まだまだ暑さの厳しい日が続いていますが、
夜には少しずつ涼しい風を感じられる今日このごろ。
あなたは、いかがお過ごしですか?
わたしの8月のライブは、ゆっくりとスタートしました。
今日は、今月のライブをちょっとずつ振り返りたいと思います。
♪8月19日(日)
「"昼下がりのランチショー"【出張編】〜南壽あさ子リクエストライブ〜vol.13」
in 大阪・南堀江knave
大阪に来るのは2月のワンマンライブ(「forget me not」tourバンド編)以来で、
ライブ自体もひさしぶり。
お昼の時間帯に大阪でワンマンライブを開催するのも
はじめてだったと思います。
リクエストライブは今まで東京のみでの開催でしたが、
遠方からお越しくださる方たちによく
「ぜひ地元での開催を!」という声をいただいていました。
そして13回目にして、ついに「出張編」という名のもと
大阪でのリクエストライブが実現しました。
たくさんの方が集まってくださり、チケットはソールドアウト!
リクエストの票が一番集まったのは「かたむすび」でした。
複数票集まった曲をすべて演奏し、ワンマンライブは終了。
この日から、なすとら(ファンクラブ)限定で
販売を開始した「なすとらピンバッジ」も大好評!
お気に入りの帽子やバッグ、シャツなどにつけてくれたら
うれしいです。
<「なすとらピンバッジ」は2個セット!公式HPでも販売中>
なすとらピンバッジ ページ
大阪だけでなく各地からみなさん駆けつけてくださいました。
お越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。
次は9月30日に京都での出張編も予定しております。
そのほか、これからも少しずついろんな場所で行えるよう、
努力したいと思います。
♪8月23日(木)
幌加内小学校での音楽の先生
車とフェリーで、北海道へ!
告知をしている札幌の公演の前に、
幌加内町(ほろかないちょう)という場所へ行きました。
幌加内町は以前、「新そば祭り」に出演したことがあり、
はじめての釣りや、そば打ち体験もし、
それからずっとつながりのあった場所です。
過去記事:「北海道旅行記」
<幌加内そば>
去年末には浅草の「まるごとにっぽん」で
幌加内町の企画でライブをしたこともありました。
そうしてお互いにとても良い関係を築いてきました。
過去記事:「師走のニュースぞくぞく」
このように、頻繁には訪れていなくても
常に心の片隅にある町があります。
今回、札幌に行く機会を得たので
幌加内町にも行って何かできないかと考えました。
お祭りの時期ではないですし、大きなイベントを行うことも難しいので
打ち合わせを経て、子どもたちに向けて音楽を教えるというのはどうか?
という話になりました。
そうして幌加内町にある2つの小学校
幌加内小学校と朱鞠内小学校で、1日音楽の先生をすることに。
1日目の幌加内小学校は、
1〜6年生で49名。
みんなが遊ぶ場所であるプレールームに、
給食の後みんなを集めて行いました。
自己紹介をして、「積水ハウスの歌」と「勿忘草の待つ丘」を披露。
積水ハウスの歌は見事に全員知っていて、
とても喜んでもらえたのでよかったです。
あらためて、この歌が長くずっと歌い継がれてきたことに
驚き、感謝しました。
授業ではドレミファソラシドの音符の書き方、場所を覚えて、
なめらかに弾けるようになる練習。
そして意外と書けない「ト音記号」を書く練習。
最後に、みんなで「さんぽ」の合唱をしました。
<みんなで合唱!>
プレールームに大きな声が響き渡り、
清々しい45分の授業が無事終了しました。
この日驚いたのは、突然のTV取材!
北海道のさまざま町をまわって突撃する
北海道の人気番組「今日ドキッ!」が、
ちょうどこの日、幌加内町に訪れていたらしく・・・
しかしこの時はなかなか目新しいものに出会えずに、
役場にテレビクルーが訪れ「なにかないですか?」と。
そこでわたしの授業のことを伝えたら
ぜひ取材したい!と言ってくださり、小学校に取材に
きてくださいました。
それにしても、突然だったので
インタビューを受けたときも出し抜けで、
おそらくわたしは驚いた顔をしていると思います。
そんなインタビューや授業の模様は
8月31日(金)の夕方16時頃、
HBC北海道放送の「今日ドキッ!」の中で流れる予定です。
北海道のみなさん、よかったらぜひご覧ください。
この日の夜は、役場のみなさんと湖のそばでバーベキュー。
町長も交えて、一日を振り返ったり近況を話したり、
他愛もないお話で盛り上がり、とっても楽しい時間を過ごせました。
<朱鞠内湖にて>
♪8月24日(金)
朱鞠内小学校での音楽の先生
幌加内町にあるもうひとつの小学校、朱鞠内(しゅまりない)小学校は
全校生徒が10人のとてものどかで優しい時間が流れるところ。
音楽室でリハーサルがてらピアノを弾いていると、
子どもたちがちらっと覗きに来たり。
午前中の長い休み時間には、みんなで一輪車の練習をしていました。
そのあとで、音楽室でのわたしの授業。
みんなが時間より早く集まってくれたので、
校長先生が「チャイムをとめましょう」とひとこと。
チャイムが鳴るのを止めて、授業を始めました。
ひとりひとり点呼をすると、みんな元気よく手をあげて「はい!」。
ドレミファソラシドの練習では、
ひとりずつグランドピアノに呼んで、弾いてもらいました。
長〜いグランドピアノでは、「ド」の場所がどこか、
とっさにわからなくなってしまうものだけど、
「どこだっけ?」と言いながらみんなとっても上手に弾けていましたよ。
今回わたしがはじめて音楽を教えるにあたって、
「自分が小学生だったら、何を教わりたいだろう」ということを考えました。
大人になっても、子供のころに出会った人や教わったことは
強烈に覚えていたりすることがあるので、
貴重な時間を与えてもらったからには
なにかはじめての体験をしてもらったり、知っている話の中にも
「そうなんだ」と思うことを伝えられたり、大人になっても大事になる考え方などを
伝えられたらいいな、と思いました。
<ぷりんとを使ってドレミを覚えよう>
うまくいったかはわかりませんが、
この子たちにとって少しでもこれからの役に立つことが
教えられたならうれしく思います。
同時に、先生たちの大変さというのも改めて痛感しました。
わたしは45分の授業でいっぱいいっぱいなのに、
実際に先生たちはそれを1日中。春夏秋冬、しているわけですね。
授業が終わっても、採点をしたり、テストを作ったり
授業の内容を考えたり、行事の準備をしたり・・・
想像するだけでも本当に大変です。
その先生たちが、わたしの授業のあと
ひとりひとり話しかけにきてくれたり、
すごく感動したと言ってくれたりして、
ありがたいなあと思いました。
帰るときには、子どもたちが外まで見送りにきてくれました。
育てている朝顔も見せてくれました。
車が角を曲がるまで、曲がってからもサイドミラー越しに
大きく手を振る子どもたちがいて、
この子たちがこのまま元気にしあわせに育ってほしいなと
心から思いました。
2日間、本当にありがとうございました。
♪8月25日(土)・26日(日)
「Music Elements ー南壽あさ子トーク&ライブー」
札幌・CAVIN大阪屋
週末には、札幌へ。
幌加内から、3時間ほどかけて移動します。
大阪屋さんは、大阪で始まった老舗のオーディオ・ホームシアター専門店。
北海道に進出した際に、居心地が良かったのでそのまま定着していったそうです。
「北海道なの?大阪なの?」という問い合わせもいただきましたが、
そういうわけなのです。
CAVIN大阪屋のみなさんは
浜松での同イベントの際に見にきてくださっていて、
趣旨や内容もすでに共有できていたため、首尾よくスタートしました。
<トークの様子>
1日目には視聴コーナーでQUEENの「Bohemian Rhapsody」をわたしからリクエスト。
もともと「コーラスの妙をぜひ良いスピーカーで聴いてみたい」という意図だったのですが、
オリジナルバージョンともうひとつ、ライブバージョンがあり、
このライブバージョンを聴くと、その圧倒的な歌唱力、パワフルさと
会場の観衆の興奮や熱気がそのまま伝わってきて、
「むしろこちらを聴いてほしい」と思い、
結局両方視聴していただきました。
ハイスペックのスピーカーでの視聴は毎回感動しますが、
この曲は過去最高だったと思います。
<記念写真>
2日目にリクエストしたのは
井上陽水さんと玉置浩二さんの「夏の終わりのハーモニー」。
視聴したのは井上陽水&安全地帯のライブバージョンでした。
夏の終わりをみなさんと体感したくて選曲しましたが、
まさにその通りとなり、日本の夏を感じながらじんわり振り返ることが
できたと思います。
他にも同じ曲でCD、ハイレゾ、アナログでの比較をしたり
音楽の聴き方は多様で、好みもあり、その人にあったものを見つけるのが
一番いいな、と実感した有意義な時間でした。
2日目にはなんとニュージーランドから
お越しくださった方もいらっしゃいました。
<ライブの様子 ぼけてますが・・・。>
2日間、それぞれお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
CAVIN大阪屋さんは日本でも有数のオーディオ・ホームシアター専門店です。
CD、レコードのほか国内外の大型スピーカーやアンプ、アナログスピーカー、
アクセサリー、プロジェクターなど各階に取り揃えられていました。
札幌へお越しの際は、ぜひお気軽に立ち寄ってみてください。
イベント後のレポートを書いてくださいました
キャビン大阪屋イベント情報
<札幌といえば時計台!・・・あれ?工事中・・・>
♪8月28日(火)
「Music Elements ー南壽あさ子トーク&ライブー」
東京・南青山MANDALA
8月最後のイベントは、おなじみの南青山MANDALAにて。
いわゆるライブハウスでハイレゾイベントを行うのは初めてです。
いつもライブをしている場所に、
スピーカーや調音パネルなどをセッティングすると
いつもと違って不思議な感じがします。
この「Music Elements」というイベントは
ヤマハオーディオジャパンの稲垣さんとともに、
わたしがミュージシャンサイドからの話をし、
各地のオーディオショップの方に司会進行をしていただきながら
オーディオの話も伺うというスタイルで行っています。
今回は東京から、アナログを中心に音響機器の輸入販売をしている
「オルトフォン」の山田さんをお迎えしながら、
アナログについての仕組みを聴いたり、
ヤマハの稲垣さんから「ハイレゾとは?」という疑問に答えてもらったりしました。
また「Landscape2」から「杏子屋娘」の映像を見ながら
高音質のスピーカーで音を体感してもらいました。
5年前の映像なので、すでに遠い昔のよう。
自分から映像を見返すことがないので、大変懐かしく(恥ずかしく)感じました。
第2部ではわたしのミニライブ。
夏の終わりを感じながら、「八月のモス・グリーン」や「パノラマライン」、
「勿忘草の待つ丘」「フランネル」などを歌いました。
お話と歌を聴いてくださったみなさま、
どうもありがとうございました。
9月はリクエストライブがふたつ。
そのほか、毎週末の「真夜中のsoup」で
みなさんに会えるのを楽しみにしています。
<またきます!>
南壽あさ子