先日、長男の卒業式へ。

ピカピカのランドセルを背負い期待と不安の中で始まった小学校生活も早いもので6年が経ち卒業の日を迎えました。ピカピカだったランドセルは良い感じにクタクタになり(笑)、ランドセルの存在感にばかり目が行ってしまうくらい小さかった体もそれなりに大きくなりました(父親の小学卒業時よりも背が高いのは個人的には悔しい…苦笑)。

40歳まで頑張って引退しようと決めたあと、偶然にも長男が小学6年で卒業、卒団する時期と重なるということに気付きました。自分の引退と、長男の卒業が同じ年に重なり、共に新しいステージに進む年になるのかと。これは偶然なようで必然なんじゃないかと当時思ったことを思い出します。

長男が生まれたのが2008年、自分が28歳になる年齢だったので少なくとも彼が物心がつくまでは頑張ろう、一緒に入場したい、優勝を喜び合いたいと成長するに連れて目標が大きくなっていきました。
嬉しいことに物心がついてからもバリバリプレーはできていましたが、同時にタイトルが取れない父親の姿も彼は見てきました。彼もサッカーをやり始め、サッカーというスポーツを理解し始めた頃には、勝って嬉しい負けて悔しい感情を分かち合う同志に、どうやったら勝てるのか、タイトルが取れるのかをともに考える同志になっていきました。

2016年にMVPをいただいた時は今まで見たことないような嬉しそうな顔をして迎えてくれました。初めてタイトルが獲れた2017年は等々力のピッチで一緒に喜びを分かち合えました。共に喜びを分かち合うのは悲願だったし、本当に最高の瞬間で今でも鮮明に思い出すことができます。

そこから連覇、ルヴァン杯優勝、そして前十字靭帯断裂。あの時は自分以上に彼がショックを受けてしまい数日高熱を出していました(苦笑)。彼が6年生に進級する前後で新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言に伴い学校も臨時休校になり、サッカーも活動できない事態になってしまいました。

小学生時代で1番楽しい、学び盛り動きたい盛りのこの時期に動けなかったことは本当に大変だったと思いますが、そんな素振りは一切見せずにリハビリをしている自分を励ましてくれたり、手伝いもしてくれました。その姿を見て、ただ復帰するだけではなく絶対に活躍する姿を見せたいと心に誓いました。

復帰戦でゴールを決めた時の彼の嬉しくも信じられないものをみたような驚きの、そして興奮した表情は今でもすぐ思い出せます(笑)。
その時に彼が言ってくれた「これでもう完璧だね‼︎ずっとサッカーできるね‼︎」という言葉は、嬉しくもこの後のことを考えると気が重かったです。

その思いを理解していただけに、実際に引退を伝える時はまともに伝えられる自信がなかったので手紙にして渡しました。手紙を読んだ瞬間に大泣きする彼を見てここまでのことを思い出し、胸が詰まりました。ただ、彼にも伝えましたが彼がこの事実を理解し、受け入れて前に進める年齢になるまでプレーをできたことが父親としては本当に嬉しかった。そして、彼がそれを受け入れた上で自分の背中を見て育ってくれたことは、引退セレモニーで彼が読んでくれた手紙に全て詰まっていました。

父親として本当に嬉しかったです。
彼自身も6年生という小学生時代の集大成になる1年間、公式戦がほとんどなくなってしまいました。応援する父親としてもその姿をみてなんて声をかけるべきか悩む日々でした。
それでもそのような環境下で自分が成長するために何をするべきかを彼なりに考え、行動に移していたと思います。当たり前のことが当たり前のようにできなくなったこの1年を、6年生という多感な時期に経験したことでサッカーへの考え方、取り組み方に良い変化が生まれ、今までよりも強い情熱を持って限られた機会、時間を過ごしていたと思います。

学業とサッカー、かけがえのない仲間、友達、指導者の方や先生方に囲まれて 6年間本当に良く頑張りました。彼の歩みを見て、多くのものを経験して、成長するための大事な時間だったんだなと思います。

この経験を次のステージ、中学校でも活かし更なる成長をしてほしいと思います。

卒業、卒団おめでとう㊗️

ケンゴ

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