こんばんは。野崎弁当です。


音楽は世界な話

音楽は世界な話(2)~『勝訴ストリップ』~

音楽は世界な話(3)~『インソムニア』~



↑今回の記事は上記の記事の続きとなります。今回で完結です。





中学生時代に椎名林檎さんの『勝訴ストリップ』、鬼束ちひろさんの『インソムニア』に出会った僕は、アルバムCDというものの良さに惹かれた状態でした。


そして高校に進学し、教室の隅で細々と生きていた僕にまた一つの出会いが訪れます。


それが、19さんのアルバム『up to you』です。



『あの紙ヒコーキ くもり空わって』などの楽曲で有名だった19さん。当然知ってはいましたが、シングル楽曲以外の曲を聴くのは初めてでした。

友達に貸してもらったアルバムを再生し、僕は今でも大好きな様々な楽曲と出会いました。





例えば

『太陽は僕らを照らしてた』




僕は基本的に幸せでハッピーな歌が好きなのですが、

実は「疾走感があって明るい曲調だけれど、歌詞をよく噛み砕くと寂しさや悲しさを感じる曲」も結構好きだったりします。

その自分の嗜好を強く意識したのは、この曲がきっかけだったような気がします。


この曲の歌詞、「君が笑うのが好きだった」は、僕の個人情報をまとめたブログ『野崎弁当を構成するもの』のURLにしています。

https://ameblo.jp/kimigawaraunogasukidatta/entry-11582641948.html






その他にも、『corona』『雲レ日』『みんなのうた』など好きな曲だらけのアルバムなのですが、僕にとって衝撃的な出会いとなった楽曲がこのアルバムには収録されています。




それが




『毎週火曜日』



という楽曲です。


この楽曲に出会った時、僕は椎名林檎さんの『ストイシズム』を聴いた時の感情と同じ感覚に襲われました。

シングル曲では有り得ない構成の楽曲。そして、僕が知っている19さんのイメージとは大きく離れた楽曲。だが、それは確かに19さんが創った、紛れもない音楽であるのだという強い主張が、音の波となって僕の耳に飛び込んできました。


どんな楽曲かは皆さんに実際に聴いてもらって感じてほしいのですが、例えばwikipediaには、

"歌詞は意図的に聞き取りづらくされているものと思われる。敬吾曰く「この曲では、仕事、対人関係など日常の葛藤を吐き出しています。その叫びをメロディに載せただけで、あまりきちんと聴かせたくないから聴きづらくなってます。この曲で一番言いたいことはサビ部分の『手を上へ 胸に愛を…』というフレーズなので、そこだけ、忘れないでほしい。」"

と記載してあります。



記載の通り、この楽曲は全体的に非常に歌詞が聴き取りづらくなっており、その代わり「手を上へ 胸に愛を」というフレーズのみが繰り返し繰り返しはっきりと聴きとれ、印象に残る楽曲です。



僕はこの楽曲を聴いた時、再び音楽の自由さという物に触れたような気がします。

それは、音楽の楽しさの一つ。





作詞者、作曲者、そしてそれを歌う人。それぞれがどのような思いで楽曲を作ったかは、聴き手にとっては想像するしかありません。だけど一つ確かなのは、たとえその意図がわからなくても、その音楽は自分にとって大切なものを与えてくれる、気づかせてくれる存在になり得るということ。

僕は中高生時代に様々なアルバム曲と出会った事で、型にはまらない自由が持つ魅力や、何かを知らず知らずのうちに型にはめている愚かさに、気づけたような気がします。




椎名林檎さんの『ストイシズム』によって音楽の自由さを知り、

鬼束ちひろさんの『We can go』によって新しい側面を見つけることの楽しさに気づき、

19さんの『毎週火曜日』によってそれらが裏打ちされた、



そんな中高生時代でした。





音楽については詳しくないし、深く学ぼうとしたことも無いけれど、

僕は間違いなく、自分の身の回りにあった音楽を楽しんでいたんだなと、

そんなことを思い出したのでした。