早くも"先月"となった1月は、たくさんのライブがありました。

年末年始の静かな時間はどこへやら、2週目の週末には冬の旅人となり、北陸へ。

心配するような寒さは感じられず、むしろ昼間はぽかぽか陽気でしたが時折冷たい雨が降ったり夜には急激に気温が下がったりと、油断のできない気候でした。

お正月の名残も感じつつふたたび蟹や北陸名物のどぐろをいただけたのはありがたかったです。

翌週三重と岐阜の旅ではツアー唯一のアップライトピアノでの演奏があったり、はじめての会場で昼と夜の光の変化を楽しんだりとこちらも充実した2日間計4公演。
再会あり新しい出会いあり、刺激と安心のどちらも感じられた良い旅でした。

翌週には山口県防府市のオーディオショップ、サウンドテックさんでの2日間2公演と、静岡・浜松椿オーディオさんでのイベント。
オーディオ店の方の熱い想いと、移動距離が印象に残る旅。
雪の降らない防府での中原中也の朗読と、"Neutral" Tour最後のMusic Elementsで音楽の楽しみ方について大いに語った思い出が記憶に刻まれます。

そうしてさまざまな土地をめぐって1月最後に戻ってきたのは東京。

1/30、東京吉祥寺STAR PINE’S CAFEにて、自主企画[The middle of a trip seed.10]をおこないました。

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記念すべき10回目にはヤマハレーベルメイトのシンガーソングライター・須澤紀信さんをお迎えしました。
おなじレーベルと言いましても、この度がはじめまして。声も姿も軽やかで爽やかな印象でした。

そしてスペシャルゲストとしてお招きしたのが、元オフコースの松尾一彦さん。
オフコースは母がよく聴いていたため、幼い頃から聴いており少なからず影響を受けているアーティストです。

今回松尾さんのスタッフさんと知り合ったことからこのイベントへのご出演をしていただくことになりました。

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せっかくご一緒できるならと、コラボレーションの時間をつくりました。
松尾さんの楽曲からは「忘れ得ぬ人」と「最後の手紙」を。

「忘れ得ぬ人」は東日本大震災を受けて書かれたとのことで、バッハの「G線上のアリア」で始まり、アリアで終わる美しい曲です。
わたしはグランドピアノとコーラスで参加しました。

「最後の手紙」は男性女性両ボーカルの楽曲で、男女が入れ替わるたびに転調を繰り返します。
聴いていると単純なようですが、実はソロもすべてキーが異なる複雑な唄です。
わたしはピアノと女性ボーカルを担当させていただきました。

そして一度松尾さんへバトンタッチ。
ソロ楽曲をおひとりで演奏していただいたあと、ふたたびふたりで。

次はオフコースの楽曲をコラボレーション!
実はこの日、オフコースの元マネージャーさんの富樫要さんも会場にお越しくださっていました。
やさしくて大らかな方で、この時間を楽しんでくださっていたようで良かったです。

1曲目の「歌を捧げて」は、小田和正さんが山本潤子さんへ向けて書いたといわれていますが、
当時は1番までしかありませんでした。
それが2000年のミレニアムイヤーに、ふたたびふたりがデュエットすることになったとき、「2番をつくろう」という話になったそうなのです。
なんともロマンティックな時を超えた唄ですが、一度完成した曲に新たに付け足すというのはとてもハードルが高いように思います。
しかしそれを難なくクリアし、更に素晴らしい曲になっているのだから驚きですね!

オフコースの曲でもあり、もちろん山本潤子さんも唄われています。
わたしは小田さんと潤子さんのちょうどあいだのキーで、うたいました。

もうひとつは、わたしがツアーでもカバーした「秋の気配」。
数年前に鈴木康博さんのラジオに出演した際、1曲セッションができると聞いて、この曲がいいです!とリクエストしたらなんと快くお受けしてくださいました。
鈴木さんご自身、長い間まったく歌われていなかったそうで、収録時も軽く確認をしながら、ギターを弾いてコーラスも入れてくださいました。

そんな思い入れのある曲を、今度は松尾さんとコラボレーション!
鈴木さんの弾いていたギターを松尾さんは「難しいんだよなあ」と言いながら、でも楽しそうに奏でてくださいました。
この曲もシンプルなようで奥行きと深みのある曲なので、年齢を重ねるほど説得力が増してゆくかもしれないと感じました。

そして最後は、札幌オリンピックのテーマソングだったトワ・エ・モワの「虹と雪のバラード」。
札幌オリンピックの頃はわたしもまだ生まれていませんでしたが、以前THE TON-UP MOTORSの上杉さんとデュエットしたことがあること、今年東京オリンピックを控えていること、また松尾さんが芥川澄夫さん(トワ・エ・モワの男性ボーカルであり音楽プロデューサー)のことをよくご存知というお話から、この曲をラストに選びました。

伸びやかで希望に満ち溢れた唄。
過去から現在、そして未来へ。
橋が見えるようなライブになりました。


そしてアンコールには
3人全員で。
オフコースの「愛を止めないで」をセッション!
誰もが知る名曲です。わたしは意外にも(?)
聴く専門で、まったく唄ったことがありませんでしたが、唄うことで曲の魅力を再発見することはよくあります。
この曲も、サビに向かって昇っていくような感覚があり、背中を押されている気分になりました。

平日の夜でしたが、足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました!

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つぎの自主企画はいつになるでしょうか。
種を蒔きながら、旅をつづけて、そこで出会っただれかをお呼びして、また音楽を奏でたいと思います。

    南壽 あさ子


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"Neutral" Tourのフィナーレがついに決まりました!

5月29日(金)、東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて。
open 18:30 / start 19:15

バンドメンバーは、『Neutral』のJAPAN SIDEで参加してくださった
鈴木茂さん(Gt.) 、田中章弘さん(Ba.)、小笠原拓海さん(Dr.)です!
このスペシャルな夜をぜひ一緒に過ごしてください。

ファンクラブ先行は2月8日(土)から開始いたします。
一般発売は2月29日(土)よりプレイガイドで行います。


最新のライブ情報はこちらをご覧ください。
南壽あさ子オフィシャルウェブサイト -Live-


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