これは2018年のわたしのメモ。
せっかくなのでここに残そうと思います。

ある日ホテルのレストランで朝食を食べていた時、他の選手のコーチが「ここに座ってもいいかな?」と声をかけてきた。
わたしは他にもたくさん席空いているのにな…と、これから始まる英語での会話を憂鬱に思っていた。

とてもハキハキと話をするその人は、この数日一人で行動しているわたしを見て少し気になっていたという。
「テニスは異常なくらいタフなスポーツだ、旅をして、トレーニングをして、試合をする。だからこそコートを離れたら楽しくあるべきなんだ。ずっと一人でいるのはつまらないだろ?」

わたしは自分の英語に自信がないからいつも話すのをためらうのだけど、彼の英語もまた完璧ではなかった。それでも楽しそうに話す彼の話にわたしはいつのまにか聞き入っていた。

そこでわたしもつたない英語で思い切って自分の意見をぶつけてみた。
「わたしは女子のこのピリピリした世界があまり好きではないです。みんなライバルだからと目も合わせない、挨拶もしない。会話はコーチ同士がするばかり。仲良くする必要はないけれど挨拶くらいはするべきだと思う。」と。
そしたら彼は「だったら君から始めるんだ。そういう世界を望むなら君からみんなに挨拶をして、話しかけるんだ。」と言った。
「もし君が挨拶をして向こうが挨拶を返さなかったとしてもそれは君の問題ではない、君は君が正しいと思うことすれば良いんだよ。

例えば、さっき僕は君にご飯を食べようと声をかけた。もしあの時、君が断ったとしてもそれはそれでよかった。君がそういうムードではなかっただけで、僕の問題ではないからね。」


わたしはこの世界は生き苦しいと言いながら、この世界のやり方に従っていた気がする。わたしの場合、周りを敵対視して話さないというより、英語で話すことが面倒に感じて自分からコミュニケーションを取ることを避けていた気がする。


いま、いつかずっと前に映二さんが教えてくれた言葉を思い出す。

"見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい" ガンジー



テニスを通して素敵な出会いや新しい気付きがあって、その全てがわたしを成長させてくれる。
4年前の自分よりは成長できているかな〜
4年後はもっと成長していたいな〜


最後まで読んでいただきありがとうございました


ある日、姉に電話をして

「しばらくテニスから離れようと思う」

と伝えました。

苦しみの中でこそ人は成長できると思い、色々と試行錯誤しながら自分を奮い立たせてきました。
でも実際には、ランキングが落ちている現実があり、自分が正しい方向に進んでいるのかを疑ってしまうことが増え、テニスを楽しいと思うことが出来なくなっていきました。
約10年、プロとして活動をしてきて、自分の立ち位置を理解したことで、大きな目標を立てることもしなくなっていました。

そんな中、前向きにテニスと向き合えるようになるまでツアーから離れるのも選択肢のひとつかもしれないと思うようになりました。





姉に電話をしたのは、相談ではなく報告をするためでした。

「無期限でツアーから離れることにする」

そう伝えたら姉は「うん、いいと思うよ」と言ってくれると思っていましたが、

返ってきた言葉は、「逃げてるだけじゃん」でした…(笑)


楽だけは選んで欲しくない。昔の闘志溢れる感じと今何が変わったのかもう一回考えてごらん。メンタルのせいにするんじゃなくて。テニス選手としての期限があるのは自分が一番分かってるんだから。

今やめなきゃいけないの?


私は、毎日考え尽くして出した答えをこんな風に否定されるとは思っていなかったので、「なんで分かってくれないの?」と泣きながら怒りました。

でも、正直心の中には、"17年間、人生をかけてやってきたテニスをこんな形で終えていいのか?"という思いもありました。

自分でも何回も何回も繰り返し考えているうちに、どの選択が正しいか分からなくなってしまっていたのだと思います。それが、姉と話したことで少しずつ冷静に、客観的に考えられるようになりました。


"辛いのも分かる、逃げたい気持ちも分かる。
だけど、まだやり切ったと言うには程遠いテニス人生じゃないか!やめることはいつでも出来る。
私は本当にそれでいいの??"

そんな声が聞こえてきましたね…(笑)


自分も含め、今まで私を応援し、関わってくださった方たちが誇りに思えないような終わり方はしたくないと思いました。



私は、こういう事があったと、あえて何か結果を残す前のこのタイミングで書きました。
なぜなら、苦しみを乗り越えた話は、なにも、結果を残した人しか語ってはいけないものではないと思うからです。

私は自分の中で一つ決断をしただけで、それを結果として示せているわけではありません。
でも私にとっては、とてもとても大きなステップで、壁を乗り越えたと感じられる瞬間でした。



私には、オリンピックでメダルを獲るという目標があります。
今はそのためのパズルのピースを集めている途中です。




人は失敗を繰り返すと、次の失敗を恐れて行動しなくなってしまう。
だけど、行動の結果として手に入るピースに良いも悪いもないはずなのです。
私にとって必要だから、私の元にやってきた。
なのでこれからは、行動の結果として手に入るものに一喜一憂せず、"これはどこに使うためのピースだろう"と考えるようにしようと思います。


それでも、これから先またモチベーションが下がったり、悩んだりすることもあると思います。
だけど、それは私にとって必要な時間……そう思って乗り越えて行けたらいいなと思います。


皆さんに紆余曲折ある私のテニス人生を見守っていただけることを本当に幸せに思います。
まだまだ未熟な私ですが、これからも変わらず見守っていただけたら幸いです。


いつも温かい応援を本当にありがとうございます。
自分としては、ここが再スタートと思って、また一から頑張ります!!






今回はいつもより長い文章になってしまいました…最後まで読んでいただき本当に本当にありがとうございます


カンクン $25,000 一週目が終わりました。
結果は、単複共にベスト8でした。




一回戦からほとんど相手の情報がない中で戦うのは大変でしたが、試合の中で情報を得て、対応出来ていた自分に成長を感じました。

負けてしまった準々決勝は、最後の数ゲームにあと少し積極的にプレーが出来ていれば…と自分の中にちょっぴり後悔の残る試合になったのですが、あの時の自分の精一杯のプレーをしたので仕方ないかなという感じです。

大事な場面で弱気になる自分を乗り越えていけるかどうかが今後の課題となりそうです。

練習あるのみ!!



カンクンに来て6日が経ちますが、とても充実しています。
もちろん普段の大会に比べると、不自由なことや不便なところもあったりはするのですが、それもいい経験だと思えるくらい心穏やかに楽しめています。

この大会に出ることになった=ランキングが下がっているということなので、パンデミックになってからは本当に苦しい時間を過ごしてきたのですが、(もしかしたら今も状況はあまり変わっていないかもしれないけど)それを苦しいと思わずにいられるのは、苦しいを苦しいで終わらせずにしっかり向き合っている自分がいるからだと思います。
そして、それを側で支えてくれる人たちがいることがとても幸運で、心から感謝しています


最近は、新しい考え方を自分の中に取り入れたことでとても前向きにテニスと向き合えています。
その新しい考え方は、しっかり自分の中に根付いた時にまた詳しく書きたいと思っているので、今回は言わないでおきます
わたしのプレーを見て何か変化を感じてもらえるようになるのが目標です!


まだ2月でシーズンは始まったばかり。
ここからどんどんレベルアップしていけるように頑張ります!!


今回も最後まで読んでくださりありがとうございましたまた更新します。





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