのは『えんとつ町のプペル』
コチラ
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たった一冊の絵本が繋いでくれた、ゴミ拾いと合唱。
僕も皆も寝不足で、ヘトヘトになりましたが、年に一度ぐらい、こんな日があってもいいなぁと思いました。

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参加してくださった皆さん、本当にありがとうごさいました。
楽しかったです。

また来年もやろうね(*^^*)









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今、話題のキングコング西野でございます。

さて、いよいよハロウィンがやってまいりました。
去年、一昨年と、ハロウィンの渋谷はコスプレイヤー達で埋めつくされて大変な盛り上がり。
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写真文化(Instagram)の後押しもあり、一気に市民権を得たハロウィンナイト。

しかし、去年&一昨年と、今年2016年とでは、大きく違う点があります。

ズバリそれは、曜日です。



2014年10月31日は金曜日


2015年10月31日は土曜日


そして、今年。
2016年10月31日は月曜日



そう。



平日なんです。



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こうなってくると気になるのは、人が集中する日でございます。

①10月28日の金曜日
②10月29日の土曜日
③10月30日の日曜日
④10月31日の月曜日

いったい、何日の何曜日に渋谷の街はコスプレイヤーでゴッタ返すのでしょうか?

さっそく結論を申し上げると、僕は、①~④の、どれでもないと読んでいます。

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前々からFacebookやブログで申し上げているとおり、僕の読みでは、2016年のハロウィンは、分散すると思っています。

去年、一昨年、巻き起こったあの爆風は、今年は吹かないと思っています。

実は、数週間前、渋谷区の方から「ゴミ拾いのボランティアを朝だけでなく、ハロウィンのもやってくれませんか?」頼まれていたのですが、ヤンワリとお断りしました。

ゴミ袋を持って、ハロウィンのに街に繰り出しても、そもそもゴミを出す人がそこまでいないので、ゴミ袋が空振りするんじゃないかと思ったからです。

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なので、当初の予定どおり、ゴミ拾いのボランティアは明日(10月30日・日曜)の朝6時に開催することに。

「人が分散するんだったら、ゴミはあまり落ちてないんじゃね?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、答えはNOです。



ハロウィンとか関係なく、渋谷の日曜日の朝は、ゴミが落ちてっから!


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そうなのです。

年がら年中、渋谷は、土曜日の夜に人が集まり、日曜日の朝にはゴミが集まっているのです。


なので、今年もやります。

ボランティアだよ!
渋谷ハロウィン、ゴミ拾い。


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参加される方は、
明日(10月31日)の朝6時頃(遅れても全然平気。常時、スタッフがスタンバイしているので!)に、渋谷無限大ホールに集合!

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去年はゴーストバスターズのコスプレでやりましたが、今年はできれば『えんとつ町のプペル』で。
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赤蝶ネクタイだけでも可愛いと思います。

当然、コスプレは強制ではございませんので、私服でもオッケーっす!



というわけで、明日の朝は渋谷無限大ホールでお待ちしております。
僕はたぶん、ゴミ人間『プペル』のコスプレをしていると思います。
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そして、そんなことより、絵本『えんとつ町のプペル』(100万部突破予定!)が絶賛発売中でございます。
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-ネット民の60パーセントは記事のタイトルしか読んでいない!?


米ワシントンポストによれば、コロンビア大学とフランス国立研究所のコンピュータ科学者が1カ月間かけてCNN、ニューヨーク・タイムズ、ハフィントン・ポスト、BBC、フォックスの5つのニュースドメインとSNSのリンクを調査したところ、
リツイートやコメントを書いている人の59%が元記事のリンク先をクリックしていないことが分かった。
つまり、タイトルのみを見て判断しネット上に拡散していたのだという。


…おいおい、マジかよ。
60%もの人が、タイトルだけで情報を判断しているのか。

そりゃ、「ひな段に出ない」という発言が何年間も誤解され続けるわけだぜ。
その真意は、ほとんどの人が読んでいないのだもの。

『キンコン西野、ひな段、批判!?』という記事のタイトルだけを見て、60%の人が「キンコン西野、ひな段を批判してるんだ。サイテーだな、アイツ」となっているわけだ。

つまり、世間は、《ほぼ》記事のタイトル通りになるわけだ。


…なるほど、コイツは好都合だぜ。

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最新作『えんとつ町のプペル』は、今なおAmazon総合ランキング1位を独走中。
昨日も増刷がかかり、販売部数は6万部を突破。
絵本としては異例の大ヒット。
本当に、本当にありがたいかぎり。
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しかし、私としましては、「この一冊の絵本で世界の景色を変える」と豪語しており、「ウォルト・ディズニーを倒す!」と戯言をブチ込んでおりますので、ここで止まるわけにはいきません。

そして、昨日、お世話になっているスタンダードブックストア心斎橋店(大阪)に、サイン本の作成にお邪魔したところ、店長の中川さんから、「100万部狙いまひょ。口に出して言っていかんと、実現しませんで」と言われ、目が覚めた。
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たしかに、たしかに。
「世界の景色を変える!」も「ウォルト・ディズニーを倒す!」も、どこか抽象的だ。
「少なくとも僕の世界は変わった」と逃げることもできるし、「この部分ではウォルト・ディズニーに勝った」と逃げることもできる。

しかし、目標を『100万部』という《数字》で掲げておけば、100万部に届かなければ失敗だ。
どんな言い回しをしようが、言い訳でしかなくて、逃げることはできない。

『100万部』に届かなければ失敗。
そして、その『100万部』は口に出していかないと、叶わないというのだ。


興奮するじゃん、こういうのっ!!

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ゴリの言葉を借りると、こんな感じ。
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狙う、狙う、おおいに狙っちゃう。
もう、口に出して言っちゃう。


『えんとつ町のプペル』の目標は100万部。
100万部に届かなければ失敗。

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(キンコン西野のInstagramより)



さて。
では、どういう作戦で、100万部まで届かせるか?
ここで、先の『60%のネット民は記事タイトルしか読んでいない』という話だ。 

60%の人がタイトルを鵜呑みにしてしまうという、現代人のそんな便利な特性を、ネガティブなことに使わずに、せっかくだったら、ポジティブなことに(夢を叶える為に)使ってやろうと思い、
『えんとつ町のプペル』で100万部突破を狙うという今回の記事のタイトルを

《【100万部突破!】『えんとつ町のプペル』》

としてみた。

このタイトルで60%の人達は「『えんとつ町のプペル』って、100万部突破したんだ」となるわけだ。
そして、「100万部突破したぐらいなんだから、相当面白いんだろうな。俺も買ってみよう」となり、100万部が一歩近づく。

『100万部突破!って言ってたら、100万部突破すんじゃね?』という作戦名がついた(今、つけた)この作戦で、私は100万部突破を目指す。

願わくば、絵本のタイトルを『えんとつ町のプペル』ではなく、『100万部突破のえんとつ町のプペル』に改名したいぐらいだ。

どうか皆様、この記事を深く読まずに、タイトルだけを見て、シェアしてください。

 
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昨日、スタンダードブックストア心斎橋で大量にサインを書いた。
『えんとつ町のプペル』のサイン本(配送します)をお求めの方は→コチラ




【追記】
さっそく、こんな感じでリツイートされてる(*^^*)
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