nao

ソファの横の小さなテーブルには
温かいカフェオレと 本を3、4冊
音楽もかけて
本の世界に入り込む…

カフェオレの香り
本の中の非現実的な感覚
不釣り合いな音楽に
少し冷えた指先
巡る脳内の考え事
それから
まとまらないこの変な思考…

どれも落ち着かないけど
どれかに落ち着くのが怖いから
色んなとこに手を伸ばす

心地よい居場所を探すのに
なぜかその優しい空間が怖くなる

ひとりが落ち着く…

誰かといると傷つけそうで…

誰かといると失いそうで…



最近はここにいることすら怖くなる…

大切なモノが増えすぎた…

心の奥が潰れる様を感じた…

どこかへ行ってしまいたい

ふと そぅ思ってしまう…









オオカミってさ君に似てるよね…

オオカミ なぜだか昔から何となく好きなんだ

童話に出てくるオオカミはいつも悪者だけど

どこか淋しそうなその背中が

そんなフリをしている様に見える


君に出会った時にも感じたんだ…


余計なものを抱え込んだその背中はどこか悲しそう…

何となく1人で過ごす事を好んで…

憂いを帯びたその瞳の奥に小さな光が見えるのに

わざと濁して隠してしまう

そんな君が  どうも愛おしくてたまらない

背中からそっと抱きしめたいけど…

近づくとすぐに逃げてしまうよね…

1人で 傷ついてるんじゃないかって

そんな不安ばかりが頭をよぎる…
 

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だってさ…

なんだかんだまっすぐ生きられないように見える君は

まるでそんなオオカミみたいなんだ…






まぁ…

私には知る由もない事があるんだろうけど…

気になって仕方ないのよ…

君のことがね




単線で1車両…
流れる景色は単調でいい
ガタゴト揺れて風を切る音と
少し硬めのビロードの座席と古びた窓枠…

何処に行きたいわけじゃない

終着駅なんて何処だか知らなくていい

君とこの電車に乗って揺られていたいだけ

何も話さなくていいからここにいて

ただ…君が必要なんだ

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