兄です。

先日上海に行ってまいりまして、

今日はそこで感じたことを

ブログに書きたいと思います。

まずなんというか、

すごいステージでしたね。

無茶苦茶でかい。

自分たちもあとあと、

客席側から演目を少し見せていただいたんですが

こんなステージに自分たちが立っていたんだって

驚き桃の木山椒の木。

文字通り客観的に見れば

ただただその迫力に圧倒されてしまうばかりでした。

んで、

今日書きたいのは

そこでみたステージの感想じゃなくて、

むしろ、ステージ袖で見ていたもののことなんです。

宮崎歩さんという方が、

アニメ　デジモンの挿入歌

「brave heart」

と

先日亡くなられた和田光司さんの

「Butter - Fly」

を披露されていたんですが、

ぷんちゃんすごいデジモン好きじゃないですか。

自分たちの出番後に

前奏が流れた瞬間

ステージ袖に走って行ったんですね。

ぼくたちもあとで袖に行ってみると、

好きな人を見つめる乙女みたいに手を組んで

微動だにせずに演目を見ているぷんちゃんがそこにいました。

大好きな曲を生で見れる。

今回の上海でのイベントは、

中国をはじめ、

海外の方にとってはまさにそんなイベントだったと思います。

その感動を、ぷんちゃんも噛み締めているようでした。

１曲目のbrave heartが終わり、

「俺、ここで和田さんの曲が来たら死んじゃう。」

そうせっせとフラグを立てるぷんちゃん。

披露されるそのときまで、ぼくたちも演目まではわかっていませんでした。

ステージ上で、宮崎さんが、

「僕がこの歌を歌うのも…」

みたいなことをおっしゃっていたその冒頭で

両手を抑える気まぐれﾌﾟﾘﾝｽ

その隣で息を飲む兄

テンションが上がる二番煎じ

「わｄ…」

（和田光司さんの曲を…の“わｄ”）

で崩れ落ちる気まぐれﾌﾟﾘﾝｽ。（早

しっとりと

バラードテイストになったそれを歌い始める宮崎さんを見ながら

「しかもよりによって最終回バージョンやん…」

と

突然のウンチクを披露。

以降

ぷんちゃんの目から

演目中涙が止まることはありませんでした。

それを見て、ぼくももらっちゃって。

ぼくも知っている曲だったので、

言葉は悪いかもしれませんが

デジモンが紡いだ奇跡の演目に

感無量でした。

アニメを見ていた当時に

急に引き戻されたような。

今までそんな言い回しは聞いたことがあったけど

体験したことがなくて。

知識でしか知らないそんな感覚に

初めて浸ることができたあの瞬間。

鳥肌が立ち続けて

曲中痺れっぱなしでした。

でもね

もらっちゃうのはそれだけが原因じゃなかったんです。

ぷんちゃんに感動しちゃったんですよね。

よかったねって。

そう思ったんです。

なんでこんなに感動するのかな。

そう考えたときに、

音楽の力を再認識しました。

あー。

音楽にはこんなにパワーがあったのかって。

ぼくも、

こういう音楽に携わりたい。

誰もが知っている音楽に携わりたい。

よくよく考えたら、

むすめん。でいることに一杯一杯すぎて、

にーちゃんとしての

個人的な

具体的な目標なんて

考えたこともありませんでした。

でもそれが、

今回はっきりしました。

“誰もが知っている音楽に携わる”

なんて

めちゃめちゃ不明瞭なフレーズでしょ？

でも、

それがぼくにはぴったりで、

的確なフレーズなんです。

いつか自分が披露する演目を見て、

あの時あの場所で

ぼくやぷんちゃんが感じたあの感覚を

たくさんの人に持ってもらえるようになりたい。

そんな歌を歌いたい。

これがぼくの今後の目標です。

この曖昧なスローガンを

ぼくは胸を張って掲げたいと思います。

今回の上海でも

本当に素敵な経験をさせていただくことができました。

それだけに、お別れが寂しすぎて。

お世話になった現地スタッフの方と別れる時、

またこの方たちにお会いできるように

またこの場所に帰ってこれるように

今日からまた頑張ろう。

そんなことを考えていました。

明日明後日の山口鳥取も

そんな気持ちで頑張りたいと思います！

待っててね！！！