まずは1年間中村憲剛並びに川崎フロンターレを応援していただき本当にありがとうございました。
個人として総括をすれば2019シーズンは怪我を重ねてしまったシーズンで、その影響もありチームに貢献する期間が短く、非常に悔しい1年になってしまいました。
振り返るとなると、どうしても11月に負った大きな怪我、またそこからの手術・リハビリの印象が強く残ってしまいますが、シーズン序盤から中盤にも怪我に悩まされた時期がありました。
正直言うと、この時期の方が今よりも精神的に本当に厳しい時期でした。
今の怪我は受傷した時点で覚悟はできていたし、地道に日々を積み重ねて戻るしかないと腹を括っていたところもあるので、前向きに取り組む土台はできていましたし、実際にここまではとても前向きに取り組めています。
でも、この時期は今までのサッカー人生で経験したことのないような怪我の連鎖が続き、リハビリも設定した復帰時期が近づいてもプレーできそうにない時や100%で走れないのでアクセルを踏みたくても踏めない時があって本当に今まで通りサッカーができるのかという不安と危機感と焦燥感にまみれた日々が続きました。
本当にきつかったです。
ただ、その時期を乗り越えて4ヶ月ぶりにスタメン復帰して勝利を収めたアウェイのFC東京戦で、終了後サポーターのみんなの前に向かって行く時に眼前に広がった勝利に沸く歓喜のフロンターレサポーターの姿を見て共に喜べたその瞬間、ピッチこそが自分が一番生きていると感じられる場所であること、この職業を生業にしていることの充実感、満足感、プライド、喜びを猛烈に感じることができました。
これは17年間のサッカー人生で未だかつて経験したことのないものでした。
もちろん怪我をしないことに越したことはないと今でも思います。
ただ、その時期怪我に苦しんだり、悩んだり、不安になりながらも、もがき歩みを止めずに前に進んで乗り越えた時に得られるもの、見える景色はその期間を乗り越えた者にしかわからないとても価値のあるものだと思いました。

またチームとしてはリーグ3連覇、カップ戦のタイトルを目指したシーズンでした。
結果的にはリーグは4位、ACLは予選敗退、天皇杯も敗退とみなさんの期待に応えられたシーズンとは言い難いかもしれませんが、クラブ史上初めてのカップ戦タイトルをルヴァン杯で獲ることができました。
個人として総括をすれば2019シーズンは怪我を重ねてしまったシーズンで、その影響もありチームに貢献する期間が短く、非常に悔しい1年になってしまいました。
振り返るとなると、どうしても11月に負った大きな怪我、またそこからの手術・リハビリの印象が強く残ってしまいますが、シーズン序盤から中盤にも怪我に悩まされた時期がありました。
正直言うと、この時期の方が今よりも精神的に本当に厳しい時期でした。
今の怪我は受傷した時点で覚悟はできていたし、地道に日々を積み重ねて戻るしかないと腹を括っていたところもあるので、前向きに取り組む土台はできていましたし、実際にここまではとても前向きに取り組めています。
でも、この時期は今までのサッカー人生で経験したことのないような怪我の連鎖が続き、リハビリも設定した復帰時期が近づいてもプレーできそうにない時や100%で走れないのでアクセルを踏みたくても踏めない時があって本当に今まで通りサッカーができるのかという不安と危機感と焦燥感にまみれた日々が続きました。
本当にきつかったです。
ただ、その時期を乗り越えて4ヶ月ぶりにスタメン復帰して勝利を収めたアウェイのFC東京戦で、終了後サポーターのみんなの前に向かって行く時に眼前に広がった勝利に沸く歓喜のフロンターレサポーターの姿を見て共に喜べたその瞬間、ピッチこそが自分が一番生きていると感じられる場所であること、この職業を生業にしていることの充実感、満足感、プライド、喜びを猛烈に感じることができました。
これは17年間のサッカー人生で未だかつて経験したことのないものでした。
もちろん怪我をしないことに越したことはないと今でも思います。
ただ、その時期怪我に苦しんだり、悩んだり、不安になりながらも、もがき歩みを止めずに前に進んで乗り越えた時に得られるもの、見える景色はその期間を乗り越えた者にしかわからないとても価値のあるものだと思いました。
またチームとしてはリーグ3連覇、カップ戦のタイトルを目指したシーズンでした。
結果的にはリーグは4位、ACLは予選敗退、天皇杯も敗退とみなさんの期待に応えられたシーズンとは言い難いかもしれませんが、クラブ史上初めてのカップ戦タイトルをルヴァン杯で獲ることができました。
2017シーズンに初めてタイトルを獲り、2018シーズンにリーグ連覇をしたことで毎年タイトルを獲りたいという想いが強くなり、それを日常にするために日々のトレーニングの質を高くしていく。その積み重ねでフロンターレはより強くなっていく、その考え・思いは今でも変わりません。
ただ、それと同時に勝ち続けることはやはり簡単ではないと痛感するシーズンでもありました。
他のチームからの対策は更に厳しくなり、過密日程、怪我人の影響により毎試合メンバーが変わる中で勝ち続けることは容易ではありませんでした。
ただその苦しい戦いの中「カップ戦では勝てない」と言われてきたフロンターレがルヴァン杯を獲ったことはクラブとして大きな一歩、財産になったと思います。
このカップ戦を獲った経験と今シーズン出場機会を得て成長し続けた選手たちの経験値、チーム・個人で感じた悔しさは来シーズン必ず繋げなければならない部分だと思います。
サポーターのみなさんの熱い後押しは常に感じていますが、中でもルヴァン杯のタイトル獲得は最後まで諦めずに共に戦ってくれたみんなの力がなければなし得なかったと思います。
本当にありがとうございました。
また今シーズン限りでフロンターレを去る選手がいます。ショータ、あべちゃんはフロンターレをここまでのクラブにしてくれた選手たちと言っても過言ではありません。どんな時でも前向きな声をかけ続けてくれたショータ、常にチームが勝つために周りに声をかけ続け、プレーで見本を見せ続けてくれたあべちゃん。2人は本当に本当に頼りになる選手たちでした。2人の存在なしではタイトル獲得は無かったと思います。
本当に感謝しかありません。
毎年のことですが、この時期はとても嫌な季節です。今でも2人がいなくなるのは信じられないですし、正直とても、とても寂しいですが2人にはそれぞれの道で成功してほしいと心から願っています。
本音の本音を言うと復帰するまでの過程と復帰した時に一緒にプレーできないのは本当に寂しいですが…。
苦しいシーズンではありましたが、実りもあったシーズンだったと思います。
タイトルが獲りたくても獲りたくても獲れないシーズンがとてつもなく長く続いたことを考えれば、毎年ひとつずつタイトルが獲れている今の状況は隔世の感がありますが、それは勝てなかった時期の経験を無駄にせず、ひとつづつ積み上げてきたことでもたらされたものであることは間違いないと思います。ただ、今のJリーグを取り巻く流れは速くそれにプラスαしなければ勝つことのできないリーグになってきていることもまた間違いないと思うので、今シーズンの経験・悔しさを繋げて来シーズン共に戦う新たなスタッフ、選手たちと目標に向かって頑張りたいと思います。