です。

今日は、

その1の続きだけど、

その0 というタイトルにしました。

なぜなら、今日のテーマは

M0

だからです。




ミュージカルでは、

作中に出てくる歌物のことを

通称 "M(またはMナンバー)"と呼び、

ストーリー順に通し番号をつけて呼びます。

今回のミュージカルは、

自分のセリフ、そして歌から物語がスタートします。

これは本当に光栄なことでした。

当然のように、

一番最初に登場する歌物のシーンなので、

本来あの歌は、"M1"と表現されるべきです。

でもあれ、実は"M0"と呼ばれているんです。

今日は、僕が務めさせてもらった、M0にまつわる話を書きたいと思います。





僕は、ぷんちゃんにこの感覚を教わったと思っているんですが、

アイドルをしていると、

歌い出しを任されるって、

すごく意味があって、嬉しいことなんですよね。

ぷんちゃんがRENBOのとき、

"自分が歌い出しだ!"っていうのを

すごく喜んでいたことを覚えていて。

そのときはなんでかわかりませんでした。

けど、そういうものなんだ。と思っていました。

し、そう思うようになりました。

だから今回、ミュージカルでそれが自分だと知った時、

よっしゃ!と。

素直に嬉しく思っていましたが、

その本当の意味を、難しさをわかってはいませんでした。





昨日のブログで綴った日の、1日前。

M0の抜き稽古がありました。

どんなふうに歌っても、

演出チームを納得させることはできませんでした。

アドバイスはたくさんもらったけれども、

どうしたらいいのか、わかりませんでした。

何度も何度もM0を歌いました。







そんなとき、M0の意味を教えてもらいました。



M0は、この物語を見終えた後で、

お客さんがもう一度M0にふれたとき、

はっとさせられるものでなくてはならない。



「任された役者さん頑張るんだよね」

と、歌唱指導の先生は笑顔で話してくださいました。

そんなすごいことを任せてもらっているのに、

自分はなんにも理解できていなかったこと、

また頑張り方がわからないことに、

焦りと悔しさを募らせていました。



もう一度歌い、

でもなにも手応えはなくて。

しかし、演出チームからは

「ちょっと片鱗が見えた」というコメント。

次同じような深みを出せる自信もないし、

演出チームの言葉が、信じられなくなってしまって、

『期待に応えられなかったのかな。』

と感じてしまっていました。






そこで稽古は終了。

不安が残るまま、小休憩になりました。

とぼとぼ自分の座席に戻ろうとした時、

ぷんちゃんが話しかけてくれました。





「今の歌めっちゃよかったよ。全然違った。」





その言葉を聞いて、

俺はめちゃめちゃ泣きました。

なんだったんだろうな〜あれ。

気付いたら白服さんも来てくれて、

リーダー勢に挟まれて泣きました。



演出チームが信じられなかったとかじゃないんです。

ただ、ぷんちゃんの言葉は、

自分にすっと入ってきて。

長年培われた関係だからなのかな。わかんないけど、

素直に受け入れることができたんですよね。

このままがんばっていけばいいんだって。






「ごめんそんなつもりじゃなかってん💦」

と言いながら、ぷんちゃんは自分に付き合ってくれました。



ぷんちゃんが言うならきっとそうなんだ。

ぷんちゃんが応援してくれてるからがんばろー。

自分の自信だけでステージに立てるようになるまでに、

本当にたくさんの人の力をお借りしました。

その1つのエピソードとしてお話ししたかった、

M0の話でした。





もう2人、お話ししたい人がいるので、

その2につづきます。