先日のこと
ゆっくり自然の中を歩いていました。
そしたら遠く後ろの方から、声が聞こえて来ました。
どんどん近づいてくる大きな声に
誰か2人が話をしながら歩いて来ているのだとばかり思っていたら
1人で電話をしている男の方でした。
『山道を携帯で話しながら歩いているなんて不思議な人だな〜、急ぎの仕事でもあったのかな〜』
なんて考えながら
私は必死に、車を停めているゴールを目指して歩いていたのですが
(今の私には思っていたよりハードで、後半クタクタに、、、
)

嘘みたいな本当のはなし
私を追い抜くその瞬間
ずーっと話続けているその人が口にしたセリフが
「てかさ、おまえ、あしたがんになったらどうするつもりなの?」
でした
大きな声で。
最近は本当に良くここまできたなぁと思えるくらいに
「がん」という言葉にも慣れましたが
自分が発する時とは違い
目にすると、耳にすると
やはりまだザワっと来る言葉です。
それなのに
『何それ?なぜ、このタイミングでその話!?』
『わたし、がんですけど!?』

その方、電話しながらなのですが、山道に慣れているのか
山登りぽくない格好なのに
スタスタスタスタ
あっという間に見えなくなるほど遠くに行ってしまいました。
電話相手の方の答えは聞きたいような、聞きたくないような、、、
『なんの話からの、その問いかけなんですかー!?
』ですよね

その口調から、嫌な状態、もしかしたら最悪の状況の例として使われていた印象は受けました。
まぁ、そうでしょうけどね、、、

「あした、がんになったらどうする?」
その方が、どういうつもりで聞いたのか、その真意は分かりませんが
きっとその問いは、思っているより、みんなにとって身近です。
『がんの人、今追い越した人もですよ』
『山道をスタスタは行けませんが、歩いていますよ』
『おーい!』
って聞こえないですが
心で小さく叫んでいました。
伝えたいことがあるような、、、ないような、、、
🌟
わたしの大きな目標のひとつは
「がん」が、そういったシーンで使われなくなる日を手繰り寄せることです。
よし!がんばろう!!!