ほどほど真っ黒だったはずのボディは
知らぬ間に白く剥げていて
四角く整った形をしてたはずのカゴは
雑巾を絞ったみたいに曲がっていて
スラーと気持ちよく走れてたはずの心地よさは
漕ぐたびにギシギシなる不快な音にやられてた
今にも壊れそうなボロボロ自転車。
それでも私は毎日この自転車で向かう。
新しく変えたら何か、こう
今までの事がリセットされてしまいそうだから。
ほどほど真っ黒だったはずのボディは
知らぬ間に白く剥げていて
四角く整った形をしてたはずのカゴは
雑巾を絞ったみたいに曲がっていて
スラーと気持ちよく走れてたはずの心地よさは
漕ぐたびにギシギシなる不快な音にやられてた
今にも壊れそうなボロボロ自転車。
それでも私は毎日この自転車で向かう。
新しく変えたら何か、こう
今までの事がリセットされてしまいそうだから。
ふっと前見たら
こんなに鮮やかだ
一度でいいから
あの黒い部分を乗り越えた
一気に飛び越えてはじけた
鮮やかな自分を
見てみたい。
初めて乗った
緑色の電車
このドアが開けば
人が詰め込まれてる
入りたくない
本当は
でも緑色を見ると
真っ先に目の前に広がるのは
いつも抹茶の世界。