少し前のこと。実家に帰省するため朝一の飛行機で伊丹空港へ飛びました。
朝ご飯でも食べて行こうと、伊丹空港内のうどん屋さんに着席し、きつねうどんを注文したところで突然の揺れ。最初にドカンと衝撃がきたので一瞬何事かわからず、隣席のおじさんと顔を見合わせて冷静になり、「うわ、地震だ。」と気が付きました。6月18日の大阪の地震のとき運悪く(?)大阪に着いたばかりだったのです。伊丹空港は震源からそんなに離れておらず、かなり揺れたのでとても怖かったです。
私はどこへ行くにも2〜3泊の旅行ならリュック一つで出かけます。地震が起きた時もそう。大きな揺れに恐怖を感じながらも、ふと、このリュック一つで生きてけるから大丈夫って、なんとなくそう思ってる自分もいました。特に防災グッズが入ってるわけではなかったけど、財布と携帯と健康な体、健全な判断力さえあればひとまずは大丈夫だと。もちろん被害の少ない場所にいたから、というのはあると思いますが。幸い怪我もなく、実家に朝9時頃到着予定だったのが16時を過ぎてしまったくらいでした。
最近は地震だけでなく、西日本豪雨だったり台風だったり、いつどこで大きな災害に巻き込まれるかわからないですよね。異常気象と言われたりもするけど、今この時代の地球に暮らしている限り避けることはできません。どんな準備ができて、実際起こった時にどんな対処ができるかが大事だと思います。
何が起こるかわからないからこそ、毎日の生活を充実させたり、やりたいことは遠慮せずやるように心がけています。そう思うようになったのは多分ここ1〜2年のことだけど。
例えば、家も何もかも無くした時に残るのは、自分の体と心。
今はちゃんと家もあって普通に暮らせているし欲しいものもたくさんあるけど、それより旅や経験にお金を使う方が心の満足度が大きいと感じます。
見せかけでもはりぼてでもない、自分の内側をちゃんと育てていきたいなっていう話。
肉体は違うかもしれないけど、内側の成長はそう望んで育むならばどこまでも。