メンバーカラー黄色🌼静岡県出身!
めせもあ。リーダー 白服です(・∀・)



恐らくこれが

ファントムクエストについて触れる最後の記事になるかと思います。




今回は僕とにーちゃんについてです。




とか言いつつ自分語りが多いので


結構長くなってしまうかもしれません(クソ長いです)






ゼノに会いに行く その1

ゼノに会いにいく その0
https://lineblog.me/musumen/archives/8453393.html



にーちゃんが書いた素敵なブログも是非目を通してみてください。








MeseMoa.初のミュージカル『Cry for thr MOON』のときから



にーちゃんは歌がうまいのはもちろんだけど


初めてでこんなにお芝居もできるか…という印象でした。





2回目のミュージカル『Re:Trigger』では



お互い絡みの多い役にもなりました。










しかし



にーちゃんはとても頭の良い人なので




「感じるよりも考えてお芝居をする方が得意なのかな」



という風にも僕には見えていました。



逆に、よくそこまで考えてこれるなと言うくらい



めちゃくちゃ自分の演技プランを持っている人でもあります。









別に演技のプロでも何でもない僕に



こんなことを言われるのは癪だと思いますが




にーちゃんを見ていると




自分にも似たようなことがあったなと、いつも思うのです。











僕とにーちゃんは、多分属性が同じ人間なんだと思うんです。




にーちゃんの考え方とか笑いのツボとか




何となく自分と傾向が似ているような気がしています。







だからこそ




今回のミュージカルでにーちゃんの味わった苦しみも




何となくだけど分かる自分がいます。




実際に自分もそういう経験がありました。











もしかしたらダンスや歌もそうかも知れないけど




お芝居ってコレ!っていう正解がなくて。





にーちゃんが演じるゼノはにーちゃんにしかできなくて。



いくら僕がにーちゃんのゼノを上手く真似しても



それはにーちゃんがやるからいいゼノであって



たとえセリフが同じであったとしても



僕には僕のゼノが別であるんだと思います。







だからこそ



お芝居の感想は伝えられても



例えば僕が後輩にお芝居を教えてあげることはできなくて…



もちろんテクニック的なものって存在すると思うんだけど




"自分だったらこうする"


という想像力と



"自分の心を動かす"


というエネルギーこそが



演技力なんじゃないかなと、僕は思います。













僕は昔、芸能事務所の演技レッスンに通っていた時期がありました。




たぶん今の僕の…


ちっぽけな"役者魂"みたいなものを最初に磨いてくれたのは



当時の鬼講師でした。



「さっさと辞めちまえ」
「いい加減故郷に帰れ」



ここには書けないようなそれはそれは酷い言葉もたくさん言われました。



どうしてそんな言い方をするんだろう…と

理解に苦しむ場面もありました。




その講師のレッスンのドアを開ける手が震えるくらいには

軽くトラウマになっていましたw




でも




そこまで本気で自分たちを怒鳴りつけてくれる講師は、その人だけでした。


お芝居とは、なんなのか。


本当に自分たちを変えようとしてくれている講師は、一体誰なのか。




これだけ見たら洗脳されているように見えるかもしれませんがwww




綺麗事を一切言わない鬼講師の言葉を信じ、いつも食らいついていました。








しかし、何をやっても怒鳴られる。


何をどうすればいいのか分からない。


あれも違うこれも違う。


演技をするのが、怖い。










レッスンが終わった帰り道の夜。


人通りのない場所を一人で歩いていると、いつも涙が溢れていました。














いつかのレッスンの日。





とある簡単な状況説明だけを与えられた状態で


台本のない即興劇 "エチュード" をするという日でした。






『親が危篤だと連絡が入り、大慌てで駆け込んだ病室』





言われたのはそれだけでした。








「今日こそ自分は変わるんだ。」


毎回そう意気込んでは撃沈の繰り返し。






でも、もし本当にこの状況が来たら…





自分はどうする?




どんな顔をする?どんな事を言う?どんな息遣いをする?






わからない…





頭で考えれば考えるほど、分からなくなる。







でもやるしかない。






わからないけど、やってみる。







どうせ何をしても怒鳴られるんだ。








自分でも分からない自分になってしまえ!!!



…。









どんな芝居をしていたかは全く覚えていない。









「はい、カット」


鬼講師の演技終了の合図が出る。



今日はどんな罵詈雑言が飛び交うのか。



拳を強く握りしめる。







そして次に鬼講師から出た言葉は






「…皆さん、今のを見ていてよく分かったと思いますが。

 
 今のを "演技" と言うんです。


 心が動けば、体も自然と動きます。
 

 こういうのを見せてください。はい、次。」










拍子抜けしてしまった。


意味が分からなかった。


気付いたらもうその日のレッスンは終わっていた。













その日の帰り道、人通りのないところで僕は泣いた。


レッスンに通いだしてから、初めて流す嬉し涙だった。






後にも先にも、鬼講師から褒められたのはその1回だけだった。











今思えば、当時言われていたことがようやく理解できます。



自分は何にも分かってなかった。



「やる気だけは誰にも負けません!」




そう言って夢を追いかけて上京してくる大勢の若者達。




でも本当に自分の殻を破ろうとする勇気や覚悟を持った人は



実はほんの一握りしかいません。



少なくとも僕が通っていたレッスン生たちはそうでした。










でもにーちゃんは違います。



必死にあがいて藻掻いて



それでも毎日大量のダメ出し。



後輩たちの前で思わず泣いてしまって



きっと悔しいし惨めな思いもしたでしょう。



それでも逃げずに自分と向き合って…











にーちゃんの演技は本当に変わった。










僕はにーちゃんの事を全然理解してあげられてないかもしれないけど







ファントムクエストの幕が開いた日の公演で




とても印象的だった出来事があった。
















物語の核心に迫る回想シーン。





緊張感のある演技で張り詰めた空気の中



僕は上手、にーちゃんは下手の袖で待機。




照明も暗く、互いの姿を袖から確認することは出来ない。





きっかけの音楽が鳴るまで




僕は緊張に押し潰されそうになりながら




小道具のランタンを握りしめる。











そのとき












下手の暗闇から














小さな光が見えた。













にーちゃんが持っている小道具のランタンだった。







「ここにいるよ」






そんなサインを送るかのように






にーちゃんはランタンを持ち上げていた。














何故だかわからない。

その瞬間、僕は涙が出そうになった。














僕もにーちゃんに小道具のランタンが見えるように持ち上げる。









どちらからもその話を切り出したことはなかったけど








その日から








そのシーンの前には必ず







互いにランタンを小刻みに揺らして






姿は見えないけれど







「ここにいるよ」と






サインを送り合うようになっていた。
















MeseMoa.と浅井さんのミュージカルには


結構メタ的な要素があって






自分なりに苦労した過去やプライドを


僕は勝手ににーちゃんに重ね合わせたり




今までずっと苦楽を共にしてきた活動や信頼関係が


この舞台の世界や役を通じて一緒に乗っかる感覚が



めちゃくちゃエモくて







僕がフィーネで


にーちゃんがゼノで



本当に良かったなって、心の底から思った。



















いつもお世話になっている舞台の制作スタッフさんに





ちょっとした相談をしたことがあった。






「いろんな演技のお仕事をさせてもらって感じる事があって…


 自分よりも若くて演技も上手な子は山ほどいる。


 今の自分でこのレベルなんだとしたら


 自分には才能が無いと思ってしまう」






そんな役者みたいな悩み(笑)に、真剣に答えてくれた。






「いくら若くて演技が上手でも、そこには興味がない。


 大事なのはその人に何があったか。


 例えば…極端な話だけど、不祥事を起こして謹慎して

 
 それでも復帰して演技をする人がいる。


 そういう人の演技は面白いんだよねぇ」











そんな事考えたこともなかった。



決して不祥事を起こす気はないけどw







でも昔、結局僕は挫折をして演技を辞めて



いまアイドルという盾みたいな肩書で


役者みたいなことをしてる後ろめたさもあって



でも絶対に「所詮はアイドルだから」という目で見られたくないという



よく分からない意地もあって



そういうのをひっくるめて今の自分があるんだなと思うと



ちょっと納得できた。












だから、もしまたにーちゃんとミュージカルをやれる機会があるなら



きっと彼はもっと面白い演技をするようになるんだろうな。






志半ばで活動を休止し、その後教師を辞めて復帰。


腰の不調でツアーを欠席した時期もあった。


今でも、たまに腰に不安を抱えているときはある。



それでも、前に進み続けているアイドルが面白くならないわけがない。






「白服さん、僕を中野サンプラザに連れて行ってください」





にーちゃんのその言葉で、僕はどんな事があっても頑張れた。






だから僕もにーちゃんに言いたい。



















「にーちゃん、一緒に武道館に行こうね」













DVD、良かったら買ってください。


アイドルの本気、見てください。








またね!(・∀・)ノシ