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まず最初に、金継ぎ図書館さんには本当にお世話になりました。本を買ってみたりはしたものの、技術のすべてはこのサイトから教わったと言っても過言ではありません。全ページを舐めるように何度も読み直しながら進めました。
写真もわかりやすかったですが、なにより動画でのハウトゥがとても素敵でした。動画ですと、どれぐらいの粘度になれば麦漆としてオッケーなんだろう?とか、わかりやすいですからね!

インターネットやハンズなどで金継ぎセットが売られていますが、自作できるものは作りたかったので、細々買い揃えることにしました。
今後金継ぎを自分でもやりたいぞ!と、いう人のために、何が必要になるかのメモを公開します。

本金継ぎに必要なもの
やれることは全部自分でやってみよう!と思って揃えたものです。既製品を買うことで補えるものもあります!(篦とか弁柄とか)
必須なのは赤、特になくてもいいな!と思ったものは黒で書いてます。(今後必要だったーという事にはなりそうですが)

生漆 KIURUSHI … 金継ぎのはじまり。これが無くては金継ぎは成り立たない。未加工の漆。“金”継ぎとは言いますが、漆で接着加工したものを金や銀などで美しく装飾(蒔絵)したものが金継ぎ(金繕いとも言われる。読み方はきんつぎ、きんつくろい)です。ガチの漆なので、肌につくと漆かぶれを起こす可能性があります(私はまだ幸いにもなっていない…)。仮についてしまったら、水で流さないこと(水に触れるとウルシオールが活性化するため)。油(サラダ油やオリーブオイル)でしっかりと拭き取り、石けんで洗いましょう。これ1本あれば、漉き漆を作ったり、弁柄と混ぜて色付きの漆を作ったりできるので万能です。40gで1000円くらい。

HERA … 平串(焼き鳥のつくねがよく刺さっている平たい竹の串です)を加工することで自作できます。100本で400円。単価4円(^q^)。長さは18cmがベストだと感じました。漆を練ったり、器に塗ったりする用です。平串欲しい人、たくさんあるので譲りますよ!
インスタのは初期verなのでセブンでもらった割り箸から作ったやつです!形は一緒ですが、平串の方が強度があって良いです。

刻苧篦 KOKUSOBERA … 刻苧漆(木粉と漆を混ぜたパテ代わりのもの)を器に盛り整形するのに使います。同じく自作したので4円(^q^)。

テレピン油 TEREPIN-YU … 漆をゆるめて地固めに使ったり、筆やガラス板の漆を拭き取ったりします。250mlで1400円くらい。結構使います!

ガラス板 GARASU-ITA … 作業するための板。100均で2Lサイズの写真立てを買ってきて、そのガラス板を加工して使いました。よって108円!

小麦粉 KOMUGIKO … 麦漆(接着剤)を作るのに使います。家にあります…よね?無ければ買ってください…!小さいのだと日清のクッキングフラワー150gが200円くらいです。

木粉 MOKUFUN … 刻苧漆(穴埋め用のパテ)を作るのに使います。100gで430円くらい。粒子の細かいものがよいです。

砥の粉 TONOKO … 錆漆(隙間を埋めたり面を均す)を作るのに使います。200gで460円くらい。

リュータービット RYU-TA-BITTO … 円錐系(テーパーノーズ)でダイヤモンド加工のビットが良いです。器の割れた箇所のヘリを削って接着効果を高めたり、接合した時のズレを緩和したりするのに使います。1個300円くらい。色んな形がセットで1000円くらいのがお得かも。

マスキングテープ MASUKINGU-TE-PU … 割れた器を復元したり、麦漆でくっつけた欠片同士を固定したりするのに使います。200円くらい。

弁柄(赤、黒) BENGARA … 生漆から精製した漉き漆に混ぜることで、色付きの漆を作れます。赤い漆をベースにすると金色がより映えるそうです。二色用意するのは、下漆と上漆と数回に分けて塗る時、塗り残しを避けるためです。それぞれ50gで300円〜500円くらい。元々色のついた漆もありますが、そんなに使い切れないな!と思って色漆を自作するためのものです。手間を省くのに既製品を買うのであれば不要になります。

面相筆 MENSO-FUDE … 接合面に漆を塗る(素地固め)のに使います。タミヤの面相筆極細、200円くらい。私はこれで漆も塗ってしまっています!(漆用には蒔絵筆1700円ぐらいからのが、コシがあってホントはいいみたい)接合面はギザギザなので筆がすぐ痛むぞ!間違っても蒔絵筆を使わないように…!

金粉 KINPUN … 蒔絵に使う金は金泥粉(金消粉)といった粉状のもので研いで光沢を出すことはできないものや、金丸粉と言った粒を磨き潰すことで光沢を得るものがあります。0.1gで1000円くらい。大体0.3gから3000円くらいで売ってますね(いい笑顔)。死ぬほど高いな。。さすが金。と、言うわけで、代用の真鍮粉(10g540円)でも金色の蒔絵ができます。さらに、銀なら4gで2500円、銀の代用の錫粉なら20g540円と色々あります。あえて色漆で仕上げというのもありなんじゃないかな!と思いますので、お財布と相談しながらの金継ぎライフをお過ごしください。

真綿 MAWATA … ちぎって丸めて、蒔絵の時に金属粉を付けて上から叩きまぶす用。広めの筆で取って載せるのでも問題ないですし、粉筒で蒔いても◎。200円くらい。

粉筒 KONADUTSU … 蒔絵の時に金属粉を入れて振りかける。真綿同様に筆でもええんやないかな…という気持ち。(広範囲の時にはいいのかな!)900円くらい。

サンドペーパー(800) SANDO-PE-PA- … 耐水性のもので、乾いた漆を研ぐ為に使います。1枚80円くらい。サンドペーパーを切る用の安いハサミも用意しましょう!(サンドペーパーを切ってるとハサミがダメになるため)

ゴム手袋 GOMU-TEBUKURO … 守りのための必須道具です!隙間のないぴったりサイズを選びましょう。隙間があると漆の粉塵が中に入ったりして漆かぶれの原因になります。服装も長袖長ズボンだとモアベター!100枚400円くらい。

和紙 WASHI … 漆に不純物が含まれていた時に和紙を使って漆を濾すのに使います。200円くらい。

サラダ油 SALADA-ABURA … 筆を養生したり、付いた漆を拭いたりする用。お家にありますよね…!?(再)

 MIZU … 小麦粉を溶いて麦漆のベースを作るために必要です。水道、契約してればオッケーですね!

と、まぁ、初期投資として必要なのはこんな感じでした。

金額的には、6500円+金なら3000、銀なら2500、真鍮や錫なら540。ざっくり7000円〜9500円くらいです。イニシャルコストはかかりますが、ランニングコストは主に金属粉くらいじゃないでしょうか。

後は、本漆は乾かすのにも時間がかかるので、根気が必要ですね!とはいえ、独学自力でも大切な器を直すことができるメリットは、なかなかに大きいと思いますよ。

本漆と新うるし
やってみて思いましたが、まぁ、漆での本金継ぎは時間がかかる。といっても、乾燥待ちが長いだけで作業自体は数時間のものです。欠けを補うだけでも1ヶ月〜1ヶ月半はかかりました。(のんびりやってましたけど)

なるべく早く仕上げたい!そんな時のために、漆以外の方法としては、『新うるし』という化学加工物の代用品があります。あっという間に乾くので、新うるしの匂いが取れるのを待っても1週間とちょっとあれば足りるんじゃないでしょうか。簡易金継ぎですね。ただ、新うるし自体は、口に入れる前提のものでは無いようです。(そのような注意書きがあります)

金継ぎ図書館の鳩屋さん曰く、農薬を使って育てた野菜(新うるし)と無農薬の野菜(本漆)の違いみたいな感じと書かれていたのがとても腑に落ちました。

早く仕上がるし安いし楽ですが、化学化合物が体に入ってしまうことの安全性については保証できない、と。どっちで直したいかは、個人の好き好きかなぁと思いました。なんせ、農薬使った野菜を日常的に食べてますしね!

ただ私の場合は単純に、難しい事やっておけば手を抜くところが分かるようになるだろう!という気持ちではじめてみて、色々納得しながら習得したという感じです。手はかかりますが、どの工程も面白さがあって良いですよ、本金継ぎ。

長々と書いてしまいましたが、次はようやく作業工程の話に入ります。m(_ _)m
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:さて、青山三丁目交差点 につきました。
向かうは shizen の姉妹店 うつわ楓!いざ!

…と、向かいはじめたところ、「うつわ大福 この先右折」の文字。
スッと足の向き先が変わったよね。

入り口は小さいのですが、入ってみるとだいぶ広い。作家ものと窯のものが入り混じってて取り扱ってるものは多岐に渡る感じ。

その中で目を引いたのが 川部知雄さんの小鉢。
気まぐれな作家さんのようで1点ものが多いとのこと。
そう言われたらからには、買わなきゃ後悔するな!!と思い、購入を決めました。
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同じ色合いで近い形のがもう一つあったのですが、もっと丸みを帯びてて釉薬もスルリとした感じでした。
マットで渋いこの感じがいい。
白和えとか南瓜の煮物とか、映えそうだなぁ。。

ホクホクしながらうつわ楓さんへ。
湯のみと中皿がたくさん揃っていました。
買い物を色々してきてしまったのもあり、今回はお見送りっ

中目黒 SMLで開催中の瀬戸本業窯の展示会(4/1〜4/11)はまた今度だなー。

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:今日は器巡りの旅をしてきました。
明治神宮前からハチ公バスに乗り、神宮前2丁目で降りて shizen へ。
場所がちょっと分かりづらいですね。
バス停を降りてすぐそば、細い道を進んだ奥にお店はあります。
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入口で靴を脱いで座敷に上がるスタイル!古民家を改築されたお店がかわいい。
2月shizenで 木下和美さんと東一仁さんの展示会があったんですよね…。気づいた時には終わってたけど。。というのもあって、器屋巡り(フライヤー集め)をはじめてみました。

杉本太郎さんの器を扱っていることがわかったので、実物に触れてみたくて来たのですが、欲しかったものがない!
そこでふと気になった小皿を購入。
淡い色彩がよいなぁと。あと、菱形のお皿が欲しかったので、ありあり(自分への言い訳)。
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木村香菜子さん (Kanako Kimura)
1980年 宮城県生まれ
2003年 東京造形大学修了
2007年 多治見市陶磁器意匠研究所修了
2009年 岐阜県瑞浪市日吉町に工房移転

器屋さんを巡ってて知ったのですが、作家さんのカードをくださいというとちゃんとプロフィールシートを貰えるんですね。
今後は貰っていこっと。

さらに旅は続く。。
次は、ハチ公バスで渋谷行きに乗って 南青山三丁目交差点 で下車します。

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